その99
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清水 澄 拝
優ちゃんが、刑事さんに捕まった。
婦警さんはもう大丈夫というけれども、ちっとも大丈夫でない。
・・・やっぱりつりあわない私といるからだ・・・・
涙が止まらなかった。
婦警さんはそんな美香を見て、怖かったのね・・と訳の分からないことを言う。
事情を言っても、私の話なんか聞いてくれない。
やっと母が到着した。
「どういうことでしょうか?」
お父さんが、刑事さんに怒っている。
優ちゃんは私の婚約者で、私たちは婚約記念にパークに来たのだと説明している。
刑事さんが、お父さんに謝っているのが見えて、そしてしばらくしたら、私の傍にやっと優ちゃんが来てくれた。
「すみません匿名で通報があって、その人物像に、息子さんがそっくりで、娘さんの年齢もあっていたので・・。」
私を抱きしめる優ちゃんの手が刑事さんの言葉に震えてるのが解かった。
・・・また美香のせいで迷惑がかかった・・・・・
「優ちゃんごめんね・・・」
美香の声に、優ちゃんが首を振った。
「美香が誤ることではないよ?」
「でも、婚約者だなんて・・・」
私の言葉に、優ちゃんが私の前にひざまずいて言った。
「・・いや、叔父さんたちにはお願いしてた。僕は、今回君にプロポーズするつもりでこの旅行を計画したんだよ?」
私が目を見開いて、優ちゃんを見た。
優ちゃんが私の耳元に唇を近づけて、耳元でそっとささやいた。
「美香、僕は僕の命が尽きるまで君と共にありたい。君が必要なんだ。僕と結婚してくれるね。」
その真剣な声と、真剣な瞳に押されて、私はたじろいだ。
息を飲んでしばらく優ちゃんを見る。
・・・ほんき・・・なんだね・・・・・
「・・美香で良いの?」
恐る恐る聞いた私の台詞に、優ちゃんは首を振って返してくれた。
「美香じゃなきゃいやなんだ・・」
思わずその温かい胸の中に飛び込んでうなずいた、声がでなかったが、優ちゃんの耳元でがんばって言ってみた。
・・・・優ちゃん、美香も優ちゃんじゃなきゃいやだよ・・・・・・
その言葉の後優ちゃんの唇の温かさを頭のてっぺんに感じた。
・・・・・思わず顔を上げたら・・・・・・
・・私の唇に、優ちゃんの唇がが重なった・・・・・
・・・・・・優ちゃんあなたと共に、生きてゆきたい・・・・




