第4話 大事…だよな??
遅くなりました!
やっとの思いで更新出来ました…!
『そうじゃ、特異能力じゃ』
『特異能力ってなんですか』
もしかしたら、俺にもあるかな?
けど、ギルドカードのスキル欄になにか書いてなかったけど
それのことかな?
『なんじゃお主、特異能力を知らんのか』
国王もギルドマスターも、何も言ってなかったしな
この婆さん曰く、特異能力とは
個人個人によって、発現条件や発動条件が異なり
扱える者とそうでない者にわかれるらしい
まぁ、ユニークって言うくらいだしな
能力も様々で、婆さんのような常時発動型や
任意発動型のように沢山あるらしい
『と、まぁこんなもんじゃな。で、これ買うのか、買わないのか、どっちなんだい』
『あ、袋は買います。特異能力ってどこで調べれますか?』
『それじゃ金貨8枚だよ。そうだねぇ…この辺だと魔法研究所かね』
『わかりました…って袋高っ!?』
『当たり前さね、それはかの有名な魔法技師アーノルド・B・ルフインの作品さね』
誰だ?そいつ、言い方的にかなり有名なんだろうな
『あのー…その方は、一体…』
『なんじゃお主、あの天才魔法技師も知らんのか』
『無知なもので…』
『そうかい、アーノルド技師はだね、わずか10歳で国家資格である、1級魔法技師検定を合格したのさ、それも満点でね』
天性の才能ってやつか…
『その数年後、魔法の袋を発明、普及しその功績が国王に認められアーノルド王国唯一の、特級魔法技師となったんじゃよ』
魔法の袋の作成技術は、他の魔法技師にも知らされ
大量に生産されたが、その多くは汎用型で
収納量が、限られていて多くはしまえない
だが、アーノルド氏作成の魔法の袋は特殊型らしく
使用者の保有魔力量によって、収納量が変わる
どうやら、この店はアーノルド氏の品ばかり卸しているようだ
よく見ると、店中のほとんどの品、件の魔法の袋にも
到底マネのできない幾何学模様のエンブレムが刻まれている
さすがに、金貨8枚は高いな…
『あのー、その汎用型の方の袋はないんですか?』
『うちには、置いとらんよ。ここんとこ魔法の袋卸すのも大変なんじゃよ』
なんでも、アーノルド氏作成の魔法の袋の方は
作成するのに、比較的弱い魔物の部位が使われてるらしいのだが
その魔物、シーパーという半分、人、半分、羊の領域は
さほど危険がないため、初心者向けの狩場となっていたのだが
そこにどうやら、初心者には到底無理な強力な魔物である
原竜種リザードが住み着いてしまい、素材が入手困難となっているようだ
実際、初心者冒険者(まぁ俺もだが)にも被害が出てるらしい
『お主、まだ狩りに出たことないじゃろ。魔力が強いからと決してドレーク草原に行ってはならんぞ』
俺だって、まだ死にたくはないからな。行く気はない
『お婆さん、ありがとうございます』
怪しさの漂う魔道具店を後にした
『さぁ、これからどうするか…支度金もあと僅かになっちゃったしな…』
そういえば、婆さんが魔法研究所で特異能力の有無、詳細を調べられるって言ってたな…
『よし、そこ行ってみっかな』
今回こそ、冒険に出ようと思ったら
思ったよりgdgdとした展開に…
非常に申し訳ないです
次回こそ冒険へ!!!