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巫女が主人で俺が使い魔で  作者: ふうたろう
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選択と決行

俺の選択は


「レイラ、ついて来い」

「何よあんた急に、もう夜だし用なら明日にして」

呆れた表情をして自室に入ろうとするレイラの腕を俺は掴んだ

「夜だからだよ」

「何よあんた」

俺の手を振り払うレイラに対して俺は再びレイラの腕を掴む


「この村を出るんだ」

「....あんた本気で言ってるの?

 説明してなかったかしら私がこの村を出て行ったらこの村を守る結界が壊れるんだけど?」

「そんな事知ってる」

「しってるならなんで」

「知ってる上で言ってるんだ、恐らくレイラの代わりはもう用意されてる。それにお前の命を狙ってる奴もいる」


大きな目をした巫女は「はぁ、」と一つ息を吐き再び俺の腕を振り払う


「わかってるわよ」


巫女のその言葉に俺は困惑した


「わかってるって、、」

「巫女っていうのはいつでも代わりを用意されてるの」

「でもお前は風の巫女でこの村にはレイラ以外魔術を使えるものは居ないはず」

「よく知っているのね、闇の巫女の入れ知恵?

 なら聞いてると思うけれどこの世界の何処かにいる私の次に風の魔力が強いであろう人がこの村を襲おうとしてるのよ」


風の巫女の大きな目は細くなりその表情は複雑そうにしていた


「なんでこの村襲うんだよ」

「聞いてなかったの?

 けど考えればわかるでしょ。私を殺せば次席の風使い、そいつが風の巫女になれるからでしょ」

「え、風の巫女って、、お前が巫女さんをしてて風魔術を使えるから風の巫女って呼ばれてるんじゃないのか?」

「ちがうわ、風の魔力が1番強いから風の巫女と呼ばれているだけ。見る?巫女の証」

「証なんてあるのか?」

「あるわよ、勝手に刺青のように浮き上がってくるの」


レイラはそう言って髪の毛をあげ頸を俺に見せてきた

そこにはシンプルであるが小さな刺青があった

よく見ると風が吹いているように見えなくもない?


「ジロジロ見すぎ」

「あぁ、すまん」

「で?もういい?私、休みたいんだけど」

「いや!良くないだろ!

 お前の命を狙ってる奴がいるんだろ?...いや、村長さんは」

「おじいちゃん?なんであの人が私の命を狙うのよ」

「いや、俺の知ってる世界では村長がレイラの命を奪って、

 それで俺が転生してまた同じ時間を過ごして」

「何その愉快な話、まぁどうせエマが見せた幻覚な何かでしょ」

「違う!あれは夢なんかじゃなくて現実だ」

「どっちでもいいわよ、どっちでも!!私は寝る!」


レイラは話をこれ以上伸ばさまいと部屋に閉じこもってしまった

レイラが風の次席に殺されるのか村長さんに殺されるのか

どちらにせよこの部屋の前に居ておけばすぐに対処は出来るだろうと思い扉の前に腰掛けた


村長さんがレイラを殺した意味

レイラは風の次席が私を殺すのではなくこの村を襲うと言った

それはそうだろう、魔力差だけでいうとレイラの方が上なのは間違いない、だって巫女なのだから

だから村を襲う。村長さんはこの村が襲われない為にレイラを殺した

まぁ、俺の記憶にある世界線はどれもレイラが自ら命を絶ってたんだけどな。どの世界でも村長さんがレイラの子供を作ることを提案していた、

恐らくこの結界の代わりは居ない、だから子供を作りその子の魔力を利用し再び結界を作る。

それからレイラを殺すつもりだったのだろう。

となると村長さんの見立てでは風の次席がこの村を襲うまでに1年の猶予がある事になる。

いや、まず村長さんは風の次席がこの村を襲う事を知っていたのか?罪状はどの世界線でもレイラがこの村を出ていこうとした事。知っているとは考えづらいか...

ならなんでこの世界線の村長さんはレイラをここの村人から助けるなんて、、

ますますわからなくなってきた


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