その151
王子様のところに帰る前に、おやつを仕入れなければ・・・
私は都に付き合ってもらって、校内のバザーを見ることにした・・・。
途中何故か生徒会長さんに出会い、怒られた・・?
「・・どこに行ってたの?帰ってこないからって何かトラブルに巻き込まれたかって、先輩が心配して今探し回ってるよ?」
・・・優ちゃん?どんだけ過保護なの?ここは学校で、ここでなんかあるわけないじゃないの?・・・
「さっき生徒会室に、義弘が来て・・中野先輩を睨んで出て行ったんだ。二人ともかなり険悪でどうしようかと思ったよ。」
・・・あああ・・それはまずかった、そのパターンは考えていなかった。・・・
私の表情を見て都が会長に聞いていた。
「・・中野先輩は、なんていってたんですか?」
「義弘がいるのに一人で買い物させるんでなかった、・・って」
・・・優ちゃん?学校に来てる限り毎日会うんですけれど?・・・・
都が溜息をつきながら、私を見て言った。
”ホント周り見えてないかも・・”・・うん私もそう思う。
そんな会話してる時に後ろから手をつかまれた。
「美香!?何をしてたの?」
・・・あなたに頼まれたお使いを少々・・・
とぼけた台詞を返せるような雰囲気ではなく・・・優ちゃんは私を睨んだ。
「どこをふらふらしてたのと聞いてるんだけれども?」
怒ってる優ちゃんの顔を覗き込み、私は上目ずかいに優ちゃんに言った。
「優ちゃんががんばってる後輩たちと友好を深めたいって言ったから、美香遠慮してゆっくり都と催し物見てた。なんかそれに不都合な事あったの?」
私の顔を見て何故か口ごもり真っ赤になってる優ちゃんと、その様子を呆れた顔で見ている周り・・・
都の、”美香・・あんた最凶・・”と言う台詞が聞こえた。
・・・・???なんで???・・・・
優ちゃんはここが群集の真っ只中だってのに!!(しかも学校!!)私を両手で囲みこんで抱きしめた。
!!!!いや~~~やめて!!!美香ここに後、4年通うのよ~~~
「僕から離れていかないで・・・」
・・・へぇっ!?・・このひとはなにをいってるんだろう?・・・
優ちゃんの台詞を聞きながら、よっちゃんと話した内容を思い出した。
・・いつも不安で仕方がなかった・・・・
・・どうしてどいつもこいつも私の周りの男どもは私の気持ちを疑うんだろうか?・・
仕方なく、逃げようと突っ張った両腕を背中に回して、優ちゃんの背中を軽くたたいた。
「今は優ちゃんが好きなんだよ?知ってるでしょう?」
優ちゃんの私を抱きしめる手が強くなった。それを感じながら私は続けた。
「・・そしてここは美香の通ってる学校で、美香後4年ここに通わないといけないの優ちゃん覚えてる?」
優ちゃんの手が動いた。
「・・美香このままだと、きっと不純異性交遊で、退学になるかもしれないよ?」
”優ちゃんわかってる?”
私の問いかけに、優ちゃんは顔をあげて屁理屈を言う。
「・・婚約してるんだから、不純じゃないだろう?純粋だよ?」
私は低い声で優ちゃんに言った。
「・・・別に解消しても美香困らないけれど?・・・どうする?・・・」
優ちゃんが、一瞬言葉に詰まって、”ゴメンナサイ・・”と言うのが聞こえた。
都が”美香やっぱり最強”と言うのが聞こえた。
・・・そうかなぁ・・優ちゃんがお子様なだけだと思うよ・・・?・・・




