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26.理由2

光木が戻ってきた。お花を摘み終わったようだ。


「それじゃあ再開しようか」


「大切な娘と呼べるものと自分が培ってきたものを奪われてからは落ちるのははやかった。取り戻そうにも力がなければそれも敵わない。憔悴していた彼を回りはできるだけ、心に負担がかからないように配慮した。結果としては彼から一部の政権を返還させて最愛の人とともに戦いがない世界へ飛ばした。」


「そんな経緯が...」


「彼がいなくなったあとは6人の人物が後継者として選ばれた。彼らは名字にアンド、イフ、バット、ソー、ザット、ウェンの名前を名乗らせた。由来としては、『未来を繋ぎ続けてほしい』という意味で接続詞の言葉を使った。そんな彼らを人々は『希望の一族達』と呼んだ」


おいおい、てことはこいつその希望のなんちゃらってやつなのか。


「彼らは国のために尽くし、国の中でも権力をもった。そんな彼らは仲違いをし始めたんだ。意見の相違ってやつだね。その結果領土を3つにわけ、それ以降睨みあっているわけだ。」


「国民もそれぞれの勢力にわかれたんだ。最近は仲直りのための学園も建ったんだけどね。まだまだだね。」


「そして、アンドの一族は君の見守りを任された。結果、俺が君の子守りをしてるわけさ」


「おー。そーなのか。よかったなー」


「棒読み!?もうちょっと感心とかしないの!?」


「そんなことより」


「そんなこと!?」


俺のせいではないと思うが光木は半泣きになっていた。放っておく。


「父さんは?どうなったんだ?」


「其のあとは君も知っている通り平和に過ごしていたが、最近異世界へ再び戻ってきた。」


「なんでだ?お前らが呼び戻したのか?」


「違う。本人の意思だろう。ある日アンド家にやって来て、こう言い残したらしい。」


『奏人をこっちへ連れてこい。なんとしても』


どういうことだ?あまりに言葉が少なすぎる。父さんの目的はなんだ?


「その言葉に従って、俺達は奏人を連れてきたんだけど...。俺は出来れば連れてきたくはなかったね」


「なんでだ?」


「それは君を危険なみに会わせたくなかったからさっ」


きまったと言わんばかりにウィンクをする。


「...そろそろ寝るか。明日も早いしな。」


俺はそういうと体を横に倒し毛布を被る。


「ふふ、奏人照れちゃってー。耳が赤いぞっ?」


「うるさい。寝ろ」


「はーい。おやすみー」


そういうと光木は毛布を勢いよく被る。


俺は寝付けず、少し考え事をした後に微睡みに落ちた

やっと、って感じですね。やっと異世界っすよ

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