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グランレコード  作者: 33
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エピローグ

「おー、すごいな」


新品の機材を持って私は感嘆の声をあげた。あのコルダー博士の事件から丸5年経っている。採用の決っていた会社は、事情が事情なので待っていただいた。そのうえで大学を卒業して社会人となったのが3年前のことだ。後輩が同級生になってしまったショックはいまでも忘れない。


「まさかゲームになるなんてなぁ」


コルダー博士によって作られたVRMMOがゲームになったのは去年だ。サイバー犯罪の道具としてできたがクォリティーが高く医療やバーチャルシュミレータとして使われることとなったのがきっかけだった。だんだんと浸透していきゲームとして復活した。


これを作ったコルダー博士は、国際指名手配されており刑務所に入ったがVRを望む声が多く。観察付きで研究することが許された。そしておめでたいことにベン博士と結婚している。ベン博士がコルダー博士を口説くために奮闘したのを知っているため微笑ましい。


「そんなに嬉しいのかミズキ」


そこに珈琲を持って久賀さんが来た。


「可愛いチアキちゃんが見れるのが嬉しくて」


かわいいは正義!が心情の私としてはもう一度チアキちゃんがみたいです。


「悪かったな可愛くなくて」


「千彰さんは、かっこいいですよ?」


「調子のいいことを言うな」


あのとき一緒にいた久賀さんこと久賀千彰さんと実はお付き合いしている。女子大生という肩書きがあるうちに猛アタックした。そもそもあっちにいたときから好きだったので異性なら問題あるまいと容赦なく詰め寄った。最初のうちは女子大生いいなと言っていた助手さんの顔がだんだんひきつっていったのはいい思い出である。


「チアキちゃん見たいだけじゃなくてトリカブトやローザさん、クリス、マスター他にも色々な人に会いたいと思うんです。一番最初に会うのはアリスかな」


「あのキノコか」


「そうそう、楽しみだな」


機材をセットしたから後は電源を入れるだけだ。隣で同じように千彰が機材をセットしていく。


「それじゃぁ行ってきます」


「おう」


最初に私が機材の電源を入れた。一瞬目の前が真っ暗になったのちに現れたのはたった一年だけいたけれど懐かしい場所。感慨にふけっているとシステム音が流れる。



『ようこそ、大いなる冒険と発展の記録"グランレコード"へ』

これにて完結です。閑話は、のちのち暇を見て書いていきます。

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