その150
よっチャンの修復も大事だが、とりあえずの目標は・・・。
生徒会室で待っている優ちゃんをどうごまかし、何をするつもりなのか探ってできれば阻止しなければと思う、でも私にそんなことが出来るのだろうか?
私の話を聞いて都はアドバイスをくれた。
「・・今日は、離れないようにしたら?」
「・・でも優ちゃんは、美香を言いくるめそうな気もするし、それに自分で手を下さないかもしれないよ?今日行動するつもりなのかなぁ?」
私の疑問に都は淡々と答えた。
「自分で手を下さないのは、結果をすぐ見る必要がないときじゃない?今回の事は、美香が咬んでるし、彼は美香の報復のためなら自分で手を下すと思うな?そしてその結果は必ず自分で確認するって。だから行動を起こすなら今日だと思うしそのためにここに来たんだと思うけれど?」
・・・都?あなた、私と同じ年だよ・・・ね?・・
都の推理と優ちゃんの性格を考えて、そうかも・・と思う自分と、あのめんどくさがりが、自分で行動するかな?と言う思いとが交差する。
考え込んだ私の顔を見て、都が笑いながら言った。
「美香は、自己評価低すぎ・・だから、相手が不安になるんだって・・。もっとあの人は自分にべたボレだから自分のためならなにしでかすか不安・・ぐらいに思っていいって。」
・・・普通・・思わないでしょう?ソレ・・・・
溜息をつきつつ、都は私に言った。
「・・あのさ?優兄ちゃんはいつから美香の事好きなの?幼馴染だって事差し引いても、あの粘着器質と、執着心は、立派にストーカーの域に入ってると思うよ。」
・・・都?優ちゃんと知り合って、間なしのはずなのに何でそんなに詳しいの?・・・
「あの人の、美香への思いは昨日今日出てきたもんじゃないって・・・相当、鬱々と、育んで育ててきたと思うよ?」
・・ねえ?都?美香疑問に思うんだけれども?恋心って鬱々と育むものなの?・・・・
「でなかったら、良い大人の癖に、何もわからない中学生騙して婚約して、まんまと縛り付けるような真似すると思う?どうせ傍に居るんだからもう少し待てよ?普通待つでしょう?」
・・・うん、みやこ?確かにそのとうりだと思うけれど?優ちゃんには多分普通の常識は当てはまらないと思う。だって優ちゃんだもの・・・・・
「12歳も年上の癖して、何でここまで美香に甘えられるの?あの男は?信じられない!!」
「・・・いや、優ちゃん見掛け倒しの子供だから・・・。」
私の言葉に都が吼えた。
「12歳も年上なら、もっと頼れて当然じゃない?大人の男性のはずだよ?それなのに美香といると、大人の分別ないじゃない!!?」
・・・・へ?都は何を怒ってるのかな?・・・
私は憤慨する都の言葉を聞いた。
「美香の事を私と話す時は、美香を見守ってる大人な男の人って感じるのに、美香と居る時はそれがないの!!イメージ狂うったら!!」
「・・都、優ちゃんそういう自分のイメージを押し付けられるの、凄い嫌がると思うよ・・・。」
都は、私の両手をつかんで言った。
「・・でも、会長じゃないけれど、あの人は知ってる人には、ヒーローで憧れの人なのに・・。」
”まさか、本性があんなに黒くて、粘着器質のお子様だなんて・・・。”
・・・それは、スーパーマンの姿にあこがれたのに、ふたを開けたらさえないサラリーマンだったて怒ってるのかな?・・それは優ちゃんのせいじゃないでしょう?・・・・
「ねえ?私たちは知ってることよりも知らないことのほうが多いんだよ・・ね?」
ふてくされて、”そうね”と都が言った。
「見えてることよりも、見えてないことのほうが多いんだよね?」
そのままの表情で”そうね”と都が言った。
私が笑うと、都はすねて返した。
「・・でも、現実には居ないはずの王子様が、白馬に乗って来てくれるのを待っても良いと思うのよ?そのいるはずもない王子様かなと思った”どきどき感”を粉々にされたのが悔しい!!」
私は、笑いながらその話を聞いた。
「ずいぶん理想からずれた王子様だね?姫が軌道修正しないといけないなんて。」
私の言葉に、都が言った。
「だから言ってるじゃない、自分にべたボレだから周りが見えなくなってるんだと思えって。」
”そうなのかな・・?じゃあそう思おうかな?”
私の言葉に、都が言った。
”そう思わないと回りが悔しいから、そう思って欲しい・・・”
その言葉に思う、都に出会えてよかった。 ありがとう。
優ちゃんもみかを好きになってくれて、ありがとう。
美香も優ちゃんがどんな人でも好きだよ。
・・・さあ、王子様が道をはずさないように、姫は王子様に合いに行こう。
う~~ん・・わかりにくい・・・。
いくつになっても、間違いは間違い。
ヒーローなんて本当は居ない。
でもみんな誰かに助けられてる?てことで・・・・
これ”だけ”が正しいって思えることって、本当は世の中にはないんじゃないのかな・と言うのがテーマです。
仕事のストレス、ぶつけるためにはじめたはずのこの話。
なんか、違う方向に走っている今日この頃・・・。
すみません、もうちょっと(ホントか・・)したらまた優視点に戻るかと・・・。
そろそろ、終わりが見えてこないのかしら・・・。
清水 澄 拝




