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縁結びの副神の微笑み17

 家族、特に夫シエルの命の恩人ネビー・ルーベルの祝言日がやってきて、急に夜勤になったヨンが我が家に来てくれた。

 父は今朝急に足が動かなくなったけどヨンがおぶってくれるという。

 フェリキタス神社は南三区最大の神社で挙式に人が沢山集まるから今日は特に縁起の良い場所。

 父は家族の命の恩人にお礼を言いたい、と遠慮がちにヨンに頼んだ。

 

「熱が出た同僚と勤務が交代になったんで一緒に行くかせめて挨拶をと思って来たら大旦那さんの役に立ててとても嬉しいです」

「本当にありがとうヨン」

「大旦那さん。まだまだ恩返ししたいし今までみたいにこれからもあれこれ相談したいので長生きして下さい。なので今日は縁起を沢山もらわないと」


 私達は雑談しながらフェリキタス神社へ向かった。

 遠いのに力持ちのヨンはシエルやハンが交代すると言っても「力自慢なので平気です」とニコニコしてくれている。

 そうして神社へ到着すると人が沢山集まっていて、参進の儀はもう始まっていて後方の親族の背中しか見えなかった。


「人が多いですね。出店の準備も多い。前から知っていたら我が家も出店したのに。華添え出店や宴席に加わりたかったです」

「かめ屋近くの出店可能そうなところもいっぱいと言われてしまいましたからね」


 看板に貼り紙がされているので確認。

 新郎は卿家ルーベル家次男ネビー・ルーベル。新婦は豪家ムーシクス家次女ウィオラ・ムーシクス。


(ウィオラってどこかで聞いたような……)


 どこだっけ。思い出せない。文学に出てくるから変わった名前ではないけど友人知人や商売相手や常連客にはいない。


「ヨンはルーベルさんの妻になる方には会ったことあるか?」

「大旦那さん。仕事でたまにお世話になるだけで親しくないからないです。噂で奉巫女(ほうみこ)さんだと聞きました」

「それはまた凄いな」


 神社で働く奉巫女(ほうみこ)は望んでも決してなれない選ばれて望まれて就く地位だ。


奉巫女(ほうみこ)さんってことは海辺街や農村地区……。ああ、農村地区で知り合って……。新婦さんの仕事はどうされるのでしょう」


 私は看板を読むシエルに話しかけた。


「遠距離交際していたんですかね。テオさんが赤鹿や馬だと近いみたいに言っているから新居を農村地区寄りにしてお互い馬通勤? そのくらいなら奉巫女(ほうみこ)さんの為に農林水省が手配する気がします」

「このウィオラさんもルーベルさんに助けられた方かもしれないですね」

「ええ」


 張り紙には神社内で行われる催し物についても書いてある。

 無料でお餅の振る舞いとお酒売り。野点。浜焼き売り。彩屋という出店では無料の玩具作り。

 芸披露会場と食事用の長椅子領域。それから舞台で新郎新婦が桜茶かお酒の振る舞い。

 地元で有名な役者や火消しや兵官の挙式や手広く商売をしているとこういう小祭りになる。

 私とシエルの時も友人知人関係者に華添え宴会をしてもらえた。多くの人に祝われることで祝言に縁起をつけて、参加者は縁起をもらい、商売で儲けたりツテコネ強化や便乗遊びってこと。あれこれ楽しそう。


「場所取りが必要でしたね。人が多くて儀式は見られなそうです。新郎新婦の振る舞いに参加したら会えるからあの列に並ぶと良さそうです」

「そうしましょうか」


 列に並ぼうとしたら男性に「すみません」と話しかけられた。


(……えっ。デオンさん)


 私はイルと呼び続けてネビーという本名をしばらく忘れていた期間があるけどデオンは人生で最も怖かったから顔も名前も鮮烈に覚えている。

 恐怖と失恋の打撃と一度しか行っていないので剣術道場の場所はあまり覚えていない。トト川方面だった記憶はある。


(あっ。イルさんの妹さん達はトト川で洗濯だった。確かそうだ)


 私はイルがした話はそれなりに覚えている。忘れてしまったことも沢山あるけど。

 デオンは年老いたけどまだまだ元気そうで一目で彼だと分かった。

 彼はヨンとシエルと父しか見ていない。地区兵官育成者だからネビー・ルーベルとも知り合い?

 そうなの?

 ネビーという弟子が二人いた?

