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巫女が主人で俺が使い魔で  作者: ふうたろう
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そこは清々しいほどの青空だった

この空なら夏休みのしおりの写真なんかにもってこいだろうなと

俺は何をしてるのだろうか。

なんで硬い地面で横になっているのだろうか。

少し頭痛がするけれど手はちゃんと動く、膝は曲げられる

立てるか?立てた...けれど頭痛はまだする。

腕もちゃんと回るし健全な17歳の身体のままだと理解するにはそう時間は掛からなかった。

なぜ俺がこんな見ず知らずの場所にいるのか、その問題を理解するにはまだ時間が掛かりそうだ。



「..きた。..出来たんだ..」

女の子の声が聞こえる。

聞き覚えのある声だが思い出せない


「私出来たんだぁぁ!!」

「うるさいな!!

 急に走ってきて耳元で叫ばないでもらっていいですかね!」

「ねぇ!君名前は?年はいくつ?身長は?体重は?

 どこから来たの??私の事わかる? 

 今回の成功の秘密聞きたくない?聞きたいよね!

 教えてあげようかなぁ?」

「何一人で盛り上がってるんですか?

 てかここは何処ですか?」

「盛り上がって悪いの?

 一世一代の実験が成功したんですから盛り上がるのも当然じゃない!」

「はいはい、おめでとうございます。

 でここは何処ですか?」

「何?君は人の質問に答える前に自分の質問答えてほしいっていう利己心の塊みたいな人間なの?」


利己主義なお姉さんなこって...


「年齢は17歳、身長は....すみません。この会話どっかでした記憶があるんですけど、、」

「はぁ?私はないんだけど?」


巫女の格好をした大きな目の女の子が眉間に皺を寄せながらこちらに上体を傾けてきた。

顔を見ると服の隙間から胸の谷間が、、ないな


「あんた、どこみてんのよ」

「えっ!どこも見てませんけど?」

「まぁいいわ、身長は168ぐらいかしら?」

「170あります!!」

「あらそう?体格なんて割とどうでもいいんだけどね

 んでどこから来たの?」

「どこからって東京...いや、出身は東京ですけど、、」

「そのトーキョーは自由に歩けたりするの?」

「自由にって、まぁ犯罪とかしてなければ割と自由には歩けますね」

「そうなの、ならこことあんまり変わらないわね。

 行くわよ、使い魔さん」

彼女はそう言うと階段を登って行った

俺も階段を登り振り返ると川が見え、家らしい建物が立ち並ぶ

その景色はどこか懐かしく思えた。


家に上がると彼女は白湯を俺の前に置いてくれた

微かにお茶らしき風味がするが多分気のせいだろう

この村の風は気持ちいい、草木が揺れる音にも癒される

古き良き日本という感じがして心地が良かった


「あんた、やけに落ち着いているわね」

「そうですか?なんか懐かしくて、そのせいですかね」

「ふーん」

そこからまた無言の空間

初対面の人との無言の空間は普通気まずくなるものだが何故か心地よかった

俺ここ好きかもしれない。東京に帰れなくていいかも...


「レイラちゃんはおるか〜」


玄関の方で老人の声が聞こえた途端女の子は上機嫌で玄関に向かった

あの女の子レイラっていうのか

そう思った瞬間頭痛がした。

吐き気がする、目の前が暗くなっていく


『たす..け.. 彼女を...はな...』


「ちょっと、大丈夫?」

「ああ、大丈夫だ」


目の前が暗くなっていって誰かが問いかけてきた気がしたが

俺の周りには女の子と老人しか居なかった

ならあの声は誰の声だったのか


「レイラちゃん、その子が使い魔かい?」

「そうなの!けど体調が優れないみたい

 あんた寝ときなさい。おじいちゃん申し訳ないけど..」

「そうじゃな、ワシは帰るとするよ」


この後俺はレイラさんが出してくれた布団で寝た

どうやら俺の部屋はあるみたいだが片付いていないので明日体調が治れば一緒に片付けることになった

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