第28話世界会議
「──っと。以上が今回の任務の結果です。任務の成功はしましたがヘンリー殿を失うのはわたくしの失態です。なんなりと罰を。」
「気に病む必要はないよ相手がユースならそうなるだろうからね。」
「ふむぅ。あれが世界の正義ですか。確かに今後のわたくし達の計画の最大の障害になりそうですね。」
「うん。現状僕達の力で彼に対応できる。能力はないからね。」
「ふむぅ。彼に攻撃は一切通用していない様子でした。心臓も奪えても硬すぎて握りつぶせない様子でしたし。」
「ん?それは本当かい?ヘンリーは彼の心臓を握ったのか?」
「ふむぅ?ええそうですが。」
「おかしいな。本来の彼ならヘンリーの魔術そのものを弾いて握る事すらできないばずなんだけど。…まさか!」
「ふむぅ?いかがしましたご主人?」
「思いついてしまった。彼を殺せる方法が。」
「ほっほぉ。そうですか。」
「そうと決まれば現在の計画と同時進行で行おう。きっとその時俺達の歯車が動き出す。」
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「ふぅ。これで何とか大丈夫だ。」
「ありがとう。ローレンス。」
「まあ、今回は私が仕事を持ってきたのも原因ではあるからね。今回はとにかく今は安静が必要だ分かったら帰って。」
「ああ、目を覚ましたら改めて謝らせてくれ。」
「伝えとくよ。」
ローレンスはベッドに向かうとシブキは起きていた。
「あっ起きてたの?」
「なんで嘘ついた?オレの身体は死んでるんだろ。」
「死んでる人が話しかけないでくれる?怖いから。」
「無駄な心配をかけさせないためだよ。今君の状態は僕でも分からない。心臓が止まっているのにも関わらずここに来るまでに生命活動を続けて呼吸までしている。そして意識を戻しておしゃべりまでしてると来た。こんな人間僕でも見たことないよ。」
シブキはすこし俯く。
「でも心当たりがないわけじゃない。ある程度推測ができる。イグニスから聞いた。彼女の血を輸血したそうだね。巫女の血は与えれば彼女と同じような血液操作の能力を扱うことができるらしい。恐らく君は血液操作で止まった心臓の代わり全身に血を巡らせているんだと思う。それも無意識で。」
「すこし僕の研究を手伝ってくれないかなうまく行けば君は普通に生きることができるはずだ。」
「本当か?」
シブキはローレンスを見る。
「ただし死ぬかもしれないし死ぬほど痛いし何より君が最も嫌うことをしてもらうから覚悟してね。」
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数日後シブキ達はツキミとソティスが世界の重要人物と会議に参加するためその際の護衛を頼まれた。
護衛はシブキとイヅミの2人だった。
「来てくださりありがとうございます。ツキミ様」
そこには零士がいた。
「こうやって会議をしたのは私が代行に就任して以来だっけ?今回も新しい子が入ってくるんでしょ。」
「ええ、詳しい話は中で皆が集まってからしましょう。」
零士は一瞬イヅミを見た後互いに気まずそうに違う方向を見る。
中の様子まるでファンタジー作品の会議室のようだった。
そこには科学者のような白衣に魔法使いの帽子をかぶった少女、ポップな服や帽子をかぶった青年、地味な服装でやや落ち着いた雰囲気を感じさせる大人な男性、中でも最も目を引いたのは会議室の扉から正面に座っている閻魔大王のような少年だった。
その少年は不思議な威厳を感じさせる。
少年は口を開く、
「まだ人数は多くないがこれより会議を始める。みなそれぞれの席で座れ。」
書きました。今回は忙しく余り書けませんでした。