 ネビーとルーベルと呼び分けたりしているのだろうか。弟子を二人とも地区本部所属者にするとは凄いけど他にも凄い弟子はいるだろう。


「そちらの方はお怪我ですか?」

「いえ自分の父で新郎は我が家の恩人なので新郎にお礼を言いたい歩けない父を彼が連れてきてくれました。彼は新郎の後輩です」

「それならお父上だけになるけど前へどうぞ。私は新郎の剣術の師匠で特別席を用意してもらっています。弟子を立たせるか何かします」


 親切な弟子の師匠は親切ってこと。デオンが父の顔を覚えていないのか分からない。

 一度会っただけだし父はかなり老けたし病気のせいかまぶたが重たくなって目も濁ってしまっている。

 舞台前の人が並んでいる前方に長椅子やゴザの特別席があった。右側前方には傘付きの特別席中の特別席みたいな場所があるけどそこは空席。

 デオンが案内係に事情を説明したらゴザが増えて私達家族は端の方、本来の領域からはみ出るように座らせてくれた。

 その近くの長椅子の端とゴザと試して父は私達と一緒にゴザの上になった。足を投げだして背中を支えられたらなんとか平気だったので。


「舞台の上に楽器がありますし人も待機しています。不在の方もいますけど」

「何か見られるようですね」

「演奏ならお父さんも聴けるから来られて良かったです」


 ヨンが居なかったらシエルとハンが運んでくれただろうけど体力が違う。私達は再度ヨンに感謝した。

 特別中の特別席は親族席だった。舞台上に人が勢揃いして誰も挨拶をしないまま音楽が開始。瞬間、鳥肌が立った。


(万年桜の万年桜。このような演奏は数年前の遊霞(ゆうがすみ)さん以来……)


 嘘まみれの謎芸妓遊霞(ゆうがすみ)か。シエルと唯一の大喧嘩の原因の一人。

 彼女の演奏は琴門教室の師匠よりも素晴らしくて衝撃だった。

 古典文学万年桜は読破済み。読んでいない元女学生は居ないと思う。

 シエルと陽舞伎(よぶき)を何度も観たし春に音楽会へ行くと必ず聴ける。この曲は難曲で私は簡易版しか弾けない。

 陽舞伎(よぶき)の演奏はそれよりも少し難しい版。音楽会で聴けるのも正楽譜ではなかったりするけどこれは正楽譜だ。

 万年桜の曲なら春に弾くのは桜吹雪(おうふぶき)の方が自信があるし花見の定番曲でもある。万年桜という曲は簡易版にしたらイマイチだし難易度をあげると素敵な曲だけど演奏が難しい。


(綺麗……。ひらひらと桜の花びらが舞う中でこの演奏)


 目が見えない父にもこの音楽は届く。万年桜が桜吹雪(おうふぶき)の曲に変化。


(こんな桜吹雪(おうふぶき)初めて……。素敵……)


 目を閉じたらきらきら光る桜の花びらが舞い踊るような世界。

 主旋律を奏でる父くらいの年齢の男性の腕前も連奏者も三味線も素晴らしい。主役も張れる笛などは脇役に徹している。


(凄い芸者さん達を雇ったんだな。ずっと乳白色の世界と言っているお父さんにも桜吹雪が見えるかもしれない……)


 そう思ったら嬉しくて少し涙が出た。

 万年桜が恋をしたのは心優しい男性。戦で傷つき丘の上で死ぬと思った青年は刀をいくつも刺されている枯れ木桜から刀を抜いて傷だらけの幹を撫で、もう自分は死ぬから自分用の包帯は要らないと枯れ木桜の幹に巻いてあげる。

 傷の痛みと疲れで眠った青年は辛くて苦しい戦争の夢を見た後に目が覚めて驚く。傷がすっかり治っているのだ。

 文学や舞台のお約束で少々事件があるけれど(ふもと)の村から通って世話をして語りかけて事件も解決。嫌な地上げ屋は蛇達が川底へ連れ去る。

 万年桜は徐々に美しくなり枝に蕾が現れ、ある晩一気に咲いてそこに桜の精が登場。

 目の前に登場した。白無垢姿に綿帽子ではなくて見たことのない豪奢な飾り布を頭に飾る新婦が鈴を鳴らして舞いながらゆっくり歩いてくる。

 子どもが近くにいて彼女に桜の花びらを撒いていく。


(桜の精……)


「桜、桜、はなびらひらりと舞い落ちる」


 歌うのか。とても美しい歌声だ。私は聴き惚れて舞にも見惚れた。


(ん? この声……)


