その156
ひとの心は移ろいやすいものだ。
誰に言い聞かせるでなく、自分の心のうちを考えて思う。
私は、たかだか小学生なりによっちゃんの事が好きだった。
今はそれからたった3年しかたってない未熟な精神状態と大人が言うなりに、優ちゃんのことを愛してると思う。別に、大人な男性に、プロポーズされたから舞い上がって受け入れたつもりはない。それが優ちゃんだったから受け入れたんだ。
それなのに、優ちゃんはまだ不安だと言う。
それが私の年を考えてなのか、私のこどもである精神的な未熟さを考えて優ちゃんが不安に思っているのか私には解らない。
優ちゃんが求めるように、からだの関係をもったら、優ちゃんの不安はなくなるのかとも思うが、うっすらと何をするのか興味もあり理解もしてるが恐怖の方が勝ってしまうのと、根本優ちゃんが体を手にいれてもその不安をなくすか疑問だから踏み切れない。
皆は12才も年上の男性との交際に興味津々の様子だが、どう考えても優ちゃんが私の前で大人な男性を見せてくれたことは無いように思う。
・・・だから、いっしょにいれるのかなぁ・・・
そんな思いと、性的な面では、大人な部分?(私の立場を忘れる時点でやはり子供?)な優ちゃんにすまないとは思うが・・・・
無理なもんは無理!
「何が?」
私の後ろで声がする。そうだ、させてくれないなら暫く抱きしめたいとの申し出に同意し、後ろから抱きしめられる形で、埃っぽいソファーに二人で座っていた。
「言いたくない。」
優ちゃんの腕を両手で抱えるように抱きしめながら言った私の台詞に彼は笑った。
・・・・それは、大人の余裕というやつですか?・・・・
少しムッとしながらふとわたしは今まで思っていた疑問をかれにぶつけた。
「優ちゃんさぁ?プロポーズのときにずっと好きだったて言ってたけれど、いつからなの?」
優ちゃんのからだが揺れるのがわかった、でも私は怯まなかった。
「いつから美香の事が好きだったの?」
今度は優ちゃんの番だった。
「、、、言いたくない」
ーーーーーーー
なにもしないから、暫く抱きしめていたい、と美香に許可をもらって、ソファーに二人で座っていた。
美香は僕の腕を両手で抱きしめていた。
・・・・・なにもできないように拘束してるつもりなんだろうか?
だが実はそのせいで微妙に当たる二つの膨らみが僕を刺激していることに彼女はきずいていない。
年齢から考えると、それなりの、でもまだたぶん発達途上中と思えるそのささやかなふくらみが僕を刺激していた。
・・・やっぱりお子様だよなぁ・・・
きっと自分が、いま男としての僕を煽る結果になってるなんて思わず、ただ自分のみを守るために僕を拘束してるつもりなんだろう。
12歳も年下の中学生・・本当だったら恋愛の対象にならないかもしれない、なのに僕は彼女がほんの小さな子供のときから手に入れたいと思い続けていた。
・・・異常かも知れない・・自分でも思うけれども、彼女に関しては僕には常識は通用しない。
・・・子供だとふと感じる瞬間は今のようにあるが、殆んど、歳の差を感じる事がないのが正直な感想だ。
突然彼女が、”無理なものは無理!!”と呟いた。
・・大体考えてる事はわかったが、あえて聞いてみた。
「何が?」
返ってきた返事は、「言いたくない」だった。
予想した答えに思わずわらってしまった。
もう一度抱きしめた。ごめん美香、僕が君の気持ちを大事にしないといけないのにね?
僕はいったい何が不安なんだろうね?
歳の差を気にしてそれに振り回されて彼女の心変わりを心配してるのは、僕の弱さだと思う。
僕は、彼女が4つの時から彼女以外は考えられず、これからもそうだと言う自信がある。
でも彼女は、過去も未来もない今が大事だという。
過去は取り戻せないけれどせめて未来は優ちゃんのものとぐらいどうして言ってくれないんだろうか?
美香が突然僕に聞いてきた。
「優ちゃんさぁ?プロポーズのときにずっと好きだったて言ってたけれど、いつからなの」
美香の言葉に僕は怯んだ。
「言いたくない」
都合の悪い事は黙っていたい。4歳児に恋したなんて、いまさら告白できるか。
美香が僕の返事にむっとして、僕の腕に噛み付いた。
・・・確かにお前は、おこさまだよ!!・・・・




