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90話・この辺りでちょこっと人物紹介します

◎主人公ユリカ21歳。本編の主人公。容姿は赤味がかった灰色の髪。こげ茶色した瞳。


 子沢山で材木業で財をなしたバイス男爵の末娘。すぐ上の姉にこの国リギシア王の側妃になったマレーネがいる。

 ガーラント伯爵家に後妻として嫁ぐ。政略結婚でもそこそこ幸せを感じていた三年目を迎えた時に、夫のアントンから突然離婚話を持ち出される。二人の間には先妻の産んだ息子ノアがいる。

 ノアとは血の繋がりがなくとも仲良くしてきた。ノア第一の所がある。




◎ノア。6歳。アントンの息子でユリカの継子。黒髪、黒い瞳。



 天使のように無邪気で素直な心の持ち主。父親よりもユリカのことを慕っている。ユリカと叔父さん(フィー)が大好き。本人としては仕事で忙しいと言いながら屋敷に帰って来ない父よりも、自分のことを可愛がってくれる叔父さんがユリカと結婚して自分のお父さんになることを望んでいる。




◎アントン26歳。ユリカの夫。容姿は黒髪に黒い瞳。


 ガーラント伯爵家子息。父親は将軍。自身はリギシア国の王に仕える近衛総隊長の職にあった。


 ほぼ毎日のように宮殿に泊り込んで仕事をし、ユリカやノアのいる屋敷に帰って来ることは少なかった。それは仕事に真面目だからだとユリカは思っていたけれど……?

 その後、侍女のアンナと駆け落ちし、内紛で揺れるトロイル国へ逃亡。


 母親がその昔、トロイル国に嫁がれたメネラー公爵令嬢の侍女を勤めていた。彼が少年時代はその母は寝付くようになっていた。

 父親の再婚相手となったマルゴットや、義弟のフィーのことはよく思っていない。特に義母に対しては憎しみに近い思いを抱えている模様。 





◎アンナ26歳。


 彼女の亡き夫がバイス家で従者をしていた縁で仕えてくれていた。アントンと駆け落ち事件を起こすまでは、ユリカにとって頼れる姉のような存在だった。

 トロイルの外交官の父を持つトロイルの間者で、王太子妃だったメネラー公爵令嬢の行方を追っている。彼女はトロイル国の反王政派で、仲間たちは今は亡き王太子の子を次の王にするべく彼女にその行方を探らせていた。

 アントンとは子供の頃に会ったことがあり、惚れた弱みでいいように振り回されている。




◎フィー。(フィオン)24歳。マリーゴールド色の髪にこげ茶色の瞳。


 アントンの父であるガーラント将軍の再婚相手の息子。アントンとは義兄弟となる。ノアにとっては叔父さん。


 ユリカの幼馴染。子供の頃、ユリカの父親の所有する森で会い、よく一緒に遊んでいた。ユリカに好意的。本人はユリカとの距離を詰めようとしているのだけど……。

 子供の頃から複雑な環境にあったせいか、自然に慣れ親しんでいる部分がある。カラスのネグロとは友達。




◎マルゴット。四十代。赤味かかった黄色の髪、鮮やかな赤褐色をした瞳。小柄。


 相当な美人さん。恐らくフィオンは母親似。


 アントンの父親の再婚相手。息子はフィオンだけ。アントンの母とは親しくしていた。お互いの絵姿を収めたお揃いのロケットペンダントを持っている。マルゴットの胸に輝くロケットの中には、今もアントンの母の絵姿が収めてある。

 アントンの母が持っていたロケットは現在、屑息子アントンのもとへ。



◎ガーラント将軍。五十代。黒髪に黒い瞳。大男。


 アントンの母とは深く愛し合っていた。メネラー公爵令嬢についてトロイルに渡った婚約者のことを待ち続け、彼女が失意で帰国した後、常に側に寄り添って結婚した。アントンが生まれたが、妻は体を壊し静養に入る。妻は数年した後に亡くなる。

 将軍はその後、遠征に出てアントンのことを気にかけながらも息子と触れ合う時間があまり取れず、目に見えない壁が二人の間にその頃から築かれ始めたようである。

 

 将軍としてはいつもアントンのことを気にかけていたが、アントンはそれを望んでいなかった。







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