無意識の忖度
「忖度などしていない。」
そう、言い切る人は、本当にそう思い込んでいるのかもしれない。
そもそも、人の行動には、意識的なものと無意識のものがある。
さて、あることの決定に対し、肯定的あるいは否定的な理由の一方のみを検証したとすれば、それは意図的でなくなくても、忖度である。
両方から検証しなければ、合法か違法かは判断できない。はたして、両サイドからの検証を行っているのだろうか。
定年問題は法相にしても人事院にしても、適用できるかは検証したようだが、できない理由は検証してないのではないだろうか。もしそうなら、無意識の忖度といえるだろう。
法務省は、中立公平でなければならない。もし、政権の論理のみを後押しするようなことがあれば、それは忖度といえるだろう。




