片2。
もしかしたら
僕は君の描いてた世界から
創造されて
飛び出て来たのかもしれない
幾創世期のかなた
宇宙が二次元から飛び出た彼方
生まれた三次元に光る星粒たちが
僕らを構成する光の物質へと導いた
君の想いは遥か彼方の無の奥底に眠っていた
君が目を開けた時
宇宙は開闢したのだろう
その時のわずかな歪は
僕の影を生み
光になった
そうやっていつか
儚い時間は夢の終わりのように崩壊を繰り返して
今という絶え間なく世界を生み出し続ける瞬間に巡り合えた時
僕らは出会ったのだろう
まるで目覚めたように
ひとかけらの想いは
夜に探し求めていたもうひつの魂
片割れ。