「メルさん。遊霞(ゆうがすみ)さんです。顔は覚えてないけどこの声は遊霞(ゆうがすみ)さんです」


 隣に座るシエルに耳打ちされた。彼は目を大きく見開いて固まっていて少し頬も耳も赤い。

 見惚れるな! と言いたいけど白無垢姿でとても美しい鈴舞に歌声も綺麗なので仕方ない。

 顔立ちが平凡というか印象の薄い顔だったので顔の記憶はないけど私もこの歌声は彼女だと思う。


「高級遊楼(ゆうろう)の芸妓から南西農村地区の奉巫女(ほうみこ)さんで花形兵官と結婚とはとんでもない女性です」

「今の舞台の上の芸者さんや向こうで芸披露する

方は芸妓仲間でしょうか。それならわりと秀でてそうなので聴くべきです」


 舞台上の素晴らしい腕前の芸者達は雇ったのではなくて華添え演奏者疑惑。


「荒稼ぎして南西農村地区へ引っ越したのでしょうか。奉巫女(ほうみこ)になって農村地区や海辺街ならルーベルさんと出会いそうなのは南西農村地区です」

「謎人物がとんでも人物と祝言。こんなことあるんですね」


 あっ! ウィオラは遊霞(ゆうがすみ)の名前だ。思い出した。


「シエルさん。自分で稼いで豪家なら次女とつきませんよね。豪家ムーシクス家次女ウィオラ・ムーシクス。確かそう書いてありました」

「豪家から平家落ちして豪家に戻したのでしょうか。次女、だから両親が戻しています。お金の出どころは彼女かもしれませんけど。真実は不明ですが苦労人そうです」

「お嬢さん、お嬢様は確定で家業が芸事関係で借金で没落。望み通り自由になって奉巫女(ほうみこ)さん……やはり謎人物です」

「ヨン達を通して少しくらい知れそうですね」

「命の恩人の奥様には横恋慕しなそうなので安心です。ふふっ。鼻の下が伸びていますよ」

「そんなことありません。素晴らしい演奏と歌に感激なだけです」


 私はシエルの鼻の下をこそっとつついた。分かり合えていると思えるしシエルもそうなのか二人で笑い合えた。

 ウィオラはとても幸せそうな笑顔で舞っている。人に叶わぬ恋をしたと嘆いていたけど人になれたという万年桜の歓喜の気持ちが伝わってくるようだ。

 瞬きをするたびにシエルと毎年で並んで歩いて眺めた桜の花びらが舞い踊る桜並木の景色が浮かぶ。


「お父さん。桜よ。見える? きっとこの歌や演奏ならお父さんにも見えるわ」


 母は涙を流しながら父に寄り添った。その父も泣いている。


「いや桃の節句の時の桃や梅が見える。娘達の笑顔と一緒に。夢以外でこんなにはっきり見られるなんて……」

「大旦那さん。俺は故郷の桜です。弟や妹と遊んだ桜の花びらの海……。朝日屋一同で花見の桜もです」


 歌や音楽ってこんなに人の心を震わせるのか。父に新婦ウィオラの美しい舞いや幸せ一杯というような笑顔も見せてあげたかった。

 この演奏じゃも新婦も同じ人間って不思議。今のウィオラ・ムーシクスはまさに桜の精。


(なんだっけ。真のない地獄の(かすみ)。確かそんなだ。なのに今は桜の精……)


 周りに発見されて、農林水省が調べて、龍神王様や副神様の加護があるような者が就くのが奉巫女(ほうみこ)なので心が綺麗な人疑惑。

 奉巫女(ほうみこ)か。菊屋の借金登録者の借金を減らしているみたいな話はやはり本当だったのかもしれない。

 借金を返すのは優しさではない。それについてシエルと考察したな。

 飴一つの譲り方で誰かを傷つけると悩むイルのように、借金を次々返した結果どうなるかとか、その先はと考える思慮深さのある女性なのかもしれない。

 妻の私に対する配慮をされたし、当時目以外元気な父を使ったら来たことのない土地へ道芸を釣れた。優しい気遣い屋の可能性。

 そんな話をして「浮気して欲しくないから近寄るな。浮気したくないから近寄らない」という結論に至った。


 少し強めの風が吹いて桜の花びらが多めに眼前や空を舞った。曲も舞も歌もとても心地良くて幸せ気分。


「桜の吹雪は恋たより」


 風に乗ってきた桜の花びらに気がついた青年は丘の上へやってくる。

 そこで彼は天女のような女性と恋に落ちて二人は村人達と共に末長く幸せになりました。それが万年桜の結末。

 青年役が新郎なのは明らか。これから桜の精が人になる程恋焦がれた青年が現れるからワクワクする。

 しかも家族の命の恩人で浮絵にもなっている男性。色男ではなくて地味な男性らしいけどそんなの関係ない。ドキドキが止まらない。早くこの美しい桜の精と恋に落ちて欲しい。

 夢うつつで万年桜の世界に浸っていたけど一気に現実に引き戻された。お金を払って観劇するような舞台にド素人登場で雰囲気ぶち壊し。


 それで衝撃的な事にネビー・ルーベルはどう見てもイルだった。


(イ、イ、イルさん!!! あの顔はどう見てもイルさんだよね⁈)


 イルは転びそうになったし手足も一緒にでたし顔が強張っている。


(イルさんに見える!)


