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想造世界(イマジンワールド)  作者: あらんジョー


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第50話 平等な秘密

はじめてあなたをみたときこわかった。

 わたしのぜんぶをみているみたい

 そうおもった


 はじめてあなたをみたときあんしんした

 あなたならわたしのぜんぶをみせることができる

 そうおもった


みせたくない、みせたい、みせたくない、みせたい、

みせたいみせたくないみせたくないみせたくないみせたいみせたい




「こりゃあやばいな〜俺の最強バクショータイムを披露すべきか?」

「やめておけ、ここら一帯が汚染区域になる。」

「なら早めに逃げるべきか?」

「そのほうがいいな。」

「それなら2人は言ってて、僕は少しあれに近づいて僕は向こうに行ってくる。」

「おい!いやいまさら止めても詮は無いか。」

「セイブルここで死ねなくても気に病むな!また次の手を同胞たちとかんがえるぞ!貴公にはまだ本命があるのだからな!」

「そうだね!」




「はぁ〜。死ぬかと思ったぜ。」

 トルボはいち早く気づき車から降りギリギリのところで逃げていた。

「それにしてもあのガキ様子が変わったな。あれはいったい。」

 トルボはエスメラルダとなったクミの一部始終を見ていた。

 

「まぁ、考えても仕方ねぇな。もう帰らせてもらうか。前金も貰ったし。これ以上はぜってぇに割に合わねぇ。」

 すると奥から何者かがやってきた。

(ほっ!星人かよ!こんな時に!)

(って、俺だけ逃げればいいじゃねぇか。)


 トルボは、自分だけでも逃げようと街から離れるように身体を向ける。

 「っ!」

 しかし、トルボの足は動かなくなった。


 ふとトルボの頭にはこれまでの記憶が蘇る。




───────────────────────




「これはとんでもなく頼もしい助っ人だ。」 


「何で俺を頼るんだよ他にもいただろ俺以外にも。」

「信頼してるからに決まってるからだろ。」


「言っとくが危なくなったらとっとと仕事放棄するからな!それでも構わないか?」

「それでいいぞ。でもお前はそんな事はしないほど真面目な奴だよ。」

「お前に俺の何がわかるんだよ?」

「分かんだよ。俺はそういうのは特にな。」


───────────────────────



「クソが!追加料金請求してやる!」


 「オラァ!こっちだ!ノロマども!こっちに来いやあ!」


 (…柄にもねぇことするんじゃねえな。)


 ギリギリとはいえトルボは足を痛めていたこの数を自分の足で逃げられる程の自信はなかった。

 それでも彼は星人を挑発した。



(あんな奴らと関わるからこうなんだよ。…それでもあん時の腐った俺よりはちっとは誇れるか?)


 するとトルボの前に鎖が現れた。



「ありがとうね〜ウィリアム。君のおかげでどうにか間に合いそうだよ。」

「いえまさか貴方様を運ぶことが出来るとは光栄です。」





「やばいやばいやばいど〜すんだよこれ!」

「わたしは現在に生きる恐竜です。すなわち隕石に耐えることは出来ると思いますが。」

「そんな訳ねぇだろ!ってんなこと言ってる場合じゃねぇ!」


「おい!クミ!いやエスメラルダ!!隕石落とすの止めろ!なんとか俺らが逃げれるようにするから!」

「…断るなぜわたしがお前たちの言葉を聞かねばならぬ。」

「…それにやつに魔術を止められた。…もはや止める術もない。」


「クソが!なら早く逃げるか!」

 すると2人の背後にガチャリと扉の音が鳴る。

「なんだ?」

 シブキ達は背後を見ると巨大な扉が開き中から無数の黒い手が現れ引きずり込もうとしていた。


「っ?!なっ!なんだこれは!?」

 

