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11皿目 甘味

 午後3時過ぎ。少し小腹が空いてきたころ。


 散歩していた藍斗は無意識に匂いに釣られて「呑ん処」の前へとやってきた。


 まだ開店(6時より)前だというのに赤提灯がついていれば暖簾だってかかっている。


 不思議に思いながら、藍斗は扉に手をかける。


「おーっすおっさん、入――うわっ、なにこの匂い甘ったるい」


 入るや否や、そこにあったのは一瞬のけぞりそうなほど甘い匂い。


「それにしても、今日はこんな時間からやってるんだな。どうしたんだよ急に」


「お前こそなに言ってるんだよ。まさか、今日がなんの日かわかってないのか?」


 今日? と、藍斗が首を傾げる。


「9月の第2土曜日」


「あっ、そっか、3の倍数月!」


 ぽんっと手を打って、大きな声で。


「菓子デー!」


 そう言った。






「ったく、お前の要望で始まった企画だっつーのに、その本人が忘れててどうするんだよ」


「いやあ、悪い悪い。3ヶ月ぶりだったもんで……さ?」


 そんかことよりか、今日はなに作るんだ? と、藍斗が目をキラキラさせて言っている。


「ほんっとにお前は甘味が好きだな」


「当たり前だろ? 甘味は正義だ」


 謎にキメ顔で言うが、発言内容のせいか若干締まらない。


「はあ……はあ……。間に合いました?」


「間に合ってる間に合ってる。それよりかどうした? そんなに息切らせて」


 ゼエゼエと荒い呼吸を繰り返す。肩が上下していて、急いできたのが丸わかり。

 毎度お馴染み、常連の水鳥。


「土曜日だったからのんびりしてたら、今日が菓子デーだってこと思い出して……急いできたんです」


「そこまでして……いやいやいやいや、1時間や2時間じゃさすがに逃げやしないからそんなに急がなくてもよかったのに」


 菓子デーとは。3ヶ月に一度「呑ん処」で行われるイベントで、営業時間を3時間早めた午後3時、おやつ時真っ盛りから行われる。


 提供される料理は基本お菓子。ケーキやプリンなどの洋菓子、饅頭や団子といった和菓子。主に甘味と呼ばれる類が供される(例外として煎餅やおかきなど)。


「で、今日はなに作るのさ」


 早く教えろと藍斗が催促を強める。


「まあ、いつも通り頼まれたやつは作るつもりだが」


「そうじゃなくって、いつものアレ、今回のメイン」


 菓子デーには毎回なにかしらのメインのお菓子が存在する。季節に合ったお菓子を1つ遼平がセレクトしていて、基本的にはそれに沿ったものを頼むのが暗黙の了解とされている(遼平は知らない)。

 別に沿ったもの以外を頼んでも問題ないけれど。


「ああ、今回のメインはコイツだ」


 遼平が小皿に乗せて2人の前に差し出す。しかし、


「え、なにこれ……」


「見たことないけど、なんですかこれ」


 どうやら2人はそれを知らないようだった。


 そのお菓子は白色した細長い団子のその周りにこしあんが巻かれているものだった。和菓子というところまではわかっても、それ以降が2人にはわからない。


「うーん、やっばり知らねえか」


 3人の中で唯一このお菓子がなにかを理解している遼平がそう言う。


「これな、月見団子」


「………………は?」


 ポカンという擬音が聞こえてきそうなほど呆気にとられた顔をしている藍斗。


「いやいやいやいやいやいやいやいやいやっ! なに息をするかのように平然と嘘ついてんの? 流石にそんな嘘騙されないよ?」


 おっさんがそんなの珍しんだけど、酒でも入ってんの? と、むしろ遼平から「お前大丈夫か?」と心配される。


「でも遼平さん、藍斗くん同様、私もこれが月見団子には見えないのですが」


「まあ、知らなくても仕方ねえよ。これ関西の月見団子だし」


「カンサイ?」


 そう復唱をして、頭に疑問符を蓄える。


「そそ、関西のやつ。月見団子って関東関西で別れてるんだよ。一般的に月見団子って言われるただ丸っこくてピラミッド状に積み上げられるのが関東……とはいえこっちは全国的に知られてる」


 指で三角形を作りながらそう説明をする。


「関西の方ではこういうふうに細長い団子にこしあんを巻きつけるわけ。並べ方も違ってこっちはただ並べるだけで積んだりはしない」


 ふーん。と、2人は遼平の説明を聞きながらそう適当な応え返していた。


「そういえば桜餅も関東関西で違うんだったな」


 そう言ったのは藍斗。


「ああ、そうだ。関東は軽く表面の水気が飛ぶ程度に焼いた皮でこしあんを包んでる。ここらの地域ではこっちをよく見る」


「そうそう、でもなんか関西のやつはそうじゃないんだろ? なんか関西出身の友達がこっちの桜餅見てビックリしてた」


「まあ、形状も材料も全く違うからな。関東の桜餅に対して関西は道明寺粉っていう粉に水を含ませたものを蒸し上げて、あんを詰めて形を整えてって感じだったかな。形は玉状だったり扁平へんぺいだったり」


