我が恩師へ
掲載日:2018/01/06
桜舞う校庭
古びた講堂
グラウンドに響く子どもたちの歓声
あなたはそれを覚えていますか?
私は教壇に立つあなたも
給食を頬張る時のその笑顔も
時に厳しく 時に頼もしく
私たちを教え導いてくれたその背中も
今も覚えているし絶対に忘れません
新しい年の始まりと共に
私たちを置いてあなたは旅立ちました
今はもう酌み交わせない杯と
古びた卒業アルバムを前に
私は最初で最後の文句をあなたに言います
「早いよ、先生」
アルバムの中のあなたは
あの日の笑顔のまま
苦笑しているように見えます
だから結局私は
心の中であなたへの感謝の言葉しか言えなくなるのです
涙で滲んだ「ありがとうございました!!」の文字を
あなたがくれた最後の年賀状に添えて
杯を空けてから
遠い日の思い出に酔うばかりなのです
またいつか
ここではないどこかで会ったら
あの日のように私の詩を誉めてください
さようなら先生
そしてお疲れ様でした




