第6話まっすぐな貴方に恋をした力強い貴方に恋をした殺したいほど恋をした
「あぶねっ。」
シブキは、刀を寸前でかわし距離をとる。
「今の良くかわせましたね。」
(しかも今のかわし方は、まぐれじゃないわたしの攻撃を読んでいた?)
「いきなりなんだ!?おれなんかあんたにまずいこと言ったか?初対面で惚れるのはさすがにまずかったか?でもおれは、見た目だけじゃなくてちゃんと中身も─」
「別にあなたは、なにも失礼なことは言ってません。むしろ嬉しいくらいです。でもあなたは、わたしに惚れてしまった。とても残念ですが斬らないといけません。」
(何を言ってるんだこいつは?だが殺意は、変わらず本物だ。それにしては、攻撃の仕方にやる気をあまり感じない?)
「やるしかねぇか。勝つぞ!勝利の神槍!!」
(認証コード?ちがう、これは思想武器)
ツキミは、無言でシブキに、斬りかかる。
シブキは、読心でなんとか寸前でかわす。その隙に一撃を入れようとしたが刀で弾かれかわされた。
(動きに一切無駄がねぇ。だが、あの時のあいつ(トルボ)に比べれば絶対に避けれない程でもないうまくかわした隙に死角から一撃を決めればうまくいけるはずだ。)
(一度だけじゃなくこう何度も交わしているのを見るとやっぱりわたしの動きを読まれている。あんなふうにわたしの剣を避けれるのは、並の技術では出来ないはず。でもなんでだろう?闘い方は、素人もいいところ。まるで武器を持ったのも今日が初めてのような。あの槍の能力?)
ツキミの剣撃がさらに勢いを増す。それをシブキは、さらに全力でかわす。
避けきれない攻撃を槍で弾く。しかしこの一撃によりシブキはよろめく。
それを逃さずツキミは、シブキの胸にめがけて突きをくり出す。
(ここだ!)
シブキは、突きの攻撃をしたツキミ腕を掴み攻撃を逸らし地面に突き刺す。
隙だらけとなったツキミに槍をぶつけようとする。たが、ツキミは、足を上げシブキの腹に蹴りを入れる。
「ぐっ!」
腹に蹴りを入れられしぶきは、つかんでいた腕をてばなす。
「すみませんあなたをみくびっていました。次こそ、油断しません。」
そう言ってツキミは、持っていた刀を片手から両手に持ち直す。
(2本の手で持つことでより強い剣撃をぶつける気か。)
さっきよりも速いスピードでシブキの懐に潜り斬りかかる。
シブキは、先ほどと同様に槍でかわす。しかし、
「くそっ!」
片手以上の衝撃が走り槍が弾き飛ばされる。
「これで終わりだ。」
ツキミは、刀を振り起こす
「まだだあぁ!」
バシッ!
シブキは、振り下ろした刀を両手で挟み込む。
真剣白刃取り!
「なっ!」
「よっしゃあ!どうだ!(初めてできた!)」
「ですが。あなたもこれでは、こうげきは、出来ないはず。」
「おれの槍は投げた。時必ず当たるんだ。さっきの一撃は、あんたに弾かれたんじゃねぇ俺が投げたんだ。あんたに当たりますようにってな!」
「!!」
ツキミは、さっき弾いた槍のほうを見るそこには、地に置かれているはずの槍がなかった。当たりを見渡すとツキミの背後に槍が飛んでいた。そして、槍めがけて飛んでいく。
よそ見の隙を逃さずシブキは、刀を奪って投げ飛ばす。さらに、ツキミの手を掴み動きを止めようとする。
しかし、ツキミは、腕をねじって交わし逆につかみ返す。
そしてシブキを片腕で背負い投げる。
槍が投げられたシブキに、当たりそうになるが片方の腕で槍をつかみなんとか交わす。
地面に叩きつけられたシブキは、手に戻した槍でツキミを攻撃するが、ツキミは、手を離し距離をとる。
また、一定の距離が離れ膠着状態が続くかと思ったその時、
「はい、そこまでもういいでしょうツキミくんこの辺で。」
ぼさぼさの頭に月桂樹を、被った白衣の男が玉座の後ろから現れた。
「ローレンス。研究は、もういいのですか?」
「ああ、ある程度結果も出て闘技場の清掃やったのでね。それに、彼は大丈夫でしょうこれだけやっても牽制はしつつも殺意は抱かなかったのでね。」
「そっかなら研究所に戻って。組み手の続きがしたいから。」
ツキミは、そう言って玉座の後ろにある隠し扉を開ける。
ローレンスは、シブキに近づく。
「なにがどうなっているか分からないようだね。ついてきなさい彼女を追えば君の疑問は、全て分かるだろう。」
ローレンスは、そう言ってツキミが入った隠し扉へシブキを招き入れる。
書きました。次回は、ややグロテスクになるかもしれません。
書き直しました。




