その164
義弘先輩が、雑居ビルに用意をしに行ってくれる事になったその手伝いに優ちゃんも行くという・・・。
・・優ちゃんだけにしたらよっちゃんに何をするんだろう?目は離せない。・・・
私もついていくといったら優ちゃんが満面の笑みで微笑んだ。
・・・・はめられたきがする・・・・
私と優ちゃんは、義弘先輩達と共に、会場設営に向かった。
都が心配してついてきてくれたが、優ちゃんを呆れた目で見るだけで何も出来なかった。
・・・・・ホントいい加減にして欲しい・・・・・
離れて都と歩こうと思うが優ちゃんはそれを許してくれず。
おまけに、ネックレスにつないでしまっていた指輪を私の指につけて・・・・。
そして、何も言わずに、私の腰を引き寄せて離そうとしない。
よっちゃんがこちらのほうをちらちら伺ってるのが解った。
それを知ってて、優ちゃんは私に微笑みかけて又引き寄せる。
・・・アノね、歩きにくいんです・・・・・
きっとここで邪険に扱うと、後でとんでもない報復が待ってることを知ってる私は、結局何も出来ずにいた。
・・・でもね、本当に歩きにくいんです・・。それにあまり引っ付かれると暑いんですけれど?・・・・
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打ち上げ会場が、小火で使えないと聞いて、柳に電話をして相談したら美香効果で二つ返事でホールを使わせてくれる事になった。
ただセットで提供予定のケータリングの試供をするから感想と改善点をレポートにして、提出しろという・・・。
吉田会長に会場の事だけ相談したら、ほぼ即答で使いたいとの事、
・・・よしレポートは彼の役目だ・・・。
急なので会場設営のスタッフが足りないという柳の言葉にも、会長が義弘を指名してくれた。
義弘が行くなら僕も先に行こうと設営手伝いを申し出た。
義弘は嫌そうに顔をゆがめるが、どちらにしても頼んだのは僕だ行かないわけに行くまい。
一人も寂しいので、美香を煽ったら案の定ついてくるといった・・・・。
校外に出たので美香の腰をを引き寄せて、指輪を美香の指のはめた。
人目があると怒るだろうぎりぎりのラインだ、これ以上はきっと怒られる。
義弘がこちらを伺っていらいらしてるのが見えたが、せいぜい悔しがると良い。
・・・・美香は僕のものだ・・・・・
「・・・・・・優ちゃん、美香歩きにくい・・・・」
美香が文句を言ったが無視した。
「・・・・・・あまり引っ付くと暑くない?」
美香の文句は、再度無視した。
・・・・・”おこさまだ・・・”
・・・・呟きもついでに無視した・・・・・
美香が誰のものか思い知ってもらう良い機会を僕が逃すと思うの?
美香が、躊躇してる理由も本当は知っている。
人間関係、特に恋愛関係においてどちらかが被害者で、どちらかが加害者かのラインなんてとてもあいまいで本当に分かりにくい・・・・・。
ましてや誤解が発端でのトラブルならなおの事かもしれない。
僕は義弘を見てこころの中で呟く。
・・・でもね・・・・・
美香のつらい様子を知っていながら傍観してたおまえの行動は最低だと思う。美香がなんと言おうがやっぱり僕は君の事は許せないな。
僕は美香をもう一度抱き寄せながら思った。
もしかしたら美香に嫌われるかもしれないが、義弘僕は君を許すつもりはない。
覚悟して欲しい




