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昨日見た夢  作者: 清水澄
90/185

その90

お読み戴きありがとうございます。

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 清水澄 拝

 その後しばらく、美香の態度はぎこちなく・・・


 少しいじめすぎたかな・・と反省したのもつかの間・・・。

アトラクションや、ショー見ているうちに、いつも以上にはしゃぐ美香がいた。

最初は、一緒に行動していた両親も、夕食の時間を約束したら何時の間にかいなくなり・・。


僕は、美香と思いを通じ合わせてはじめてのデートを堪能していた。


 赤ん坊を連れた若い夫婦を見かけると、それに気を取られてこけそうになり、僕に抱きかかえられて笑う美香。

彼女のそんな一挙一同が愛しく思える・・。


本当馬鹿みたいだ・・僕ってこんな奴だったんだ・・・。


 美香が初めて家に来て、叔母さんに”優ちゃん抱っこする?”と聞かれたときこんな日が来るとは思わなかった。

 思えばこいつは、僕のパラダイスを壊した侵略者だったんだよな・・。


 そんなことを思い出しながら、思わず苦笑する僕を見て、美香が怪訝そうな顔をした。


「・・・優ちゃん、思い出し笑い気持ち悪い・・・・。」

美香を抱き寄せながら、僕は言った。


「・・・いや・・、オムツを変えてミルクを飲ませた赤ちゃんが、大きくなったものだと思って・・。あの頃は泣くか、怒るかだったのに・・。」


美香は膨れて、僕を睨んだ。

「・・・優ちゃん?」


僕は笑いながら続けた。

「・・今もそんなに変わらないか?」


笑いながら続ける僕に、美香はますます膨れた。

「もう・・美香、お母さんたちの部屋に泊まる。」

怒る美香を引き寄せて、その首筋に顔をうずめて、キスを落とし、耳元でささやく。


「嘘、嘘、ちゃんと成長して、僕をこんなに誘惑してくる・・。」


美香が僕の行動に驚いて体をひねった。


「優ちゃん!!今は昼間で、ここは公共の場!!しかもぉぉぉぉ!!パークのど真ん中!!わかってやってるの!!」


美香の必死の訴えに周りを改めて見回した。確かに人が沢山いるな?


「・・そうか・・、じゃあ、ホテルまで我慢するよ・・?」


・・・・それはそれで・・怖いかもしんない・・・・


美香の呟きを、聞かない振りしてもう一度抱きしめたら、美香に本当に怒られた。

・・・・しかたない・・このぐらいに、しておこう・・・・


ふと、向こうのアトラクションの列を見ると、真っ赤になって怒っている父とそれをなだめる母、ため息をついて下を向く叔父と、その背中をさするおばが見えた。


・・しまった、見られていたらしい・・・

・・・・・・まあいいか、美香には見られたことは黙っておこう・・・・


僕はいつ出そうかと、ずっとポケットに入れている小さな箱を握り締めた。


・・・・・今日中に君に伝えたい言葉があるんだよ・・・

・・・・・・・君は、どんな顔をしてそれを聴いてくれるのかな・・・






すみません、短いです・・。


・・続きどうしよう・・・


清水 澄 拝

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