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巫女が主人で俺が使い魔で  作者: ふうたろう
11/21

転換点は突然に

片付けも終わり夕暮れ

明日エリーに治癒魔術を教えてもらう約束を取り付け帰る事にした


帰ってもレイラは家にいなかった

辺りは相変わらず虫や動物の音はなく風が木々を揺らす音が騒がしく鳴るだけ

別にレイラが家に居ない事なんてよくある事だから特に気にする事ではないんだが...翌朝まで帰らないなんて事は初めてだった


エリーちゃんがライリーと家に来た時にレイラがまだ帰ってない事を伝えると村長さんの家まで連れて行ってくれた


村長も家に帰っていないみたいだった

いじめっ子の家にも村の人達にも聞いて回ったが誰もレイラと村長を見ていないみたいだった

ライリー宅に一旦戻り村長とレイラが向かった方向に赴いてみたが川に突き当たり川上に行って山を登るか川を下って村から出るかの2択

ライリー曰く川を登ったら神社の下に出てあとは道はなく水源すら分からないらしい

ライリーは村長がレイラを村の外に呼び出した方が辻褄が合うと言う


ただ一つ引っ掛かるのがレイラが村の外に出るとこの結界は崩れるはず、まだ結界は張ってあるしレイラは村の外には出てないという事だろう。なら、、、

「すまん、ライリーは一旦村の外を確認して来てくれないか?俺は山を登る。エリーちゃんは神社に戻っててくれ」

「わかったよ」「わかりました」


山を登ると言っても山頂に向かう訳ではない

洞窟や山小屋みたいな場所を探す

俺の考えだと恐らく2人はそこにいる


結界の調整とかだったら嬉しいんだけどな


山を1時間ほど登る頃にはそのはもう山道ではなく木と木の間をすり抜けていく前に道はないが後ろには俺が作る道が出来ている

そんな時に見つけてしまった洞窟

洞窟からは冷たい風が吹き抜ける


コウモリとか虫が居ないので中に入る事に関しては躊躇する事はなかった

人の声が聞こえるまで時間は掛からなかった


「本当にそれでいいのか風の巫女」

「ええ、それが私の選択よ」


知らない声とレイラの声だった


「レイラ、こんな所に居たのか探したんだぞ」

「ハルト?探したって何よ、まだ別れてから1時間ぐらいしか経ってないじゃないの」

「何言ってんだ、もう24時間ぐらい経ちそうだぞ」

「は?エマあんたまさか」

「君面白いねぇ、私の結界を破ってここまで来たんだァ」


エマという女性は大人の女性って感じで髪色は綺麗な銀髪目も銀色だった


「結界?いや、何も無かったですけど」

「何もなかった?ふーん、もっと君が欲しくなったよ。

 風の巫女、連れて帰っていいか?」

「ダメよ、うちの使い魔という名の家政婦なんだから」


おい、何が家政婦だ

確かに俺ばかり掃除洗濯してるけど


「それよりもアンタまた黙って変な魔法使ってくれたわね」

「そんな事はどうでも良いではないか

 それじゃ私はこれくらいで失礼する、風の巫女私の忠告忘れるなよ」


そう言ってエマは立ち去っていった


「レイラ、そういえば村長は一緒じゃないのか?」

「おじいちゃん?知らないわよ」

「は?お前あの時、村長と一緒だったじゃねぇか」

「あー、アレは村長に化けたエマだけど」

「なら村長はどこに行ったんだよ、昨晩から帰ってないんだぞ」

「おじいちゃんが帰ってないの?

 どこを探したの?」

急にレイラの血相が変わった

「えっ、村の中は大体探したけど...」

その一言を聞くとレイラは走って行こうとした

「待てレイラ、行く当てもないのに走ってどうする!」

「当てがなくても探さなきゃ!おじいちゃんが危ないのよ」


レイラが焦っているのはわかった


「さっきのエマって人が言ってた忠告ってこの事なのか?」

「わからないわよ!関係ないと思いたいから探すのよ!」

「だったらそのエマに言われた事を教えてくれよ」

「教えるよりも先に探すのよ!」


そんな押し問答をしてるとエリーちゃんが走ってきた

「早く、早く来てください、お兄ちゃんが」










更新が遅くなりましてすみません。

次の話もお時間頂くかも...

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