第45話 粉砕するもの
「行かれるのですね鳳利様。」
「うん。これは僕が決めたとこだから。父さんも分かってるとから。」
「現当主からの伝言です。阿頼耶へ至った君を継がせる事が出来なくなるのは残念だが心配はしなくていい。我々は古い仕来りよりも最善をとるそんな存在だ。だからお前の行動も何も問題ない。お前はお前の最善のもと心に向き合うといい。さようなら我が息子よどれだけ周りから羨み、尊敬されても私はお前を1人の息子として見ていた。」
「それならこっちも伝えてくれるかな。今までありがとう。ここまで導いてくれて。父様がいたから正しいものを正しく悪しきものも正しくそうでないものをそうでないものとして見る事が出来たよ。」
「かしこまりました。行ってらしゃいませ。」
「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおああああああああああああああああああああああ!!!!」
「うるさいですぅ!!少しだたまってください!あっそをこ左で!」
シブキの後を追うようにイヅミ、リオ、メイ、ミミ、の5人はは戦艦の中に侵入している。
「大丈夫何ですか?本当に。」
「うん。ウサミンはつよいしクミもいるかわ絶対無敵。それにおまけもあのおまけもちゃんとつよいでしょ?」
「はあっくし!」
「大丈夫っすか?」
「なんか失礼な扱いされたような気がする。」
「次は左っすね。」
「おっし!」
トルボが飛ぶ宇佐美とクミを背負い走る。
その先には星人がいた。
「黙れ!」
星人の動きが一瞬止まる。
その間に宇佐美が蹴りを入れ首をへし折る。
「みんなまだいけますか?」
「全然いけるっすよ。」
「右に同じ…。」
「こっちもいけるがホントにこんなんでいいのか?俺が言うのもなんだがなんか拍子抜けぐらいで楽なんだが。」
「本来この任務は私一人でやる予定でしたからね。それにさっきの3人が暴れてくれるおかげでいくらか温存ができている。それがこっちの余裕につながっていると思われます。」
「後は中の彼らに任せましょう。」
「へいへーい。」
戦艦内部戦車格納庫
「はあ!」
シブキは槍を振り上げる。
それを寸前で星人はかわす。
(もう少しで当たるな。なんとか投げるのを伴わない通常の攻撃で当たるようになるくらい相手の動きと癖を読み取る!)
星人の拳がシブキの胸に向かって放たれる。
「クソッ!」
拳をなんとかかわすがバランスを崩し戦車から崩れ落ちる。
すかさず星人は落ちた先をみたがそこには誰もいない。
「・・・・!」
ズドンと大きな音とともに星人はジャンプする。
ジャンプの飛んだ地面にはシブキの槍が突きだしていた。
(納得した。戦車の下に潜っていたか。)
(もう少しでうまくいきそうだったが脚を切った程度か。)
(このままじゃ俺が不利だ。早く抜けねぇと戦車ごと押しつぶされる。早いところ脱出…いや、いけるかニル[グングニルの略])
「戦車ごと巻きこめ。」
シブキはそう言って槍を投げるように手を離す。
「!?」
すると槍は戦車ごと飛び上がり跳んで避けた星人を押しつぶした。
「よっしゃあ!どうだ!ざまあみろ!俺をぶっ飛ばしたお返しだ!」
ズドンと衝撃音と共に戦車が落とされる。
「あぶね!」
シブキはこれを躱す。
(困惑する。ただの少年が戦車1つを投げ飛ばしたことに。考察する。恐らくあの槍が何かをしたのだと。警戒する。あの槍に。)
落とされた戦車の上に星人が降りる。戦車は完全にぺしゃんこになってしまった。
「謝罪する。見くびっていた事を。改正する。当機体は全力を持って対象を排除する。」
星人は天上に向かって手を挙げる。
「申請する。思想武器の使用許可を。」
「砕け。ミョルニル。」
戦艦の天上から何かがぶつかる音がする。
「何だ!」
何かがぶつかる音はどんどんと近くなる。
そして天上に穴が空き高速で音の正体が落ちてくる。
それは片手で持つことができるほど小さな槌だった。
その槌が星人の腕に当たる。
「壊せ。ミョルニル。」
その声とともに周りに電気が発生し星人の身体の歯車からヒビが入る。
肉体は電気が走ったように肉が弾ける。
「再戦する。次は油断しない。」
書きました。
日曜日に投稿出来なくてごめんなさい。




