第24話梟の天気予報
「はあ!」
シブキは槍を狼の脳天めがけて突き出す。
それを狼は両腕で抑える。
両手の塞がった狼の背中をウィリアムが切り込む。
鎖がウィリアムの腹をかする。
狼がシブキの肩の肉を噛みちぎる。
狼の追撃を武器に変わった羽が止める。
これらの互いの攻防が瞬く間に行われる。
狼は2人の動きに対応し始めている。
狼にまとわりつく鎖と自分自身が事実上の2対2を作り上げている。
「ネメシアさん100%で。」
イヅミはナイフを取り出す。
「分かってるけど通せ凍ってまともに当たらないよ。」
「問題ありません。」
イヅミはナイフを四方八方に投げる。
投げたナイフは狼の周りを囲むようにして飛んでいく。
「凍レ!!」
周りのナイフ全て凍る。
「凍っても飛べる!!」
イヅミは凍ったナイフからシブキとウィリアムを
瞬間移動させる。
「ぐっ!くそッ!」
狼がやっとの思いで慣れ始めた2人の動きに瞬間移動が加えられた事によって大きく崩された。
「止まレ!」
狼はシブキの動きを止める。
しかし次には瞬間移動を行い難を逃れる。
攻撃がかわされた隙を逃さずシブキは狼の身体を貫く。
「おのレええええ!!」
シブキに飛びかかる狼をウィリアムが剣で斬りかかる。
狼は片手で剣を受けてる。
狼の背後に飛ぶ羽が武器へ変わる。
武器から弾が発射される。
「凍レ!」
しかし弾は止まらず光線が狼の身体を貫く。
「ぐるウああああ!」
「思った通りだ。弾をレーザーにすれば凍らないようだな」
ここで確実に止めることができると思った狼はまともに攻撃をくらい大きく体勢を崩す。
2人はその隙を逃さず畳み掛ける。
貫く。飛ぶ。切る。かわす。撃つ。弾く。
これらの動きが2人は速くなる一方狼の動きは瞬く間に遅くなる。
そして槍と剣の一撃が狼を貫いた。
「ぐがアアアアアアア!!」,
狼はせめて道連れにしようと巨大な氷柱を発生させる。
しかし、
「火力は100%上昇。」
「これぞ真夏の大花火です!」
辺りに散らばったナイフが大爆発する。
「ああアアアアアアアァァァァァ!!!!!!」
爆音に並びうる絶叫を絶叫を上げ狼の動きは完全に止まった。
「こいつはなんだったんだ?」
4人は狼を運ぶ。
「分からぬだがこれがこの雪山の元凶だろう。まだ生きている連れ帰り情報の収集を──」
「ふむぅ。そういうわけには参りませんねぇ。」
「誰だ!」
声とともに空から梟の頭をした大男が降りてきた。
「はは、わたくしのことは梟とお呼びください。そちらの狼とは同胞でございます。以後お見知り置きを。」
梟はお辞儀のかわりに首を傾げた。
「よろしければそちらの狼を渡していただいてもよろしいでしょうか?」
「断るこれと同胞である時点でお前のことなど信用ができん。」
「ふむぅ。それは困りましたねぇ。彼を連れて帰る事がご主人様からの任務ですのに。」
梟の首が90度に曲がる。
「ふむぅ。仕方がありませんねぇ」
「扨又頭将又数多!」
「なんだ?」
梟の詠唱とともに狼の手足が膨らむ。
「こんにちは〜」
なんと膨らんだ手足は梟の顔になった。
「うわっ!キモ!」
ネメシアは思わず手を離した。
顔はどんどんと肥大化し本体の梟と同じほどの頭になった。
4つの頭は信じられないほどの力で4人からの手を離れ本体の梟の元まで運ばれる。
「しまった!」
「ははは、これがわたくしの固有魔術ただどこからともなく自分の頭を生やす扨又頭将又数多でございます。」
「先ほどやつとは戦い方が全く違う動きに翻弄されるな!」
「ほっほぉ、向かってきますか?ですが残念。今のわたくしはお仕事優先なので失礼致します。」
「逃がすと思うか?」
「いいえ、逃がしていただきましょう。」
「頭よ頭よ殺意をどうぞ。」
梟の頭上に巨大な頭が現れる。
そしてその頭は梟を丸呑みにした。
そして食い破り丸呑みした頭が胴体とくっついた。
「ふむぅ。ごちそうさまわたくしさようならわたくし。」
「何なんだこの男。」
「山の天気は変わりやすいもの空をご覧ください。」
梟は空を指さす。
空には大量の巨大な梟の頭が隕石のように降ってきた。
「本日の天気は雪のち頭ところにより血の雨でしょう。」
「くっ!構えろ!迎え撃つぞ!」
ネメシアが頭を蜂の巣にする「ぎゃあ!」
イヅミが頭にナイフを突き刺す。「なんとひどい!」
ウィリアムが剣で頭を真っ二つにする「残酷な!」
シブキが槍で頭を貫く。「人の心は!」
目の前の頭を倒して落ち着いた頃には梟も狼も何処にもいなかった。
「逃がしたか。」
「仕方がないあの狼との戦いでかなり消耗していたまともにやりあってたらこちらが倒されていただろう。」
辺りを見渡す。頭の残骸は消えていた。
狼が倒れたことによって雪はすでに止んでおり段々と暑くなってきみるみる積もった雪は溶けていった。
「それでこいつらどうする?」
ネメシアがシブキ達の方に目を向ける。
「本来の依頼は終わったのだこれ以上はいいだろう。」
「やっぱりあんたらもこの雪山の依頼だったのか。」
「ああ、ついでに奴隷商に潜入して拠点の一つの場所も割れたのだ。後に追加の依頼を依頼して叩くとしよう。」
「それではここでお別れだ残したものには俺を返り討ちにしたと伝えておくいい。」
「残った方の奴隷商もお前たちの実力なら取るに足らない存在だろう。」
「それではさらばだ少年次に会うときは最初から味方同士で及びたい者だ。」
「メガネ!次あたしが勝つから。」
ウィリアムは、ネメシアを足のの爪でで掴み飛び立つ。
(完全に猫を捕らえた鷹だ)と2人は2人はその光景をみて思った。
「俺達も戻るか。」
「そうですね。少し待ってて場所を特定する。」
イヅミがイグニス達の場所を特定するのと同時刻。
「ハァ…ハァ…ハァ。」
リトリシを庇うイグニスの前に傷だらけのリオが血を吐きながら立っていた。
「どうしたどうした?攻撃しないのか?これじゃあ一方的にノーダメージで終わっちまうぞ?」
渾身のパンチがリオの腹に直撃する。
「…っおおぉ…」
「へぇ結構しぶといなじゃあ次から蹴りを追加だ!」
(イヅミ、シブキ早く戻ってきてくれ!)
書きました。
昨日鬼滅の映画を見ました。
大事なシーンで上半身がつって二重の意味で悶えました。
映画のスタッフロールって無性にトイレに行きたくなるのは皆さんもありますか?