 まあ、どちらも共通して塩漬けの桜の葉で包んでる。と、遼平の補足が入る。


「あの葉っぱって食べられるんですか?」


「ああ、食べられる。とはいえ、最近の桜餅はたまにプラスチックに葉っぱの模様を印刷してるのもあるからな。もちろんそういうのは無理」


 ケラケラと小さく笑い、からかい半分の遼平がそういう。「さ、さすがにそれはわかりますよ!」と、怒り気味で言う。からかわれている自覚はあるらしい。


 その反応も含めてからかわれているということには気づけていないようだったが。


「なあ、おっさん。桜も――」


「無理だぞ。さすがにこの時期には桜の葉は取り寄せてない」


「だよなあ。あと半年待つとするか」


 そうしてくれ。と、遼平が作業しながらそう言った。


「ま、その分今日は月見団子を食べていってくれ」


 小さめの長方形の皿に、2つずつ乗せて藍斗と水鳥の前へ差し出される。


「おう、言われなくてもそうする」


 それじゃあ、と。2人の声が揃う。


「いただきます」






「さあて、なにを頼もうかね」


 月見団子をかれこれ十数個食べた藍斗はそんなことを呟いていた。


「まだ食うのかよ」


「そりゃあもう、甘いものは別腹だからね」


 毎度思うが、それって女性が言う言葉なのではないだろうか? 遼平はそんなことを思いながらぼんやりと過ごしていた。


 月見団子は、十分すぎるほどに作った。


「やっぱり緑茶はいいですね……落ち着くっていうかなんていうか」


「俺知ってるぞ、ワビサビって言うんだろ? そういうの」


「ワビサビっつーのはお前とは程遠い世界のことを言うんだ」


 やはり団子には緑茶だろう。と、各々湯呑で緑茶を飲んでいた。団子に手を付けていない遼平も、緑茶は一緒に飲んでいた。


「しっかし、客が来ないね」


「まあ、菓子デーは人がいっぱい来るときとそうでないときとあるからな。今日がそうでない日だったんだろ」


 心配しなくても団子は後々売り切れるから大丈夫だ。と、付け足す遼平。藍斗がチッと舌打ちを打つ。


「そんな安くでいっぱい食おうなんて画策してんじゃねーよ。バレバレだぞ」


「だって甘いものはやっぱり美味いじゃん? たくさん食べたいじゃん?」


 真剣な顔でそんなことを言うあたり、やはり甘いものは相当に好きなようだった。


「うーん、そうだ、おっさん俺どら焼――」


「お邪魔しまーすっ!」


「ちょっと美香、そんなに急がないの」


 と、藍斗の注文が遮られる。入り口には身長差の激しい年の離れた姉妹。


 サッと、遼平の顔から血の気が引く。それはもうわかりやすいほどに。


「ふ……2人とも、今日が菓子デーって知ってたんだ」


「うんっ! 知ってたよ、楽しみにしてたんだ!」


「はい、ちょっと前に藍斗さんに教えていただいて」


 お前、またいらないことをしてくれたな。と、遼平が責めの視線を送るが、犯人はというと目を逸らせて口笛なんか吹いている。


 都合の悪いときに吹く口笛は、どうしてか下手くそになるようで、かすれかすれの音が店内に響いていた。






「まあ、来ちゃったもんは仕方ないっしょ? ね? ね?」


「ったくテメエってやつは……」


 売上とかも増えるし、な? な? と、どうやらなんとかして罪を誤魔化したい、逃れたいらしい。


「……で、美香ちゃんと伊予香ちゃんはなに食べるの?」


 少し不満げな表情で遼平がそう聞く。嘆息混じりの声が2人に話しかける。


「えっとー……美香はなに食べたい?」


「ちょっとお姉ちゃん! そうやって私に押しつけるのよくないよ? いつまでたっても優柔不断なまんまじゃ彼氏できないよ? 遼平さん私が掻っ攫っちゃうよ?」


「えーっ、それはダメーッ!」


「待て、なんで俺の話題になってんの? 俺攫われちゃうの?」


 状況についていけなく焦る遼平、面白おかしくて笑う藍斗、嬉しくない展開に絶句する水鳥、そして遼平を奪い合い喧嘩する姉妹。


 そういえば1番初めにこの2人がやってきたときも、このメンバーだったなと。

 そして同じような雰囲気になっていたなと。遼平はそう思う。


 とはいえまあ、この2人(さらに母親含め3人)が来店するとたいていはこうなるので少し慣れは入り始めているが、それでもこの姉妹喧嘩にはいつまで経っても慣れない遼平だった。

