世界観紹介
こちらも随時更新。
追記 11/1 18:20 国名が旧プロットのままだったので修正
◇◇◇ 国家紹介 ◇◇◇
ヤマトノ国:
夏向が召喚された国。大昔に召喚された勇者・初月翔によって纏め上げられた対魔王連合によって造られた国であり、勇者の影響から、日本の面影が非常に強く残る国である。
地名や人名の多くも日本風である。だが建国以前からの貴族家や、国外からの流民、また異種族人などはカタカナの名前や家名が含まれていたりするので、統一されている訳ではない。
藤原氏の「藤」の字が日本で多く使われたように、初月の「月」の字が初代勇者を信仰する多くの人の名に使われている。
世界的中立国であり、獣人の国ガルハルト、エルフの国マギナリーフ、翼人の国セイントエア、魔族の国メリネアとも友好を結んでいる。
全ての種族が平等に暮らすことを法で定めており、国内での奴隷売買は禁じているが、他国からの奴隷の持ち込み、また奴隷の存在自体は否定していない。
そのため、国外で奴隷契約をして再び連れ込む「脱法奴隷」が問題視されている。
王都は『上月』。夏向が召喚されたヤマトノ国の首都であり、最も人口も多い。位置的にも経済的にも国の中心となっている大都市である。
王都から東西南北四方にそれぞれ大きな都市が存在しており、それらが王都コウヅキを含めて『ヤママト五大都市』と呼ばれている。
東の都市『瑞穂』は豊かな自然が広がる平和で穏やかな地域。最東部のエルフの国との国境付近には大きな湖があり、そこから流れる川が水の恵みを与えている。広大な土地を活かした農業が盛んで、一部海岸地域では漁業も行われている。
西の都市『堺』は、人族の国ヤマトノ国と並んで最大級の規模と人口を抱える獣人の国・ガルハルトとの国境を有する貿易都市である。国内外から多くの商人が集まり賑わうこの町は、首都コウヅキと並んで国内最大級の都市である。
南の都市『霧島』は一年を通して温暖な気候が特徴で過ごしやすく、遠浅のコバルトブルーの海が魅力的。国内最大のリゾート地として開発されており、人族に限らず多くの観光客が国内外から集まる。
北の都市『八雲』は険しい山脈が連なり、冬季には雪も降り積もる。強力な魔獣も生息することから未開の地が多いものの、強さを求めるハンターや冒険者が多く集い、冒険者の街として北部地区最大の賑わいをみせる。
◇◇◇ 魔法・魔術について ◇◇◇
魔法に関しては、
火・水・風・土の『基本属性魔法』、光・闇・治癒の『特殊属性魔法』、そして『無属性魔法』が存在する。
属性魔法には個人にそれぞれ適性があり、適性の無い魔法は唱えても発動しない。
無属性魔法は身体強化などといった戦闘用の魔法以外にも、清掃などといった非戦闘用魔法(一般に"生活魔法"と呼ばれる)も存在する。無属性魔法にはこれといって適正は無く、得意不得意はあるものの、MPさえあれば誰にでも使用できると言われている。
魔術は上記の基本属性魔法と特殊属性魔法の上位に存在する『上位属性魔術』と、基本的に唯一無二の『術者限定魔術』が存在している。
基本的には『魔術>魔法』と思ってくれればいい。
『上位属性魔術』は各属性の魔法の一分野を特化させたエキスパート的なものが多く、『術者限定魔術』は独自性の塊のため詳細が知られていない場合が多い。
魔法・魔術の威力は、スキルのレベル、MP量、術式の階級などで決まる。
(例)
《下位属性魔法》 → 《上位属性魔術》
火 → 煉獄、爆破
水 → 氷雪、毒
風 → 霧、雷
土 → 砂塵、鉄鋼
光 → 陽光、聖
闇 → 呪印、影
治 癒 → 再生、解呪
《無属性魔法》
身体強化、魔道防壁、清掃、洗浄、通話 etc
《術者限定魔術》
カエデ・ワタツキ → 召喚魔術
メリィ → 空間魔術
◇◇◇ 職業について ◇◇◇
人族は誰もが『職業』と呼ばれる適性を持っている。
10歳の成人の儀の際に、「鑑定珠」と呼ばれる神器によって潜在能力を鑑定し、それによって最初の職業が設定される。
10歳未満の子供は総じて「村人」か「町人」に固定されている。(双方にこれといった差は無い)
例えば、剣スキルに適性があれば「剣士」「戦士」「武士」などに分類され、適性さえあればその後は冒険者ギルドにお金を払えば自由に変更できる。
職業は装備できる武器、習得・使用できるスキル、能力値やスキルの練度上昇補正に影響する。
例えば、職業「剣士」ならば、装備できる武器は片手剣、短剣、大剣、刀、双剣などが装備できる。逆に、斧や弓などは持ち運ぶ程度なら可能だが、それを装備しようとすると弾かれてしまう。
同様に、スキル「居合」「鎌鼬」「斬鉄」などのスキルを習得できるし、練度の上がり方にも補正がかかるが、斧スキル「破岩」や弓スキル「狙撃」などは習得できない。
◇◇◇ 魔物について ◇◇◇
魔物とは、『人間と意思疎通が出来ないもの』『人間を捕食対象としているもの』『容姿が著しく人間とかけ離れているもの』のいずれかを含む種族を指すと、冒険者ギルド及び魔物研究学会によって定義されている。
概ねこの通りだが、人類を含むありとあらゆる生物を捕食対象にしている上級吸血鬼が、人類の一つである魔族の一種として数えられている。
また、上記の全てに当てはまらないものの、豚人族などの種族は魔物に区分されている。
裏背景として、上級吸血鬼は人族の血を吸うとはいえ、高度な理性と文明を持つ崇高な種族で、そもそも無暗矢鱈と人を襲うような者達ではない為、人族に含めて問題ないという理由がある。(その下位種の下級吸血鬼は魔物である。)
豚人族は人を捕って殺したり捕食したりはしないものの、知性が低くて醜く、繁殖の為に他人族を襲う彼らは魔物とされている。
要は人族にとって迷惑じゃなければいいのである。
魔物には冒険者ギルドが定めた『危険度』というランク付けがされており、これによっておおまかな強さが判断出来るようになっており、無謀な力量差の戦いで命を落とすことを防いでいる。
F → 危険性は無い。 夢羊
E → 百姓でも倒せる。 草鼠、夜蝙蝠
D → 駆け出し冒険者のお相手 子鬼、豚人、森狼
C → 一般冒険者の収入源 炎蜥蜴、岩石兵
B → ベテラン冒険者の狩猟対象 下級悪魔、亜飛龍
A → 一流冒険者、国軍が動くレベル 赤龍、覇蟷螂
S → 国が傾くレベルの魔物 九尾の狐、大地龍
SS → 神話レベルの災害 空鯨、不死鳥、神狼