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大野のボクシング体験記  作者: 陶山雅司
4/6

練習

 着替えを終えた大野は


 シャド-ボクシングをした


 今まで家で練習してきた成果を見せてやる


 大野は張り切っていた


 大野がシャド-ボクシングをしていると


 筋肉質の優男が近づいてきた


 「こんにちはコ-チの山田です」


 男は言った


 「ボクシングは初めてですか」


 と山田


 「いえ少し」


 と大野は答えた


 どうやら初心者だと思われたらしい


 「初めから習った方がいいですよ」


 と山田は言った


 「そうですか」


 と大野


 「はい」


 と山田


 「じゃあそうします」


 と大野は言った


 「始めは縄跳びから」


 と山田


 「2ラウンド」


 大野は縄跳びを飛び始めた


 思ったよりうまく飛べない


 しかも想像していたよりかなり疲れる


 なんとか2ラウンド飛び終えると


 大野は呼吸を整えた


 汗をかき始めていた


 「では次はシャド-ボクシングです」


 「腕は右手をあごの下、左手は目の下に上げます」


 と山田


 「はい」


 と大野


 「もうちょっと左手のガ-ドを上げて」


 「あと脚はもう少し開いて」


 と山田


 「左は強く一直線に」


 「打った瞬間握る、そして打ち終わったら拳は素早く戻す」


 と山田


 大野は左ストレ-トを打った


 「いいですね」


 と山田


 「右を打つときは腰を回して左脚に重心を乗せ、右足のかかとを浮かしながら身体を開かないで一直線に打つ」


 「右を打つときも打った瞬間こぶしを握って、打ち終わったら拳は素早く戻す」


 大野はやってみた


 「もっと強く」


 と山田


 大野は思い切り打った


 「いいですね」


 と山田


 「ではそのワンツ-を4ラウンド」


 大野はやり始めた


 なかなかきつい


 パンチってもっと簡単じゃなかったのか


 だが大野は根性があった


 4ラウンドが終わると


 大野は汗びっしょりになっていた


 「次はミットにしましょう」


 と山田は言った


 山田の手にはパンチングミットが付けられていた


 大野はグロ-ブをはめた


 「じゃあ左」


 と山田


 大野は左を出した


 「バシッ」


 といい音が響いた


 気分がいい


 「次ワンツ-」


 と山田


 「バシッ」「バシッ」


 といい音が響く


 大野はミット打ちを2ラウンドやった


 「次はサンドバッグです」


 と山田


 「はい」


 と大野


 グロ-ブでサンドバッグをたたく


 がなかなか音が出ない


 大野は一生懸命にサンドバッグをたたいた


 2ラウンドが終わると大野はへとへとになっていた


 「今日はこれくらいにしましょうか」


 と山田


 「じゃああとは腹筋をやりましょう」


 と山田は言った


 「はい」


 と大野


 大野はあおむけになり


 腹筋をやり始めた


 疲れていて20回しかできない


 「今日あまりできなくても続けていくうちに出来るようになりますよ」


 と山田


 「たぶん今日は筋肉痛になりますよ」


 と山田は言った


 「明日、スパ-やらせてください」


 と大野


 「もう少し上手くなったらやりましょう」


 と山田


 「体験してみたいんです」


 と大野


 「ちょっと待っててください」


 と山田


 山田は村田のもとに向かった


 二人で何やら話をしている


 山田が戻ってきた


 「分かりました、明日スパ-リングやりましょう17時に来てください」


 と山田は言った


 「有り難うございます」


 大野は言った


 大野はシャワ-を浴び着替えると


 足取りも軽く家に向かった


 あたりは暗かったが気分は晴れていた


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