 卿家次男って何⁈

 平家竹細工職人の長男なのにどういうこと⁈


(桜の君が桜の精と結婚した!!!)


 見学客達からイルへの叱咤激励や冷やかしの言葉が飛び始めた。それから沢山の笑い声。


「メルさん? どうしました?」

「シエルさん。シエルさん! シエルさん! イル、イルさんです! あの方はイルさんです!」

「そうよねメル! あれは彼ですよ! お母さんも一度会っているから分かりますよね⁈」

「ええ。私にもそう見えます」


 私の素っ頓狂な声に両親と姉とハンが私に注目。シエルを見たら彼は目が落下しそうな程大きく目を見開いて固まっていた。


「イルさんは卿家の次男ではないです! 平家竹細工職人さんの長男です! でも、でもイルさんです! 覚え辛い顔でも忘れません!」

「メルさん。一度しか会ってなくても私も覚えています! 一緒にポチを撫でて少し話して地味薄顔だけどメルさんはこれが良いのかとジロジロ見たから覚えています! リスみたいだなって」


 父が「卿家の養子になったってことか?」と呟いた。


「養子なら義父は煌護省勤めでお互いにお互いを欲しそうです!」

「ああ、シエルさん。赤鹿訓練は父のコネってテオさんから聞いたって、そういうことが出来るからですよ!」

「……。火事で遅刻した受験者はイルさんかなって思ったけど勘が外れたって当たってるじゃないですか!」


 本当だ。確かにその通り。私の勘はわりと当たる。でもこの勘はなかった。シエルの命の恩人がイルかもしれないなんて……。


遊霞(ゆうがすみ)さんはなんだかモヤモヤ気になる副神様の悪戯がありそうってありました。シエルさん。ありました。桜の君が桜の精と結婚です……。桜の君と桜の精はお似合いです!」


 イルは私に初恋もどき。他の女性よりは前にいった。ウィオラはそのイルが選んだ女性だからシエルが好むところがありそう。


(だから私は勘や本能で激怒したってことかも!)

 

「こんな話あるんですね。えー。桜の君は俺の命の恩人……。メルさんが袖にされたり俺を選んだら俺が助かってあの街も助かりました!」

「えー……。私の失恋は……。シエルさんの命……」


 悲恋だけど大きく成長出来たしおかげで私とシエル、ソイス家とダエワ家の縁が結ばれたし朝日屋地区兵官が誕生している。


「俺の命? どういうことですか?」

「イルさんと私の縁は結ばないって縁結びの副神様の采配は卿家の養子にしてあの街で人助けが待っているからだったかもって。お父上のコネで赤鹿訓練でしたよね?」


 縁結びの副神様はもうすぐ亡くなると決まったサリアを私に会わせてイルまで届けた。

 あの時私が恋敵の涙なんて知らない、となっていたらイルは私を介さずに佃煮屋経由でサリアの手紙に辿りついた。

 私とイルはお見合いにならずに一方的に縁を切られたに違いない。サリアの急死を知らずにのほほんとしていたら私や家族の考え方の大変化もないしシエルの父親にも「危機管理能力が足りない」とそっぽを向かれた。

 私が絶対にイルを恋敵のお嬢さんの元へ、と感じた勘は大正解ってこと。


「あー! 連続殺人鬼と大狼で俺は二回も助けられていますよ! その上で幸せな結婚ってなんだ⁈」

「きっと私への縁結びの仕方が良かったということです。密会男にいきなり問い詰めたり、ましてや殴りかかったりしていません」

「桜の君は桜の精と……。自分が苦労しているのに借金を代わりに返すような方だから奉巫女(ほうみこ)? 桜の君です! 桜の君と桜の君が結婚ですよ!」


 そうかも。そうかもしれない!


 私は少し離れた位置に座るデオンの姿を身を乗り出して見つめた。

 弟子を煌護省南地区本庁勤務の卿家の養子になれるようにしたのは彼ではないだろうか。あれだけ応援していた自慢の弟子なのでそうだろう。

 それで桜の君を探し出して弟子とお見合いさせたなら、あの日とんでも人物だと思ったデオンはやはりとんでも人物。そりゃあ弟子もとんでも人物になる。

ようやく縁が集まってきました。あと数話で終わります。

ウィオラが主役→紫電一閃乙女物語

ネビーという存在が生まれた話→お見合い結婚しました

こちらになります。お見合い結婚しました、に旅行編や兄ちゃん視点と感想を下さった方に感謝します。それがないと兄ちゃん設定は誕生せずです。

(ネビー関係には妹、お見合い結婚しましたの主役のリルパワーや縁が働くのでこの作品の主役二人もそうです)

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