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第11話  自己紹介

遅くなってしまいすみません。

不定期最新ですが地道にやって行きます。

なお、プロローグの方を随時(本編には影響がない程度に)追加して行くつもりです。

「そう言えばまだ自己紹介をしていなかったな」


 と、お父様。その言葉に私はコクンと頷いた。

 みんながすぐに部屋へ戻らなかったのはこのためだったのだ。私も家族をコウヒに紹介することを忘れていた。


「まず私から。私は深紅しんく、桜華の父だ。召喚獣の属性は炎と光、召喚獣はいずれ見せよう。宜しく」

「次は私ね。私はサリア。桜華たちの母です。召喚獣はこのフェアリー。名前はミクル、属性は風よ。よろしく」


 お母様とミクルは一緒に優雅なお辞儀をした。


「次は俺だな。俺は空季そらき、桜華の兄だ。召喚獣は水属性の龍だ。名前はミズキ。よろしく」

「私は優蘭ゆうらんと言います。桜華の姉です。召喚獣は光属性の始祖鳥、レフラです。これからよろしくお願いします」

「ええっと、僕は星璃せいり、お姉ちゃんたちの弟で、7歳です。召喚獣は狼のウルムです。これからよろしくお願いします」


 星璃は可愛らしく頬笑みながらお辞儀をした。


「じゃあ、私も自己紹介した方がいいよな。私は青銅せいどう 紅火こうひ、紅火と呼んでくれ。属性は炎、雷、鋼の三つ。これからよろしく頼む」


「では、解散でいいかな?」

「あー、一つ聞いていいか?」

「もちろんだ」

「なぜ、弟にも召喚獣がいるのにもかかわらず桜華には召喚獣がいないんだ?」

「当然の疑問か。それはな、君自身も知っている通り桜華にはたくさんの魔力があるんだが、光青龍の血も濃く受け継いでいてな、それが神獣しんじゅうと呼ばれるもののペガサスか青龍のどちらかと契約出来るほどと言ってものであるが故に10歳の時になったら我が家の祭殿にて契約をさせる予定だったのだ。今となっては必要が無くなった予定だがな」

「そんな事はないぞ、魔力量に余裕があり、契約されたもの同士が反発しない限り契約は出来るぞ、もちろん私は召喚獣を持つ事を反対しない」

「そうなのか。桜華の守りは多い方がよいから助かる」

「私も桜華の力となる事を約束しよう」

「ありがとう」

「なんか、恥ずかしいねこういうの」


とりあえず黙って聞いていた私は恥ずかしくなって、黙って聞いている事が出来ず会話に参加した。


「では、桜華の10歳の誕生日に契約をとり行うか」

「わかった。しっかり契約できるように魔法の練習、頑張るね」

「ああ、それも必要だと思うが武術の訓練もした方が良い。霊武れいぶを使うときに必要になる」

「れいぶ?」

「えーっと、精霊の力を武器の形として具現化させたものの事だ」

「ふーん。とにかく武器も使える方がいいってことだね」

「まあ、そう言う事だな。ちなみに武器は何でも問題はないぞ。好きな武器を練習するといい」

「うん、わかった。でも、魔法以外使った事がないよ?」

「じゃあ、俺が剣を教えてやるか?俺もそこまで出来るわけじゃないけどな」

「本当に?」

「もちろん」

「ありがとう、お兄様」

「明日から魔法の練習の後にやろう」

「うん」

「今日はもう遅いからすぐに寝なさい」

「はい」


 その後、私と紅火、星璃とその従者たちは食堂を出て行った。他のみんなはこれから話し合いをするのだそう。私には内容を教えてくれなかったが、きっとケイザイとかの難しいお話や、私や星璃の将来の事を話すのだろう。


私たちは部屋に戻ると紅火の寝具等を用意するように使用人に命じて、フリーエルに着替えの準備を頼み、紅火を連れて浴場へと向かった。

 浴場についたら、服を脱いで畳み、お風呂場に入って行った。

 私と紅火は会話をしながら、体や髪を洗っていた。


「今日は疲れたね」

「私はこの広い屋敷の各部屋の場所まで一気に覚える事になってとても疲れた」

「仕方ないでしょ、一応貴族なんだから、領地がここら辺の森や山だけで、領民がいないだけ珍しい方なんだよ?これでも伯爵家としては小さい方だしね」

「これでも小さいのか。大変だな、貴族は」

「まあ、貴族としての役割は国の呼びかけに応じたり、領地の防衛くらいだし、あ、後は神獣を血を残す事かな。一応、領地の運営もあるんだけど領民がいないから無いのと同じだしね」

「やはり雪刃家せつはけは特殊な家なのだな」

「そうだね、あんまり気にした事はないんだけどね」

「そうだろうな、自分の場所こそわかりずらいものなのだろう」


 先に髪を洗い終わった紅火は髪をまとめてタオルで包み髪がお湯につかないようにしてからお湯に浸かった。私も紅火と同じように髪をタオルでくるんでからお湯に浸かった。


「んー、なんかすごく眠いよ。それに、あんまり霊者になった実感がわかない」

「まあ、いきなりだったし一日しか経ってないからな」


 私は刻印のある右手に軽く魔力を込めた。刻印はいつもは見えないため魔力を込めるか、魔法を発動するかのどちらかを行わない限り見えないからだ。

 刻印は魔力を込めた事によって淡く赤い、ちょっぴりピンクっぽい色の光を放って輝いている。私は刻印を改めて見てから、魔力を込めるのをやめた。


「本当に契約したんだもんね」

「そうだな。後悔しているのか?」

「ううん。そう言う事じゃなくて、契約って案外簡単に終わってしまうものなんだなっていまさらながらに思っただけ」

「本当にいまさらな話だな。本来ならもっと時間をかけるんだろうけど時間なんて無かったし、そこまで手順を省略したりしたわけではないんだぞ」

「まあ、文句はないよ。紅火と一緒にいれるんだからね」

「なら、いいんだけど」

「明日から魔法と剣を練習しないといけないから早く寝て頑張らなきゃね」

「魔法の方なら私がみてやることもできるからな」

「うん。よろしくね」

「もちろん。そろそろ、上がるか」

「うん」


 私たちは最後にシャワーを浴びて、脱衣所に行きお互いに風と炎魔法を使って髪を乾かし、フリーエルが用意してくれた(なぜか)色違いのパジャマに着替えて自室に戻った。自室内には紅火用の寝具がセットされていた。

 私たちはそれぞれの布団の中に入り明りを消して眠った。

次話は出来れば二週間以内に投稿します。

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