「あっちょっと待ってもらってもいいかな?」

 その声とともに扉が閉まり鍵が掛けられる。


「ごめんね〜鍵師。確かに助けてほしいとは言ったけどちょっとだけやりたいこと見つけたんだ〜ちょっとの間だけ弟子を連れて行くのは待ってもらってもいいかな?」


 すると扉がガチャガチャとなり再び開く。

 今度は手ではなくあの会議にいた鍵師だった。

「まあ、そんな事だろうと思ったよ。いいよ僕の好きな展開だから好きなだけやっておいで。」



「ユース、なんでこんな所に?」

「リオがね僕にSOSを送っててねそれを聞いて速攻でやるべき事を全部終わらせてここに来たんだ。」


「…やるべきこと?」

「僕は星人を正式に悪と断定したんだエスメラルダ。ここまでいえば後は分かるね。」

「…審判者か。」


「─っ!」

 会話の最中ツングースカはミョルニルで背骨をへし折るように殴った。

 しかし、ユースは傷を負うどころか微動だにしなかった。地面が衝撃で陥没しているにも関わらず。


「星人…。僕は審判者の名の下に君達を悪と断定した。悪く思わないでくれ、正義はどんな時も理不尽なものだから。」


ツングースカはユースを殴る。

 傷も効いた様子もない。 

 当然魔術を封じることもできていないだろう。


「よし正義執行といこうか。僕ら2人で。」

 ユースはシブキの肩に手を置く。

「えっ?」

「ちょうどいい機会と思ってね。弟子の成長を是非とも師匠に見せてくれ。」

「強引な…。」

「正義はいつだって強引なものさ。…ふん!」

「…くっ!!」

 ユースはツングースカを蹴り飛ばす。

 吹き飛ばされたツングースカを自らの脚力で追いつき弾き返す。


「…はぁっ、はぁ、速やすぎる。」

「…はぁ…はぁ…何が成長を…見せるだ。…こんなの…追いつくのがやっと。」


「よ〜し。ちゃんと追いつけているね。なら今からすごい攻撃するから巻き込まれないようにね!」


「正義は我にあり。」

「我が脚は聖槍の如し。」

「槍を悪を滅せ!」


 声とともにユースの脚は光輝く。

 その脚で連続蹴りを放つ。

 輝く脚は無数の光の槍となり辺りを巻き込む。


「…そういうことか!…はああああああ!!」

 シブキは意図を理解し流れ弾となった光の槍をニルで撃ち落とす。


 シブキはツングースカに向かってニルを投げる。


 ニルはツングースカの背中を貫きそのまま大きく打ち上がる。


 打ち上がったツングースカの身体は隕石に到達する。


「大合格だ!シブキ!よくここまで頑張ったね!」

 興奮した声でユースはニルをつかむ。


「仕上げは僕に任せて。せええええのおおおお!!」

 ユースはツングースカに突き刺さったニルをさらに押し込む。

「うおおおおおおおおおおおお!!!」

 ツングースカの身体にヒビがはいる。

「…ホバ…すまない…先にいく…。」


 ツングースカの身体は背中の隕石とともに粉々に砕ける。


 その様子を遠くのビルからセイブルが見ていた。

 「はああぁ〜…あの槍ってもしかして…ようやく会えた♡」

 セイブルは身体を抑えながら興奮しながらのたうち回っていた。


「その調子だ!」 

 シブキの応戦にユースは嬉しそうな声をあげる。


「次はこれだ!」

「我が手は聖剣の如し。」

「剣よ悪を滅せ!」


 今度はユースの手が光輝く。

 その手を手刀とし無数の光波を放つ。

 ツングースカはその光波に切り刻まれる。


 「…はぁ!…ふん!…よっと!」

 シブキは光波をジャンプや弾きを駆使してさらに近づく。


 そうこうしているうちにシブキはユースの真下につく。


 「…はぁ、はぁよく見とけこれが俺の成長だあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」



シブキはツングースカに向かってニルを投げる。


 ニルはツングースカの背中を貫きそのまま大きく打ち上がる。


