第22話猫の割合
書きました。昨日人生初の熱中症になりました。
ありがとうゲイリー水をくれて。
「ふむ、度胸は買うが悪いことは言わない私の鳥を貸してやる。この鳥は、近くの街まで導くようになっている。これで帰るといい。子供が来る場所ではない。」
「偉そうに。その子供に油断して蹴り落とされただろ。」
男の発言に対して猫の少女が蹴りを入れる。
「お前も落とされているではないか?」
「別に…あんたがしょうもない油断で死ぬなんてことがないようにしただけだ。」
「そうか。」
「あいつは、退く気はないようだとっとと片付けて合流するぞ。」
「そうだな。」
「自己紹介がまだだったな俺の名はウィリアム・ピジョンこっちは私の奴隷のネメシアだ。悪いがこっちは早く向こうに合流しなければならない。2対1で挑ませて貰うが悪く思うな。」
「奇遇だな俺もさっさと終わらせて合流しないといけねぇ。」
ウィリアムの身体から鳥が生え弾丸の速さで襲いかかる。
シブキはそれを全て弾く。
「動きが分かりやすいんだよ!」
シブキはウィリアムの近づき槍を突き刺そうとする。
通常なら相手から距離を取るようにするがしかしウィリアムはあえて近づいた。
「この距離なら槍は振るえんだろう。」
「…!油断すんなつっただろバカ!」
ウィリアムが至近距離で鳥を放とうとした瞬間槍の先からナイフを構えたイヅミが現れ胸を切り裂く。
「ぐっ!」
「すいませんがこちらも2人でやらせてもらいます。」
少し前のトラックで
「やっぱ、あいつが落とされて以降攻撃が弱まったっすね。でも大丈夫っすか?あっちに置いて来ちゃって。しかもあっちの奴ら強そうでしたよ」
「リトリシさん向こうに加勢に行ってもいいですか?」
「今なら全然ヨユーっすけどだいぶ離れてるっすけど大丈夫っすか?」
「はい。」
「いくならちょうどいいタイミングで飛べよオレが合図する。」
「ん?お二人さん何を?」
「今だ!」
イヅミが目を閉じると同時にその姿は音もなく消えた。
「今のは瞬間移動っすか!あの年であそこまでの技術はなかなかっす!」
「それに発動方法が瞬きなのも頻回する魔術の魔術の特性をよく理解してるっすね。」
「すごいでしょ!/スゲーだろ!オレ達の/わたし達のの仲間!!」
イグニスとリオは同時に彼を誇った。
「頼もしいっすね〜今後もお仕事斡旋させて貰うっすよ。俺の知り合い紹介するっす。」
「おお〜!今後ともご贔屓に〜!…あれ?どうしたのリオ?」
「リトリシさん!トラックを停めてくれ!ドローンが掴んだ!猛吹雪が来る!!」
「分かったす!」
リトリシはハンドルを曲げ横の坂を下る。
「植物さん!俺達を隠すっす!」
すると周りの木の枝が包むように覆い草やツタがトラックの姿を隠した。
追ってきた奴隷商人のトラックは彼等を見失い通り過ぎていく。
奴隷商人のトラックが見えなくなると同時にリオの言葉通り腕の先も見えなくなりそうな猛吹雪が襲ってきた。
そしてそれは数秒で止みあたりには不安になるほど静寂に包まれた。
「なんだったんだあの吹雪。」
「やっぱりこの山には何かあるっすね。トラックを戻して2人と合流するようにするっす。」
「あのさあ。」
「どした?イグニス。」
「この中に吹雪の中でトラックより速く走れる人っている?」
「いるわけねっすよ。そんな人間」
「さっき見たんだ吹雪の中誰かがものすごい勢いであっちに向かってた。犬とか狼みたいに見えた。」
「もしかしたらそいつがこの真夏の雪の正体かもしれないっすだとしたらヤバいっすあっちにはさっきの2人がいるっす飛ばすっすよ!」
「くっ!油断した。調子に乗って判断を誤るのは俺の悪い癖だ。」
「バカが。だからいっただろ油断すんなって。あたしがいなかったらもっと傷深かったぞ。あたしにありがとうと言え。」
ネメシアはウィリアムの背中をげしげしと蹴る。
「すまない感謝する。ともかくあちらも2体だ。先ほど以上に注意を払うぞ。」
「誰に言ってんだ。お前の方こそ─っ!?」
ネメシアが言い切る前にシブキとイヅミが瞬間移動で目の前にやってきた。
「あの一撃の際に俺に触れたか。」
「ネメシア!こっちは気にするなお前は自分のほうに集中しろ!」
「言われなくても。」
イヅミは絶えずネメシアにナイフを投げる。
そしてネメシアはそのナイフを睨みナイフの起動をずらす。
(やはりかわされますね。いや当たらなくなるといった方がいいのでしょうか?)
