第1話 「そ、う、、か」
初めての恋愛系なのでうまくできているかは分かりませんが、
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高1の春が過ぎ、高2の初夏
男は一人、授業中にボーっとしていた。
僕の名前は碓氷 涼、高校2年生で陰キャだ。
そして、幼馴染の北山 安奈と付き合っている。
ある日、安奈はアイドルにスカウトされた。安奈がおかしくなっていったのは、その日からだ、、、
安奈は陰口、パシリなどのイジメをし始め、周りからの評価は地に落ちたかと思われた。
けれど、みんなが安奈と同じようにイジメをするので、イジメられる側の人間にしか嫌われなかった。
そんなだけど、僕は安奈が大好きだ！
そんなことを考えていると、ちょうど安奈からラインが来た。
『放課後、○○公園に来て話があるから』
『分かった』
何の話かな～？と思いながら授業を受けた。
不吉なことに、授業中に定規が壊れてしまったことは考えないようにしよう。
♢放課後♢
明日から休日だからデートでも行こうかな～と考えながら○○公園に行くと、安奈と誰かが先に待っていた。
「待たせてごめん、それで話とは？その人誰？」
「私が呼んでんだからさっさと来いよ！」
「えっ」
「お前と私って釣り合わないじゃん？だから隆平と付き合うことにしたの」
「そ、う、、か」
「じゃっバイバイｗ」
「さようならｗ」
『釣り合わない』
自分でもそんな気はしていた。
幼馴染なだけで僕と安奈が付き合える要素はそもそもなかったのだ。
僕はすぐに家に帰って泣いた。
こんなに泣いたのは、久しぶりな気がする、、、
「涼？リビングに来い」
「、、、分かった」
なんでかは知らないけど、お父さんに呼ばれた。
いつもは忙しくて居ないのに、お父さん居るんだ
今日は居て欲しくなかったのに、、、
「私はお前に謝らなければいけないことがある」
「どういうこと？」
「実は明々後日からお前の学校に転校生が来るのだが、その人、清水 玲奈はお前の許嫁なんだ」
「、、、へ？」
「すまんが、お前は玲奈さんと明日から二人で暮らすことになる」
「、、、」
「だから今のうちに荷物をまとめろ」
「、、、いや意味が分かんないよ！許嫁って、いつの時代の話？好きな人と結婚できないなんて嫌だよ！」
「決定事項だ！異論は求めん！」
「なんでだよ！僕の意思は関係無いのかよ！」
もういいや、僕は振られたんだ。僕にはもう何も無い。空っぽだ。もう、なるようになれだ。
「はいはい、分かったよ
準備しておく」
僕はこれからどうなるんだろう？
今回は文字数が少なめなので、次話から多めにします。
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