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昨日見た夢  作者: 清水澄
128/185

その128

 頭を抱き寄せたまま美香が落ち着くのをまった。

 やがて僕から離れた目を赤くした美香に、行こうか?・・と聞いてみた。


 美香はうなづいて、そしてじっと僕のほうを見て言った。

「優ちゃん美香、着替え持ってないよ?」

美香の格好を見た・・確かに、制服はどろどろ、出てる手足はシップだらけ・・何があったんだろうと思われるだろうな・・。


「・・う~~ん、服買おうか?」

美香の顔が明るくなった。

「優ちゃん買ってくれるの?!!美香欲しいTシャツがあるんだ!!」


・・・好きにしてください・・・


Tシャツ一枚でご機嫌になる恋人でよかったよ・・?


 ・・きっと、言いたいことぶつけたい事は沢山あるだろうに僕に気を使って我慢してるであろうその姿に改めて義弘に対して怒りがこみ上げる。


 僕の顔を見て谷内先生が”ほどほどって言っても無理だろうな?”と呟いた。


 ・・・良くお分かりで・・・落とし前はつけてもらいます・・・・


 静かに笑った僕を肩をすくめて見て、その後美香の喧嘩相手に”滝、お前もきをつけて帰れよ”と言うのが聞こえた。

・・ああ、滝さんと言うのか彼女は・・。

 美香が僕の顔を見て、何か言いたげにしてるのが見えた、美香の言いたい事はわかったので僕はうなずいて見せた。

美香が笑顔になって滝さんに話しかけた。

「優ちゃんが、着替え買ってくれるって言うし、駅前のお店に行こう?」

滝さんがびっくりした顔をして僕のほうを見た。

「・・でも・・・」

美香がつづける。

「だって、ここから電車で一時間以上かかるのにその格好じゃあ電車乗れないでしょう?」

・・確かに彼女も美香に負けず劣らずどろどろだ。・・

僕のほうを恐る恐ると言った風情で見る彼女に、僕は言葉少なく伝える。

「きっとね、美香は自分の服だけじゃ納得しないと思うから。一緒に行ってくれるとたすかるな?」

僕の言葉にかばんとって来ます・・と彼女が言った。

美香が、下駄箱で待ってるね。と彼女に伝えるのが聞こえた。


谷内先生が僕にささやいた。

「ものすごく不本意だろう?」

面白がってるその様子に僕は不機嫌に返す。

「仕方ないでしょう?美香が希望してるんだから・・。」

谷内先生が、笑いながら言った。

「お前ほんとに甘いのな・・。」


・・・ほっといてください自覚してますから・・・・


下駄箱で彼女と合流して、駅前のショップに向かった。

美香はお目当てのシャツを手にとって、その後ワンピースと見比べていた。

「・・両方良いよ?」

僕の台詞に嬉しそうな顔を向けて、”優ちゃん大好き”と僕に抱きつく美香を受け止めた。

あっけに取られている滝さんを見て美香が慌てて離れた。


・・・・別に良いじゃんいまさらじゃないか・・・

美香の態度をすこし不満に思いながら、まあもうすぐ二人きりになれるんだからと思いなおし、そういえばと美香に提案した。

「ついでに、僕の部屋に置いとけるルームウエアも欲しいよね?」

目に付いたイチゴの柄のウエアをかごの中に入れたら、美香が”優ちゃんの趣味って子供っぽい”・・と文句を言う。

思わず”お子様にあわして何が悪い”と言ったら、膨れられた。

「滝さんはそれかわいい!!」

美香が彼女の持ってる、シャツとパンツを見て、美香は自分の選んだ物を返し同じパンツを持ってくる。

「滝さんってセンス良いよね。」

赤くなってる彼女を見て美香が不思議そうなかおをした。

二人でお互いに服を選び遭ってるところを見ると仲の良い友人のようにしか見えない・・。

でも僕に対しては滝さんは相変わらず引いてるようだった。


 支払いを済ませて、着替えた二人と美香の希望で、コーヒーショップに入った。

 ケーキとコーヒーを前に満面の笑みを浮かべる美香とやはり居心地の悪そうな滝さん。

「・・すみません、お金は橘さんに預ければ良いですか?」

彼女の言葉に僕より先に美香が答えた。

「多分優ちゃん受け取ってくれないと思うよ。だって服が汚れたのって美香のせいでもあるし。」

僕は滝さんに笑いかけながら言った。

「美香がそういってるし良いよ?それにどうせ美香に後で返してもらうし?」

僕の台詞に美香が思い切り嫌そうな顔をした。

「え?じゃあ私橘さんに返せば良いの?」

滝さんの台詞に美香が、”美香で良いよ”といった後、僕を見て言った。

「・・優ちゃん、何を代償にするつもり?」

・・・良くわかってるじゃない・・・・

にやりと笑って、”帰ってから考える”といったら、美香が逃げる体制に入った。

「みか?もうお金払ったし、服も着てるし、返金不可だよね?」

にっこり笑って言った僕の台詞に、優ちゃんって鬼だね・・と美香が呟くのが聞こえる。

「R15は了解してるので、その範囲で堪能させていただきます。」

僕の台詞に美香は滝さんに、「だから、返さなくていいんだよ?」といってるのが聞こえて笑ってしまった。



読んでいただきありがとうございます。


只今、前に書いた部分をボツボツ修正中。


 1~6まで直し終わりました。

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