その1
5/26 改稿しております。
冒頭少し無理矢理な表現があります。
お嫌いな方はご注意ください。
昨日見た夢どんな夢?
大好きな人に愛されてる幸せな夢。
ずっとずっと、永遠にこんな日が続くと思っていた・・・。
「・・・・んっ・・優ちゃんやだ・・。」
美香が僕の束縛から逃げようともがいていた。
でも僕は彼女の後頭部を押えてそれを許さなかった。
嫌だ・・と声に出して訴えるために彼女が口を開いたその隙を狙って僕は口付けを深める。
美香が怯えた目で僕を見つめた・・・でも僕はそんな彼女の様子にますます煽られてしまいますますキスを深めてしまった。
甘い吐息とすすり泣くような声が混じる。理性が僕にやめろという、でも僕は止める事が出来なかった。
目を強く瞑り、握り締めている両手のひらのこぶしで僕の胸を押して必死に抵抗してくる彼女をもう一度強く抱きしめ、彼女のシャツの隙間から手をいれて下着をずらした。
そして、その手で柔らかい胸を包み込んだ・・・。
「・・・・・ん!!やだっ!!」
悲鳴のような泣き声にひるんだ、胸を叩かれてやっとわれに返った。
・・・・・しまった、やりすぎた・・・。
気まずい思いで彼女の顔を覗き込むと、思い切り睨まれる。
「・・・・ごめん、やりすぎた。止められなかった。ごめん・・」
口では謝りながら、でももっと進みたかった。そんな僕の気持ちが分かったのか見る見る間に彼女の目に涙が流れる。
「ああ・・。ほんとにごめん、お願いだから泣かないで?反省してる、もうしないから・・・。」
説得力全然ないよね?
この間も久しぶりに会って我慢が出来ずに同じことをして泣かしてしまった。
ごまかしてなだめないと明日の貴重な休みを彼女なしで過ごす羽目になる。
今度はやさしく抱きしめて髪をなでながらほほに口ずけてみた。今まで必死に抵抗していたのが嘘のように、じっとされるがままにしている・・・。
その温かさについ本音がこぼれた。
「・・・・はぁ、いつまで辛抱しないといけないのかな?」
その瞬間、彼女の怒った大きな声が部屋に響き渡った。
「優ちゃんの スケベ!!エッチ!!根性なし!!」
大声で叫ぶ彼女の口をふさぎ、しー・・下に聞こえる、父親が来ると彼女にささやき、そして言い訳をする。
「根性については僕的にはあると思うよ? だって何年美香のこと思い続けたと思うの?やっと婚約していつ手を出してもいいと思うのに、美香のの気持ちを優先して最後までせずに辛抱してるんだからね。」
最後って何?優ちゃんは私とすることしか考えてないの?と、突っ込まれた。
涙目で僕を見つめる美香を眺めながら、27歳の成人男性の性欲を侮らないで欲しいな・・と、つい言ってしまった。
「 すけべ!!!!ばか!!!もうしらない!!!もう帰る!!!」
立ち上がって逃げようとした彼女の手をつかみ、自分のほうに引き寄せ抱きしめながら耳元でささやいた。
「・・・・きらいになった?」
美香を抱きしめる手に力が入る。
「・・・・・・悔しいけれど、ならない・・・。」
僕の腕の中で胸に顔をうずめて美香が答えた。
「美香のバージンは僕のものだよ・・・・ね?」
抱きしめて頬に唇を寄せながらささやいた。
だからそんなこといわないで!!!・・と、僕の腕からすり抜けて、ドアのほうに逃げながら、僕を睨む彼女に、反省してます・・と言ってみる、でも苦笑は止められなかった・・・。
!!!!!!絶対してないと思う!!!!!!睨みつける美香を見ながら思う。・・・心の声だだ漏れだし・・・。
僕は仕事の都合上職場から5分のところにアパートを借りて住んでいるのでいつもはこの家にはいない。
今日と明日休みが取れたので今日午前中職場に顔を出して久しぶりに実家に帰って来た。
疲れていたので、自室のベッドでうとうとしていたら隣に住んでいる幼馴染兼婚約者が部屋にきてくれた。
疲れてるなら帰るよと言った彼女の言葉を無視して、美香を充電したいからと引き寄せる・・・・そして、現在に至っている・・・・。
どうして優ちゃんは、美香の顔を見るとエッチな事をしかけるの?・・・彼女の顔を見てると心の声が聞こえてくる。
「こんなことばっかりするんだったら、もう帰るねっ!!」
きびすを返し出で行こうとしている彼女に、僕の我慢も理解しろ!と、少し意地悪を言ってみた。
「美香は、もう少し男の生理ってものを理解しないといけないな。」
”セイリ・・・?そんなもん、男の人にあるの?”・・と、怪訝な顔をしている彼女に笑いながら言ってやった。
「疲れたときに男は、種族保存の本能が働くんだよ?自分の遺伝子を残したいからね。わかった?」
・・・・・・シュゾクホゾンノホンノウ・・・?
言葉の意味を反芻し、頭の中でゆっくりと浸透させている、そんな彼女の表情を観察してみる・・・。
まだ理解できてないようなのでさらに追い討ちをかけてみた。
「種族を残すための行動を、したくなる・・ってことだよ?」
にっこり微笑んで言った僕の台詞に、少し考えてそして見る見る間に顔の色が変っていき、真っ赤になった彼女を眺める。
「・・・・っ!!それって!!!」
微笑んで美香を見つめた、そして耳元でささやいてやった。
「そんな、本能が働いてるときに好きなこの顔を見たら、どんな聖人君子でも我慢できないよ・・・な?」
赤くなった後、頭から湯気が出てるんじゃないかと思うぐらい、今度は別の意味でたぶん顔を赤くした彼女が叫ぶ。
「もういい!!!」
そばにあったクッションを思い切り僕の顔に投げつけ、彼女は出て行った。
怒って帰った美香の後姿を2階の自室の窓から見下ろしながら声をかける。
「美香!明日休みを取ったんだ。今日のお詫びにデートしようか?」
ふくれっつらを隠さずに、それでも立ち止まりこちらを振り向く彼女を見ていた。
「美香が勉強できるように、お手本になるラブラブのラブストーリを見に行こう。それともホテルがいい?」
僕の言葉に、僕の顔を睨みつけながら美香が叫んでいた。
「アクションホラーじゃないと行かない!!ホテルは無しっ!!! 」
僕は笑いながら妥協した。分かった、9時に迎えに行く、今日はごめんねとといってみたが、振り返りもせずに隣の家に帰っていく美香を見ていた。
前作お気に入り登録してくださった方、ありがとうございました。
そして、今この話に目を通して下さってる方、ありがとうございます。
拙い作品ですが最後までがんばりますので、よろしくお願いいたします。
清水澄 拝




