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真っ暗だから

作者: 朝焼 悠

夜の道は

真っ暗で

なにも見えないぶん

音や香りが

強く迫ってくる


例えば

風に揺れる木々の葉音だったり

熟れた果実の香りだったり


家々から漏れる

笑い合う声だったり

夕食の香りだったり


そしてなにより

頭上に輝く

星空だったり


そうだった

これ

好きだったんだ


なぜか

このタイミングで

思い出す


ただそれだけの話


風の冷たい手で

頬を撫でて去っていく

忘れていた

季節を知らせていくように


思わず歩みから

自陣の運動不足を痛感したり

これ

忘れたままでも

良かったような


あまりに暗い道に入ると

情けなくも

不安になったり


夜の道は

真っ暗で

何も見えないぶん

音や香りが

強く迫ってくる


色々

思い出す

思い出させる

良くも悪くも

忘れていたことを

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― 新着の感想 ―
格好いいよ!!
暗い夜道を歩いていると、家々の明かりが幸せな営みを表しているようでノスタルジーな気分になります。 5感が研ぎ澄まされて、不安や恐れを感じたり、月や星々の美しさに切なくなったりもします。 そんな時、これ…
2024/11/25 19:40 退会済み
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