その84
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清水澄
柳からメールが来た、美香と僕のアパートに夕食を作りに行ったからありがたく帰ってから食べるようにと・・・。
槇原さんからも、帰れといわれていたので、早々に帰宅した。
アパートに帰り、机の上を見ると美香からの手紙があった。
”大好きな優ちゃんへ。"
なつかしの、鍋焼きうどんを作りました♪
あの頃のように、おなかを壊さなくていいように先に団子に火はいれてあります。
スープが温まったらうどんを入れて、その後野菜を入れてください。
強火でなく火は弱くしてね。
それと、優ちゃんが疲れてなければ、明日連れて行ってくれるって言っていた、テーマパークに行きたいです。
"美香”
・・・どうしたんだろう・・・?
嫌に友好的というか・・・・・
その下の方に小さい字で柳が書き込んでいた・・・・・
その、内容を読んで僕は頭を抱える・・。
”ごめん!!美香ちゃんに、秘密のアルバム見せちゃった!!!!”
まさかと思い、辺りを見回す。
・・・・美香の、アルバムが出ている・・・・
あいついつの間に見つけたんだ!!!!!!
僕は、柳に文句を言うべく携帯をかけた。
数コールで柳につながる・・・
「・・・いつ見つけた?・・と言うか人の私物勝手に見るなよ!!」
僕の怒りにひょうひょうと答えた。
『あら~~あれ見て、美香ちゃんあなたを許す気になったし・・感謝して欲しいわ?』
・・呆れながらため息をつくと、彼女は続ける。
『・・・それよりも、あなたに私いわないといけないことがある。』
・・・なんだろう?
『明日、どうするの?』
柳の問いに僕は答えた。
「・・お前に文句言ってから、美香に電話しようと思ってた。」
『・・じゃあ、家に迎えに来てあげて、その時に先に私と話をしよう』
・・・電話じゃあ、駄目なんだろうか?・・・・
僕の心の声が聞こえたのか、柳が笑いながら言う。
『・・電話じゃあ、殴れないからね・・・』
・・笑いながらにしては、真剣な口調に、僕は了承した。
「・・穏やかじゃないな?良いよ迎えに行く」
『じゃあ明日』
通話の切れた受話器を暫く見つめた。
視線を下げると美香の手紙が目に付いた。
もう一度、美香の文字を眼で追った。
”大好きな優ちゃんへ”
携帯を見ながら暫く考える。
”・・電話じゃ、殴れないから”
柳の言葉が気になった・・・。
・・・美香とどんな話になったのか?・・・・
・・・・・・やはり僕は兄なんだろうか・・・・・・・・
もう一度、美香の文字を眼で追った。
”大好きな優ちゃんへ”
美香が昔僕によく言っていたフレーズだ。
そして僕の首に、この言葉を言いながら、かじりついてきた。
そんな美香を抱きしめるのが大好きだった。
あの頃は、まだ幼かった美香が成長するのを待つことは苦痛ではなかったのに、
今は、日に日に成長していく美香を見ると、あせるばかりだ。
手にいれたい、早く僕のものにしたい、誰にも取られたくない、誰にも渡したくない。
・・・・・・・僕はどうすれば彼女を手にいれる事が出来るんだろうか・・・・・・・・
ああ・・もうすぐやっとラブ突入・・か?・・・
・・・長かった・・・・
(・・・ほんとにな・・・by優。)




