第13話 人形の爪
シブキが隼人と対峙していたころ月桜城では、
「ハはHAー!!ドウシマシタカ?このママではやらリテシマイマスヨ?」
イヅミとルピナス、アイリス達の戦いは熾烈を極めていた。
なんとか他の社員は倒せたものの桐谷とアームストロングは崩せないでいた。
桐谷は、刀で兵士達をなぎ倒す。
ルピナスが構えると見えない何かが桐谷の身体を食いちぎる。しかし、瞬く間にに傷が塞がる。
「今ので分かった。そこか!」
桐谷は何もない空間を切る。次の瞬間切った空間から血が吹き出す。
「なんと!」
「やはり、見えない奴がいるなそこに。」
ルピナスの家系は、幼い頃より見えない狼とつがいを作り共に生きていく。狼は、つがいのために行動しつがいに仇なす者に対して牙を剥く。
「彼をこの速さで見破られたのは久方ぶりです。」
「次は、剥製する。最も見えないかもしれないが。」
一方アイリスは、
「なかナカ、てゴワイマジックですネ。ワタシのシャチョーさんとも似ていマス。」
「くぅ〜、ぜんっぜん喰らわない〜★!その見た目で回復ポジなの〜★?!」
アイリスが魔術で燃やしても凍、らせても、切り裂いても、爆ぜても、驚異的な回復力で1秒後には何事もなかったかのようにアームストロングは傷一つない肉体を見せつける。
「次で決める」
桐谷は、見えない狼もろともルピナスに斬りかかる。
そして、次の瞬間桐谷は、アームストロングを真っ二つにした。
「Oh my god?!!!!」
「なに!?」
イヅミの瞬間移動でルピナスとアームストロングの位置を入れ替えた。
「お見事でイヅミ様。」
「これで厄介な回復は止まりましたかね?」
「こ、コンなハズでは─────」
「ナンチャッテ!」
「「「!?」」」
「ワープツカえる人がイマスのでこうなることはヨソウズみデスヨ。」
なんとアームストロングは真っ二つとなった身体をも持ち前の回復で治した。
「さて、そろそろ終わりにするか。」
桐谷は、改めて刀を構える。
「随分と騒がしく来てみれば。」
奥から貴婦人のドレスをきた老婆が現れた。
「ソティス様!」
「ほう、貴方が五老大臣総務、人形婦人のソティスか。」
五老大臣とは、ツキミが治める国グレイルの政治を治める5人の大臣である。
「そ、ソティス様★こ、これは、」
「事情は把握してるわ。大丈夫よ、他の大臣にはこのことは伝えません(特にあの2人には)。此処は私のが引き受けるわ。貴方がたは怪我人を運びなさい。」
「「はい!」」
3人は、怪我人を抱えると瞬間移動で飛ぶ。
「さて、メイドばかりに任せていては大臣の沽券に関わる。人形婦人の最上級のおもてなしを持ってくたばりなさい。」
ソティスの指先に糸が現れたと同時に周りの甲冑が動き始める。
「やれ。」
ソティスの声とともに甲冑達は一斉に襲いかかる。
「ふん。」
桐谷は、これをものともせず甲冑達をなぎ倒す。
「この甲冑人形しばらくしたら動きだすようだな。その程度で俺達を止められると思っているのか?。」
「これでは足りない仕方ないねぇ。なら特大を用意しよう。」
するとソティスは、自分よりも何倍もの大きさを誇る巨大な甲冑人形が現れた。
そしてその巨大とは裏腹にこれまでの人形動揺の速度で襲いかかる。
「はあ!」
しかし、桐谷はこれを難なく真っ二つにする
「残念だかでかくなったところで的が広かっただけだ。」
「私の人形をこうもあっさり正直見くびっていた。でも、の言った特大はそれではない。外をみよ。」
そこには、ビルと見紛うほどの巨大な甲冑がのぞいていた。
そして、
スドンという音と共に桐谷とアームストロングはふっとばされる。
「ぐっ!なんて威力だ。」
アームストロングは、桐谷をかばい衝撃で気絶していた。
「さて、こうなれば、回復もしないでしょう。諦めて退社すれば少なくとも重症にはならないが?」
「舐めるな!!!」
桐谷は、メガネを外し奮い立たせる。
「こん一撃で決めっど!」
「チイイイイエエエストオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」
桐谷は掛け声とともに落雷の如く甲冑を叩き切った。
「こいで終わりじゃ。」
「見事!よくぞ私の最大の人形を屠った。貴方に敬意を評し追加の爪を用意してやろう。」
そう言ってソティスはの周りには無数の特大甲冑兵が現れる。
自身の敗北を察した桐谷。だが、戦意を喪失していなかった。
「上等じゃ全員かかってけ叩き切ってやっ!」
「キエエエエエエエエエ!!!!!!!」
桐谷は、掛け声とともに刀を改めて構え甲冑に挑む。
「さて、そろそろ来るころでしょうか。」
ガシャン!!
「喰らえ!!」
ガラスを割ってイグニスは、零士に向かって血の矢を放つ。
零士は、表情一つ変えずに杯をかざすと放たれた矢が吸い込まれる。
「巫女の血も私の杯で受けれるようですね。」
そう言って血が溜まった杯をイグニスに向かって溢す。
するとこぼした血が同じような矢に変わり襲いかかる。
イグニスは、矢を躱し距離をとる。
「試してみましょうか。私の能力が血の巫女にどれほど通用するのか。」
イグニスが社長室を襲撃をしたほぼ同時刻。
社員を蹴散らしながら社長室へと向かうツキミの前に、あの時社長の隣にいた黒人の秘書と対峙する。
「社長はこの先です。ですが通すわけには行きません。社長からは貴方を足止めするよう命じられましたので。」
「なら始末書の準備をしたほうがいい。仕事のミスは早めに報告すべき。」
「ご安心を私は消してミスをしませんから。」
2人は、互いに剣を構える。
「いざ!」
「参る!」
書きました。これからも頑張ります。