 打ち上がったツングースカの身体は隕石に到達する。


「大合格だ!シブキ!よくここまで頑張ったね!」

 興奮した声でユースはニルをつかむ。


「仕上げは僕に任せて。せええええのおおおお!!」

 ユースはツングースカに突き刺さったニルをさらに押し込む。

「うおおおおおおおおおおおお!!!」

 ツングースカの身体にヒビがはいる。

「…ホバ…すまない…先にいく…。」


 ツングースカの身体は背中の隕石とともに粉々に砕ける。


 その様子を遠くのビルからセイブルが見ていた。

 「はああぁ〜…あの槍ってもしかして…ようやく会えた♡」

 セイブルは身体を抑えながら興奮しながらのたうち回っていた。




「はい。アーチボルトです。」

「調査の最中、世界の正義と接近した。どうやら正式に星人と交戦するようだ。また世界の太陽、魔術師も同じくも発見した。後日映像を送る。」

「ご苦労さまです。」

「それと、本来の任務についてだがどれだけ交信や彼らとの説得を行なっても一向に彼女と会うことが出来ない。裏切られた可能性がある。」

「分かりました。こちらも星人と敵対するべきかもしれませんね。あ、神崎様からウリエルの調整が終わりましたので性能チェックがしたいとの事でそういった意味でも都合が良さそうですね。」

「そうかでは我々は引き続き調査を続けよう。」





「本当にいいんだね?」

「構わないよ。わたしは総理大臣だ。総理大臣とはその身を全て捧げて国民を守る義務がある。全ての総理大臣がわたしのような立場になれば迷わず改造主事よを頼むだろう。」

「そんな事ないと思うけどなぁ〜。」

「無駄だよ。彼は昔からそんな感じなんだから。国民のために全身全霊で何でもやるのが彼だから。」

「はぁ、…分かったよ。じゃあアーマード大臣の最終調整を始めるとするか。とりあえずブースターは背中と脚が当初の予定だったけど安定性も兼ねてウィングを作っておきたいと思う。相応に重くなるけどそこは支持率でカバーするとして────。」




────────────────────────


「ふうなんとか安定期に持ち込むことはできた〜。」

「終わったみたいだね。」

「うん?って鳳利じゃん!おひさ〜。」

「うん。久しぶりだね。また君にシブキの命を救ってくれたとき以来かな?本当にありがとう。」

「やっぱり一目見ただけで息子の状態だけでなく私がやったてことも読み取るなんて相変わらず君の読心術は恐ろしい。それで?私までたどり着いたということは彼2どういった事をしたのかも分かってるはずだけど。」

「うん。確かにとても人道的とは言えないとは思う。でも2度も僕の息子を救ってくれたんだ。それに対してお説教をするほど僕は誠実じゃないよ。」

「それに結果的にだけどあれでいいんだ。」

「あれで?」

「うん、今のシブキの状態はツキミにとって必要な存在になるんだ。」

「ふーん。」

「僕は一瞬だけツキミという子を自分の目で見た。久しぶりに見たよ。あんなにも本来矛盾する感情が混ざり合って一つの人格を形成している子をみるのは。」

「一瞬だったからあまり深くまでは見れなかったけど。生まれる前から君を含めて様々な人たちの思惑が彼女向けられていた。そう願われたからなのかあるいはそう行動した故なのか彼女は安定しつつも異常なものを愛するようになってしまっていた。」

「…。」

「でも、運よくそれが彼女の精神を安定させる一因でもあった。不安定の地面に不安定な物体を置いた結界互いの揺れが打ち消し合ってけして崩れない状態になっていた感じだね。くずれたのは両親とお兄さんを失ったことだね。」

「…はい?」

「そこから彼女はいびつであれど何とか踏みとどまっていた欲求と理性が崩壊した。欲求に従って行動に出たあとあとから理性がやってきて自己嫌悪がやってくる。今の彼女はそういった状態。いつ倒れてもおかしくない振り子の玩具の精神状態だった。」