イヅミはネメシアの近くに突き刺さったナイフに瞬間移動をして直接ナイフで切り裂こうとする。
しかし、その攻撃もネメシアの睨みで逸らされる。
(死角ならどうなりますか。)
イヅミは背後に瞬間移動しネメシアを斬りつける。
「…チィッ!」
するとネメシアに攻撃があたり傷を負う。
(思った通り彼女は見える範囲でしか逸らすことはできないようですね。それなら常に死角を意識して攻撃すれば─)
「やるじゃん。次はあたしだ。」
ネメシアは2丁の拳銃を取り出した。
そして、デタラメな方向で乱射した。
「…!なにを!?まさか!」
四方八方に飛んだ弾丸を睨むとかわした時と同様に弾丸の軌道がずれた。
そしてその弾丸は全てイヅミの方に向く。
(かわせない!)
「ぐっ!がは!」
飛んだ弾丸は全てイヅミに命中する。
幸い弾丸には殺意が付与されていなく急所に外れていた。
(彼女の固有魔術は当たらない攻撃を逸らすだけじゃない。命中率を操作できるようですね。かわす術がない異常長引けばこちらが不利。あの方法ならより確実にダメージがいきそうですね。)
イヅミはナイフを投げ瞬間移動を繰り返しネメシアに攻撃を当て続ける。
その間にもネメシアは術を撃ち確実に当たるように操作するがイヅミは寸前で瞬間移動でかわす。いつかは必ず当たるようにはなってしまうが距離を稼ぐことで当たる時間を稼いでいた。
しかし、ネメシアもこの攻防により慣れ始め背後からの攻撃を目で見ることなくかわした始めている。
そして、
(来た!この位置だ。この位置ならあたしの正面の弾丸と追いかける背後の弾丸で確実に瞬間移動するそして飛ぶ位置はあたしの背後のナイフ。)
シブキは立ち止まり目を閉じようとする。
(今だ!)
ネメシアは直ぐに背後に周りナイフの方に近づく。
「これで終わり!─?!違う、これは!」
何かに気づきその場から離れようとするネメシア。
次の瞬間ナイフは爆発した。
「くっ!」
イヅミ飛んできた弾丸を腕に当てることで身体に当たることを防ぐ。
爆発の煙からネメシアが現れる。
「随分古臭い事するじゃん。瞬間移動の魔法陣と爆発の魔法陣は形が似てるように作られてて戦法の一部になったやつ。」
「単純故に目が良い人ほど騙されやすいでしょう。」
「発動条件分からなかったけどまさか右目と左目?」
「ええ」
イヅミの瞬間移動と爆発魔術の発動条件は目を閉じることである。
右目が瞬間移動、左目が爆発魔術である。
「それならこっちも爆発で。」
ネメシアは手榴弾をイヅミめがけて投げる。
(こうなりますかしかたありません玉砕覚悟で彼女元へ。…?軌道が今までと違う誘導されない?まさか!やばい!)
手榴弾の軌道に違和感を感じたイヅミは瞬間移動を行う。
次の瞬間、とても手榴弾からでたとは思えないほどの威力で爆発した。
(思った通りですね彼女の操作ができるのは命中率だけではなくあらゆる火力すらも操作ができる。恐らくパーセンテージの割合で)
ネメシアの固有魔術は割合操作目で見たみたものの命中率の割合火力の割合などのあらゆる物を0から100%まで操作することができる。
(でも、いまので火力限界までを上げたものに対して命中率の操作をすることはできないようですね。)
(次で終わりだ火力50%上昇命中率50%上昇。命中率は確実なものではなくなるがこの数と爆発ならあまり意味はないだろう。)
ネメシアは手榴弾をばらまいた。
そしてそれらはゆるりとイヅミの方に向かっていく。
(一か八かやるならここで全てをぶつけるべき。大丈夫覚悟ならあの時振り切りましたから。僕はもう1人ではない。)
イヅミはネメシアに向かってナイフを投げ続ける。
当然それらは割合操作で当たらない。
爆弾がイヅミに近づく。
(来た!瞬間移動を)
イヅミは目を閉じる。
(ッチ!やっぱりこっちに来たか仕方ない割合操作で爆弾のすべてを不発弾に)
このとき爆弾にの方に視線を向けたネメシアの隙を逃さずイヅミは彼女を掴む。
「何しやがる!離せ!」
そして目をとじネメシアもろとも瞬間移動する。
場所はここから遥か上空。
先ほど投げたナイフを割合操作で上空に軌道がそれたナイフに瞬間移動をした。
「これでは貴方は逃げられないのでは?」
(地面が!)
ネメシアは身体を上にしたままの状態で掴まれているため地面に目を向けることができずめ割合操作でかわすことができない。
ネメシアはそのまま地面に叩きつけられる。
「あたしもあいつのこといえないな。油断してこんな目に。でも勝つのはあたしだ。」
ネメシアの声にウィリアムに笑みが溢れる。こちらも白熱した戦いを行なっていたようで両者共に傷が目立つ。
「さて!こちらも本気でいくぞ!」
ウィリアムの掛け声とともに突然の猛吹雪が訪れた。
「これは?!」
突然の猛吹雪に全員身構える。
吹雪の中風の音の他に何かが駆ける音が聞こえる。
「その槍見つケたぞ!我が牙が鎖がオ前の穢れタ魂を喰らイに来たゾ!!」
それは犬のような狼のような顔をした何かがいた。
「誰だ。お前は!」