 自身を取り合われるという経験がないからだろうか。






「まあ、2人とも。くくくっ、で、なに食べるのさ。はははっ」


「お前、聞くのか笑うのかどっちかにしとけよ」


 喧嘩のままでは埒が明かないと、藍斗が助け舟を出したのだが、どうも悪意を感じる。


「うーん、それじゃあクレープが食べたいです!」


「じゃあ、私も美香と同じでお願いします」


 クレープ、と。オーダーが入った。


「クレープって、今日できるのか?」


「当たり前だろ、今日は菓子デーだぞ?」


 遼平が冷蔵庫からボウルを取り出すと、そこにはかなりの量の生クリームが既にたてられていた。


「メインが和菓子だろうが洋菓子だろうが。なんならおかきのような塩辛いやつだろうが。ある程度のものには対応できるように生クリーム、カスタードクリーム、こしあん、つぶあんは毎回準備してる」


「マジですか。相変わらず用意がいいというか抜け目ないというか」


 変なところまで細かいっていうか。目を逸らせて小さな声で呟いていた。


「それじゃ、ちょっと待っててくれよな。今準備するから」


「ああ、じゃあおっさん。あとででいいから俺の分もよろしく。それと、水鳥さんもクレープ食べ……」


 藍斗が食べるか食べないのかを聞こうとするが。


「まだ気絶してら」


「だな。そっとしておいてやれ」


 遼平がそう藍斗に言った。どうやら水鳥は相変わらずこの2人が苦手なようで、それはもう、遼平以上に苦手なようで。


 藍斗がそっと前を向いて緑茶の残りに口をつけたのを見て、戸棚に手をかけて小麦粉やらを取り出した。





「ほんっとに、毎度毎度思うんだけどさ、この店ってなんでもあるのな」


「そんなことはねえぞ? さっきだって桜の葉がなかったろ?」


「いや、この時期に頼むやつがまずいないからそれは仕方ないだろ」


 カウンターの奥、遼平の手元から白い煙が立ち上る。遼平はスパテルを生地の下に滑り込ませ、そのまま軽く巻き取って回収する。


「それにさ、ここって居酒屋だろ?」


「そうだな」


 遼平はまな板の上に広げられた生地を団扇を使って手早く冷ます。冷ましながら藍斗の質問に応答する。


「なんで、なんでもって居酒屋にクレープ用の鉄板あるんだよ」


「注文があったときに対応するために決まってるだろ。以前ミルクレープ作ってくれって注文があったことがあって、そのときに買った」


「フライパンでやるとかあったじゃん? なんで買ってるのさ」


 おっさんただでさえ金あんまりない癖に。と、真剣な顔で藍斗がふざける。いらねえ世話だとたしなめられる。


「俺もそのときはフライパンでやるか買うかでかなり迷ってたんだが、そんなときにちょうど菓子デーの話が浮き上がってきたからな。また使うタイミングがきっとあるだろうって事で買った」