「ちょっちょっと待ってくれ!今君はなんて言った!?お兄さんだって!ツキミは一人っ子だぞ!?」

「…あーそういえば本当にそう言うことに鳴ってたんだね。…だとしたらあの部屋は─。っとごめんね確かにお兄さんはいなかったね。ごめんね話をそらしちゃって。」

「それで彼女の精神を安定させるにはそれを支える柱が必要なんだ。そのために今の状態のシブキが丁度いいんだ。」



──────────────────────

「…ホントに帰ってこれた。あの扉便利だな後のことは任せてって言ってたけど。どうしようかな~。…あっツキミ?」


「おかえりなさい。」

「おう!約束通り帰ってきたぞ。」

「ひとり?」

「まぁほかのやつは結構な怪我負ってたからな。」

「…そうなんだそれなら部屋に来て。」

 シブキはツキミに誘われに自分達の部屋に入る。


「…ここねお兄様の部屋だったの。でもみんな忘れちゃった。理由は私も覚えてない。…でもお兄様は消えちゃったの。みんなの記憶からも…写真からも。」


「今、お兄様を覚えているのはわたしだけ…。」

「わたしは誰よりも強いって…そう思ってた。だから戦うのも殺すのも怖くなかった。…でもお兄様が消えた時わたしは怖くなった。わましが奪ってきた事実もわたしが死んだらお兄様本当に消えてしまう事実も…怖くて…怖くて。」


ツキミの声が震える。

「地下のわたしを見てどう思ったの?」

「綺麗だと思った。でも心から楽しんでい多様に見えた。でも、一瞬一瞬で黒いものが吐き出るような感じだった。」


「…そうか。君は怖かったんだな。罪悪感を吐き出そうとしたんだなでも打ち上げるのも怖くて誰にもいえなかったんだな。でも何でオレに打ち明けたんだ?」

「私の地下を見たからそれに初めて会った時私の奥をみてくれる目をしていたから…。」


「…これが私の秘密。私の臆病な誰にも見せなくない思い。」


「人を殺す事が怖くて罪悪感にとらわれるなんて普通の人間の心をがすることだ。(…普通の人間は殺しはしないけど)。」


「…まぁ俺を頼ったのはそういう事か。なら俺からも秘密を少し打ち明けるか。よく見とけよオレは…」


 そう言ってカーテンを引っ張り姿を隠す。

 カーテンがもとに戻りその先にいたのは─

──少女だった。


「今のオレは女になったんだ身体も魂もな。」 

 その少女の服装や口調、目の色髪の色は全てシブキのものだった。

「オレが心臓をつぶされて死にかけた時ローレンスがオレを手術したんだ。傷はふさがったが魂が身体から留まろうとしなかったから留まる用に俺の身体と魂を女にしたんだ。」

「…何で?」

「それは俺もわかんねぇ。何であんなんで留まる事が出来るんだ?」


「とにかくこれが俺の打ち明けた秘密だこれで平等な。」

「…うん!」

「じゃあ俺病院であいつらの見舞いに行ってくる。」

「待って。」

「…シブキ、わたしはイグニスを絶対に救ってみせるから。だから…シブキも危ないこと…しないでね。」


 ツキミは弱々しく手を振る。

 シブキは近づきその手を掴む。

「ああ、分かってるだからだからお前も押しつぶされるなよ。」


 城を出てるとすっかり夜になり街は光に照らされる。

 シブキは空を見上げる。

 空は街の光で星はほとんど見えなくなっていた。

 それでも空で輝き続ける星を見つけ手を伸ばす。

 「…イグニス。」

 「すぅ〜。」

 大きく息を吸って

「ぜってぇにたすけるぞおおお!!」

 

 車の音にかき消されたがそれでも彼女には届くように大きな声をあげる。




 白い花畑で眠るイグニスその耳が微かに動き起きる。

「…シブキ?」

書きました。

しばらくはお休みさせていただきます。

よろしくお願いします。

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