第38話 捧げよ処刑人、交われ悪魔
それは機械と人がまるで交わった事で生まれた存在のようだった。
それは特殊な電波を操り我々から反撃の術を奪う。
神の時代が終わり突如現れた人類の天敵
何のためにアイドリームはこんなものを作り出したのか
彼にそれを見出させた黒の司祭とは何者なのか
もはや私には何もわからない
ワイヤーすまない
消された都市に残されたメモ
アドベンズ社社長室
「社長!」
「分かっています。すぐに住人の受け入れを呼びかけをお願いします。そしてセキュリティ班には直ちに防御セキュリティをオフにするよう伝えてください。彼らは電気機器を操作します。」
「既に回しています。」
「それと念の為社員名簿を私の方に回してください。」
「名簿?今ですか?分かりました近くのものに持ってくるよう伝えます。」
「それでは駄目ですアイリス貴方が言ってください。」
「?…分かりました。」
「少し嫌な予感がするので。」
月桜城上層
「やれやれこの街が襲撃されるのはいつぶりだ?。梅子さん。」
「あれではないかね?…ほら何か尊大な名前だったような感じの。」
「ああ、あの大量裏切り事件のときか。」
「あの時は荒野だったが今回は市街地だくれぐれも巻き込むなよ。」
「面倒だねえ。住民もろとも切ってはだめかい?」
「その時はそうなる前に私が君を殺そう。」
「そうかい。そりゃ楽しみだ。」
「ところでツキミはどうした?」
「あの子ならとっくに遊んでるよ。」
梅子と晋作の視線の先には高速で星人をなぎ倒すツキミを見ていた。
ツキミは両手に2つ周りに浮かぶ10の刀、槍、銃を瞬時に持ち替えながら星人をおもちゃの如く破壊している。
「これは早く参加しなくては我々のぶんがなくなるぞ。…ってもういない!」
「ひとまず城の周りの掃除は馬鹿共がやってくれておるが如何せん数が多いのう。おまけに住人の避難も済んでおらんからあまり強く暴れられないのが現状か。…ソティス貴様の人形は破壊されたがそれでどうにかならんか?」
「いえあれを行うには条件が足りません。それに彼らに相性が悪い気がします。私は人形兵の修復をしつつ住人の避難を最優先に動きます。金吾あなたは街を─」
「いやそれよりも確実な方法があるぞい。」
「金吾!それは!」
「いいんだ。これで多くが救えるのならな。」
金吾は手首を傷つける。
そこから流れた血で胸のロザリオを浸す。
「שד! שד העולם! הקרבתי את החוטא! הקרבתי את האישה! הקרבתי את הילד! הכל כדי להגשים את המשאלה הזאת! עכשיו צא והגשם את משאלתי הטיפשית! הו, עז שחורה שלנו!(悪魔よ!世界の悪魔よ!私は罪人を捧げた!女を捧げた!子を捧げた!すべてはこの一つの願いを叶えるために!今こそ来たれ我が愚かな願いを叶えたまえ!我らの黒山羊よ!)」
金吾が告げた時彼の前方から魔法陣が生成される。
魔法陣から金吾の血から肉が形成され1人の人物が作られる。
それは世界の悪魔黒山羊だった。
「ほっほーう!久々に呼ばれてみればまさか金吾!貴様とは!貴様は堅物ゆえ願いなぞ自分で叶えるとのたまうと思ったが。我様の力がひつようなのか?」
呑気に話す黒山羊に星人が襲いかかる。
「まだ我様のお話中だぞ!」
星人の周りに千匹ものミミズが現れ行く手を遮る。
「さて話を戻すか。金吾よ捧げる願いなぞ持たない貴様が我様から何を望むのだ」
「星人をこの世から消してくれ。」
「ほう!なるほどな。だがそれを行うには貴様が捧げだ魂の数では子供の魂は32個、女は200個、そして罪人は300個足りぬなあ。」
「くっ!そうかまだ足りぬか。」
「…ふむ。しかたないせっかくあの堅物の金吾が呼んだのだ代替案を出すとしよう。」
黒山羊は手を叩き何かを思いつく。
「少なくともこの街にいる星人は我が玩具としていただくとしようそれで良いか?」
「ああ、頼む。」
「よろしい契約成立だ!。」
黒山羊は振り返り自らの影に吸い込まれるように沈んでいった。
すると星人達の影が扉のように開き中から生き物と生き物が絡み合うグロテスクな空間が広がっていた。
そして星人達は抵抗する間も無くすべて吸い込まれていった。
「ようこそ我様のプレイルームへここは我様が満足するまで決して出れぬ場所だ。出る方法は単純明快我様と交わり続けるのだ理性も知能も捨ててな!」
「さあ!我様と交わろう!例え出し尽くしても交わろう!
白から赤く変わっても交わろう!擦り切れてなくなっても交わろう!体を構成する全てを生殖機能に変えて交わろう!ただひたすらに交わろう!その交わった先に我様はお前たちの子を孕んでやる!」
しばらくして影から黒山羊が這い出してくる。
「ふう♪さてこれから我様はお楽しみの時間だ。また会おうぞ金吾よ。」
「感謝する。だがワシはもう二度とおぬしを呼ばぬ。」
「冷たいな。だが我様は貴様のそんなところが好きだ。いつか貴様を屈服させる事ができるよう調教してやる。」
「ぬかせ。」
「あとそうだ!これはオマケだ。」
黒山羊は高橋総理に指をさす。
「今あいつに我様の加護を与えた少なくとも今日一日は死なぬだろう。」
「黒山羊…。」
「勘違いするなよ。我様は契約においてはフェアに行きたいだけよ。貴様が全て捧げた分のお釣りを支払っただけのこと。それではさらばだ。」
「恩に着るぞ。」
沈む黒山羊に金吾は静かに手を振った。
書きました。
主人公が陣営が出できませんでしたごめんなさい。




