夜
夜。
目の前に広がるのは点々と続く光の道
折々瞬く
取り取りの色
中には綴られた文字
時を刻む数
ギラギラと主張するそれらに目を奪われる
でも、
ふと見上げたのは何故だったろう
運命だと思えさえする
偶然
くろっぽい光にしろっぽい光
静寂をみた
喧騒が
消える、消える、消える、
夜風にハッとした
喧騒の中にいる実感
大きな音
迫り来るのは輝く目
眩しくて見ていられない
クラクションに道を譲って
胸に残るは敗北感
穏やかな灯りをみつめ直す
自然に触れる
眩くも眩しくはない優しさに
罪を感じる
止まるわけにはいかない
僕らは歩み続ける
星はもうみえない
お月様が消えてしまう日は来るのでしょうか