「使うタイミングあったな、今日。無駄にならなかったな。今日」


「ああ、心底安心した。わりかし高かったんだよこいつ」


 低めのトーンが本気で言っているということを思わせる。


 そろそろかな。遼平が団扇であおぐ手を止めて、星型絞り金をつけた袋、中にはたっぷりの生クリームが入っている。それを手に持って、絞る。


 ささっと生クリームが乗せられると、その上にバナナやらキウイフルーツやらの果物が乗せられる。さらにチョコソースを乗せられる。


 乗せられまくって色とりどりになったクレープを畳んで手で持てるようにして。


「はい、クレープお待たせ」


 遼平がまずは美香へと渡す。渡すや否やすぐに手を引く。


「さて、次は伊予香ちゃんの作るから待っててね。その後に水鳥ちゃん、最後に藍斗でいいだろ?」


「えー、俺があとかよ。まあいいけど」


「はわわわわっ! わ、私は最後でいいですよ。藍斗くんの方が先に注文してたんですし、そのときなんて私不甲斐なく気絶してましたし……」


「いいのいいの、こいつがあとででいいって言ってんだし」


「そそ。俺はさっきバカみたいに月見団子食べたから、少し休憩してからの方がちょうどいいの。だから遠慮せずに。ね?」


 そう2人に言いくるめられ、水鳥は「それじゃあ、お願いします」と、言っていた。


「んー! 甘ーい!」


 美香の高い歓喜の声が、店内に一杯に響いた。






「ん、旨かった。ごちそうさま」


「お粗末さま」


 手を合掌している藍斗に遼平がそう声をかけていた。


 注文もひと通り終わり、一段落というところで、とりあえず片付けられそうなものを片付け終わり、今は手を拭いているところだった。


 既に時刻は4時半を過ぎており、秋に入ったこの頃では軽く日が陰りだす頃だった。


 そんなとき、窓の外が揺らいだ。誰かが通ったのだ。住宅街なので別にそれ自体には誰も違和感を抱かなかった。


 そして扉が開く。ガラガラガラと音を立てて、来客を告げる。


「遼平ー? やってるのね。来たわよ」


「げっ、テメエっ今日来るとか聞いてないんだが!?」


「そりゃそうよ。連絡してないし」


 連絡しろって言ったろ。遼平の力なき声は呟きとなって消える。


 現れたのは、玲子だった。


「……で、この時刻に来たってことは知ってるんだな? 今日がなんの日なのかを」


「もちろんよ。菓子デーでしょ? そうでもなけりゃ来ないわよ」


 当然でしょ? と、相変わらず高飛車な口調。


「しかしそうであっても予約はすべきだったな。お前の望む奇をてらったような菓子を作るのはさすがに無理があるぞ」


 ある程度のものには対応できるようにしている。遼平はそう言ったが、一般的な和菓子や洋菓子の話で、珍しいのは準備やらなんやらの理由からやはり無理がある。


 しかし、そう言われながらも玲子は表情を一切変えない。というかそれであっても全く問題がない。と、そう言いたげな表情だった。


「全然構わないわよ。というか、絶対置いてあるだろうし」


「置いてあるって……なにをさ?」


 遼平は、全く理解していなかった。そもそも作るでもなにでもなく、置いてあるというのだ。


 そして、その全ての疑問は、案の定次の玲子の言葉で解決する。


「サルミアッキ。置いてあるでしょ?」


「ああ、なるほど。たしかにあれなら置いてあるし、そもそも注文する人いないから消費すらままならないからどうしようか迷ってたくらいなんだよ」


「今日が菓子デーって聞いたから、ちょうどいいかしらってね」


 2人でポンポン話を続けているが、正直全くついていけていないのが4人ほど。


 口を開いたのは藍斗だった。


「なあおっさん、サルミアッキ……ってなに?」


 知らない人はやはり知らないのだろう。日本でもあまり知名度の高い菓子とは言いづらい代物だし。


「飴……だな。どうする、食ってみるか?」


「美味しいわよ。私大好きなの」


 補足された「美味しい」という情報。ソースが玲子なので、五分五分の確率で信用できない。

 そして遼平の表情。興味を持ってしまった藍斗に向けられていたのは哀れみの視線だった。その視線により、九分九厘美味しくはないのだろう。ということが判明する。


「ま、まあ。1個だけ貰ってみよう……かな?」


 ただまあやはり興味はあったので、1個だけ頼んでみた。「俺は知らないぞ。責任取らないぞ」と言いたげなさらなる哀れみの視線を向け、ため息を漏らして遼平は奥へと向かっていった。


 そして、サルミアッキがたくさん入った箱を遼平が持ってくる。玲子の前にはザラザラザラとまあまあな量を適当に出し、藍斗には一粒渡す。


 真っ黒な飴だった。


「これが、サルミアッキ?」


「そうだ。引き返すなら今のうちだぞ?」


 遼平からそう声をかけられるが、息を飲んで口に放り込む。


 最初の方は、なんだろうか。硬いものをなめているような感覚しかなかった。しかし、段々と柔らかくなってきて、そのあたりからだった。


「まっ、ゔっ、げっ!」


「ほら、言わんこっちゃない」


 藍斗の口の中に広がったのは、言葉にすることが困難なものだった。


 なんとか無理に言葉にするならば、ゴムのような味に、若干の甘み、塩辛さ、苦味を混ぜ込み、鼻の奥をツンとつんざく刺激臭を伴う。そんな味。


「なに……これ。サルミアッキってなんなの?」


 藍斗が渾身の思いで叫ぶ。


「日本人の感覚において、世界一マズイとされている北欧地域で食べられる飴だ。材料は塩化アンモニウムとリコリスという甘草。両方共、日本人の味覚には合わないとされている。まあ、好きなやつは好きらしい」


 ちょうど、そこにいる玲子のように。


「塩化アンモニウムって……食えるのかよそれ……」


「食えるから飴になってるんだろうよ」


 満足げにサルミアッキをなめる玲子と、軽く悶絶する藍斗。


 サルミアッキ自体は輸入雑貨店なんかで探せば結構見つかる。

 興味があるなら食べてみるのも一興かもしれない。


 まあ、自己責任だろうが。そこで悶絶している藍斗のように。

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