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街へ向かって歩く僕

 僕はモンシロ町へ向かう通りを歩いています。

一人旅は、やっぱり楽しいです。

誰かと一緒に旅をするのも悪くはないのですが、基本的には一人のほうが落ち着くのです。


ふと前方に目をやると、動物たちが歩いていました。

白いうさぎと、茶色の犬のようです。うさぎは女の子、犬は男の子でしょうか。


「ミミィ、お腹すいた。なにか食べよう」

「うん、でもこのあたりって、前にも通らなかった?」

「えっ、通ったっけ? でも前は夜だったから気づかなかったのかも」

「……夜って、ケンタが道間違えて変な森に入ったときの?」

「ちょ、やめてよその話! あれは偶然だってば」

「ふふ。まぁ、今回はちゃんと道あってるし、よしとしようか」


こんなふうに、楽しそうに話している二匹を見ていると、付き合っているのかもしれないと思ってしまいます。


――あ、今、僕と目が合った気がしました。

……すれ違いましたが、特に話すことはありませんでした。


モンシロ町までは、もう少しだったはずです。

この街にはデパートがあり、美味しいシュークリームのお店もあります。

本当に、素敵な街なのです。


「ミミィ、シュークリームの店ってあの角曲がったとこだよね?」

「うん、でも今日はあそこのカフェにも行ってみたいな」

「カフェ? あのテラスのとこ?」

「そう。あそこ、ワッフルが美味しいらしいの」

「じゃあ、シュークリームはあとにして、先にワッフルね!」


二匹の会話がどんどん遠ざかっていきます。

僕はそれをぼんやりと眺めながら、ふと自分のお腹が鳴ったことに気づきました。


――あ、モンシロ町が見えてきました。


どこか美味しいレストランにでも入ってみましょうか。

僕はお腹を鳴らしながら、街の中を歩き始めました。

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