たまには各受賞作品の講評を講評してもいいじゃない? 2
本講評は面白おかしくなるように表現の誇張があります。しかし、それは文章のプロである出版社の方々もわかりきってる常識だと思いますので、作品が特定できないように伏字を使いながら、胸を借りるつもりで批判をしています。
前回の講評が好評だったので、調子に乗って第二弾です。今回は某賞の、特に目を引いた3講評をこちらで勝手に紹介し賞を与えたいと思います。賞金は当然ありません。
・羨ましいで賞
過酷な世界で力を求め成り上がっていくという王道的な面白さと、寿命と引き換えに「蟲」を身体に宿すことで魔力を得られるという独自の世界設定が魅力的な物語。主人公が命の代償を背負いながらも、その力を使いどう運命を覆していくのか。常に先が気になってしまう物語の構成力が素晴らしいです。しかしこの作品、それだけではありません。激カワなペンギンとの異色コンビで繰り広げられるアクション全開のバディバトルも魅力の一つ。しかもこのペンギン、ぽてっとしたフォルムの可愛さとは反対に、敵の装甲を容易く切り裂く翼を持つ強者。可愛くて強い!そんなペンギンに、きっと読み手の心は鷲掴みにされるはず。もっと彼らの冒険を見てみたい、そんな気持ちを込めて選出した作品です。
≪講評の講評≫
すごい熱量が伝わってきました。あまりの熱量につい全文乗っけちゃいました。惜しくも講評としては客観性が足りないものの、巧みな構成力で作り上げる王道的な展開に出版社としても魅了されてしまったことがうかがえます。これだけ褒められれば受賞者も嬉しいのではないでしょうか。羨ましい限りです。グランプリを取れなかったのは残念ですね。私もこういう熱のこもった感想をいつか戴きたいと思いました。まる。
・大変気持ち悪いで賞
主人公〇〇〇の人の好さに心を打たれました。下心でなく、「放置されている子どもを放っておきたくない」「たとえ逮捕されたとしても己の信念に従ったことだから罰を受ける」と非常に真っ当でありつつも(中略)女性読者も読める内容だと思いました。
≪講評の講評≫
あなたは人を助ける際に逮捕されるかどうかを考えるのですか?そもそも救助して逮捕されるってどういうことでしょうか。救助の際にそういう行動をとろうとしてるのですか?いくら否定しても、それは下心というのです。大変気持ち悪いです。助けたロリと下心なく同棲をしたいという下心がある、そういう願望のあるロリコンには刺さる作品かもしれません。しかし、そんな尖った作品を女性の方に勧めてはいけませんよ。読めるのと読みたくなるのは全く異なります。気持ち悪いです。
・どうでもよさそうで賞
主人公の心の揺れ動きの描写がとても印象に残りました。繊細な描写だけでなく、物語の先を期待させるストーリーテリングも秀逸です。主人公達を思わず応援したくなる作品です。
≪講評の講評≫
選考に力を使いすぎたのでしょうか。疲れ切った、やる気のなさがこの省略することもない短文に現れてます。他にも短い講評は多数見受けられましたが、ファンタジー作品のみならずどの作品にも使えそうなこの万能な講評が特に優秀だったので選びました。
次はありません。
選考なんてこんなものです。ですから、落選者の皆さん、気落ちせずに頑張りましょう!継続は力です。




