病院と猫村くん
「ごほっ」
「ん?」
「...ふぁああ...ごほっごほっ...」
「お兄ちゃんまさか風邪?」
「......なんでだろう...」
「エアコンばっか付けるからじゃない?」
「...病院行こう」
★
「...ここは広いね...」
「足震えてるけど大丈夫?」
「......なんか怖い」
「なにが?」
「視線」
「当たり前でしょ。ほら、呼ばれたから行くよー。お兄ちゃん」
「ふぁああ...い......」トコトコ
★
「風邪じゃん...まったくもう...」
「ふぁああ...ごほっ......眠い」
「安静にしてたら...?今なら膝枕貸して「ご遠慮します」
「...」
「それにしてもここは広いね」
「そうだね。本もあるし、退屈しなさそうだね」
「やっぱ病院って良いところなんだね。よかった」
「今まで病院をなんだと思ってたの?」
「お城」
「ごめん意味わからないよ」
「...お医者さんかっこいいね」
「ん?さっきの人?」
「イケメンとかじゃなくて、人の命を助けてるところ」
「あぁ......まぁ確かにそうだね...ふぁああ......」
「ふぁああ...」
「「ふぁああ......」」
「眠い...早くお家に帰ろうよ」
「だめだよ......まったく...ちゃんとしてよね。お兄ちゃん」
「...勝手に帰ったらだめ?」
「ダメ」
「......本読んでこよう」
10分後
「帰るってばぁ......」
「まだ本の続きが読めてないよ...あと引っ張らないで」
「お兄ちゃん!」
「やだー...まだいるー!」
その後注意されましたとさ
次回の猫村くん....
どうも...猫村...ふぁああ
お医者さんってかっこいいよね...
でもめんどくさそう...
次回
「お医者さんの猫村くん」
......なりたくないんだけど