表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

タクシードライバーは見た

#タクシードライバーは見た「お持ち帰りしたい男」

作者: ヨナシロ


雨が降る深夜、六本木で男女が乗って来た。

男は酔っ払い、女はほろ酔いだが冷静。

最初は男だけがタクシーに乗り、

女は歩いて帰るからと歩き出す。


同じ方向だし雨だから、と男は女をタクシーに乗せる。

男は相当酔っぱらっているのか、酒臭い。


二人でお酒を飲んだ帰りらしく、

車内では飲みに行ったお店の話をしていた。


次第に男は女を家に誘う。


どれだけ誘っても、女は拒む。

嫌悪感丸出しで「明日は早い」が嘘にしか聞こえない。


頑なに拒む女は、途中で降りていった。


男は何度もため息を吐く。

車内は酒臭さと

それ以上の絶望の空気に包まれる。


まだ男の目的地は聞いていない。


しまった、気まずい。汗


気を遣いながらそ~っと声を掛けた僕の口から出たのは




ホ客さま~。。。。笑




気を遣い優しく声を掛けようと発した言葉に笑いそうになったが、

その空気の中で笑うことほど怖いモノはない。。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