第8話 富山で唯一の老舗百貨店
今回は、富山デパート戦国時代を描きます。
1932年11月、富山市にデパートが誕生したその名は、宮市大丸富山店である。
「これは、昭和の富山で初めてできた百貨店か」
「そうなの、これが昭和の富山市の商業界の歴史の一つ」
朝倉翔と相羽琴音が宮市大丸富山店の歴史を取材していた。
1945年8月、富山大空襲によって奇跡的に建物が少し残っていた。だが富山市は焼け跡も残っていた。
「これが、宮市大丸の奇跡ですね。」
そして、1943年丸越百貨店と宮市大丸は合併して株式会社大和が設立した。
「これが、戦後の富山を復興への希望だったのか」
「私も、本当に昭和の富山市の商業界の新たなる歴史が始まったんですね。」
「そうだ、俺もそう思う」
翔と琴音は、大和富山店の歴史を取材し雑誌で掲載した。
そして、その中に新たな情報があった。それは丸大デパート富山店の存在だった。
1966年 丸大デパート富山店の開店の記事を調べたが、1977年丸大デパート富山店は閉店したとのこと
資料を見て調べたのだった。
その年の1972年、2月17日総曲輪大火が起こった。
「すべての商店街も、焼けてしまったんだ。」
「えっ、大火で被害も受けたって」
「その数年後に、富山西武の出店のきっかけになったのか」
翔は、富山西武に関する資料を見ていた。1976年に総曲輪大火で更地になった跡地は富山西武が開業した。これが商業界を大和富山店と丸大デパート富山店と富山西武による富山デパート戦国時代になったのであった。
そして、2006年3月31日富山西武は30年の歴史に幕を閉じた。富山でたった一つしかないデパートが大和富山店が生き残った。
これが、富山市のデパートが今も営業を続けていたが、2007年9月旧宮市大丸時代の建物が老朽化したため新しい商業施設総曲輪フェリオが完成した。
これが、新生大和富山店の新たなる歴史の第一歩を踏んだ。
ぜひ読んでみてください