その148
読んでいただきありがとうございます。
お気に入りご登録ありがとうございます。
体調、ちょっと復活?
清水澄 拜
・・・優ちゃんに頼まれたお使いをしないと・・・・
・・・・いや、その前に優ちゃんの計画を止めないと・・・・・
私の心の中は、ぐちゃぐちゃだった。
よっちゃんは、美香を裏切ったわけではなかったんだ。
美香が誤解して、よっちゃんの話を聞かなかったからこんな事になったんだ。
あの時もう少し聞く耳を持っていたら・・。
・・それよりよっちゃんを信じていたら・・・・。
私は自己嫌悪と後悔のおもいで、気分が悪くなりそうだった。
それより何よりショックだったのは、こんな私をよっちゃんがまだ好きだって言う事実。
悔しいから、振られた腹いせに、美香をかまってるんだと思ってた。
自分が振られた事を認めたくないプライドで美香を何とかしたいんだと思っていた。
・・私ってサイテー・・どこまでよっちゃんの事、理解していなかったんだろう。・・・・
・・私はとっくに振り切って、他の人との関係を積み上げてるのに、よっちゃんの時間は、美香と別れたときのまま止まってる?・・・
「私が決め付けて逃げて、きちんと話し合いを持たなかったから?」
自分のしたことに涙が出てくる。
「・・よっちゃんごめん、私自分の事しか考えていなかった。」
こんな顔のまま、優ちゃんの元には帰れない。きっと、何があったか問いただし、そして私は悪くないと甘やかすだろう。
・・それは嫌だ、これは私の問題だ・・・・
顔を上げて、ゆっくり自分の気持ちを整理したいと、そして今日はもう優ちゃんと出会わない良い方法はないかと、私は考えた。
生徒会室から遠い、総合祭で使用していない中庭のベンチで私は今あった出来事を反芻していた。
「・・どう考えても、あの時よっちゃんの話をきちんと聞かなかった私が悪い・・・・。」
優ちゃんが私のことをどういう目で見てたかなんて私は気づかなかった。そして、よっちゃんがそんな優ちゃんの視線を気にして不安だったと言う事実にはもっときずかなかった。
・・・そういえば、プロポーズの時にずっと好きだったって言っていた。・・・
・・・・・いつから?どこから?・・・
そして。よっちゃんはそれに気づいていた。それなのに、事あるごとに私は、よっちゃんよりも、優ちゃんを優先していたような気がする。
「・・・・ああ、不安になって当然だ・・・・サイテー・・・」
でも後悔しても、時は戻せず。
そして私の今の気持ちも優ちゃん以外の人には向かない・・。
「・・よっちゃん本当にごめん・・。」
自分の馬鹿さ加減に泣けてきた。
「美香?どうしたの?」
顔を上げると、都が私を見下ろしていた。
「・・・なんで泣いてるの?何があったの?」
都を見上げて、思わず泣き言が出た。
「・・自分の馬鹿さ加減に涙が出てきた。どうしたら良いんだろう?美香なんて幸せになる資格ないよ。」
唖然とする都に、すがり付いて泣いてしまった。




