24.仰天
あのあと俺は用意されてあった服に着替えてミカン『達』の部屋に向かっていた。
廊下の先にある部屋が彼らの部屋だそうだ。若干の緊張も交えながら歩を進める。
扉の前に立つ。一応ノックとかした方がいいかな?と、とぼけながら軽くノックする。
「入れ」
短い返答に従い部屋に入る。部屋はとても簡素なもので黒色のソファと真っ白のベッドが二つずつ置いてあるだけだ。
「来たな。とりあえず座れ」
俺は言われるがままに正面となるようにソファにすわる。
「さて、ここから私が話していこう」
「世話話は抜きだ。時間の無駄だからな」
「順を追っていこう。入ってきてくれ」
「?」
誰がくるんだ?と思い解錠音がした後ろへ振り向く。そこにいたのは予想外の人物だった。
「やぁ、奏人」
そこにはピースを横倒しに目元に当てた光木が立っていた。
「な!?なんで光木が!?」
「落ち着きなよ奏人。ほらほら詰めて詰めて」
光木は俺の隣に座ろうとスペースを要求していくる。俺は混乱状態のまま固まってしまっていた。
「ははは。間抜けな顔してんなー。」
光木は俺の愕然とした顔が面白かったのか軽く笑っていた。あいからわずうざいやつだ。
「頭の整理が追いつかないんですが?」
「そうか。だが時間が惜しいんでな、説明を続ける。速く寝たいんでな」
「まず、光木は私たちとグルだ。つまり異世界人だということだ」
「そうだよん」
俺の脳内は情報の洪水が起きていた。もう考えも無駄そうなので素直に話をいれるだけにする。
「じゃあ、俺に催眠薬らしきものを飲ませたのは?」
「あれはここに連れてくるためだ。」
「え、じゃああの悲しげな顔は?」
「演技だよー。上手かったでしょ?」
「そ、それじゃあ父さんは?父さんのことはどうなんだ?」
「それについては本当については本当にわからない。上が知っているだろうがな」
「...そうですか。」
「そういうことだ。ということで光木改めて奏人への自己紹介を頼む」
彼女がそういうと光木はソファから立ち上がり、わざとらしく咳き込む。明るい声で尚且つふざけながら自己紹介を始めた。
「アンド=ラータといいます!あっちでは安藤光木という名前でやってまーす。僕は奏人くんを見守るべく小学校から同じ学校へ通い始めました!宜しく!」
ははは。俺は乾いた笑みしか浮かばなかった。まさしく仰天というやつだ。
「はい。光木くんの自己紹介も終わったとこで次へいきます」
言葉は明るいのだがトーンが全然明るくない。だが突っ込むところでもないので仕方なく流す。
「次にここへ連れてこられた理由だが私にもわからん」
「は?」
いかん。素のは?が出てしまった。にしても何故だ?
「これは上からの命令だからだ。だから理由まではわからん」
「えぇぇ」
俺は疑わしい目を向ける。適当じゃないか?流石に
「そこら辺の説明はあちらにいってから直々に説明するそうだ。この命令を下した本人から」
「はあ...」
「それではこれで説明は終わる。二人とも部屋に戻れ。」
俺達は半分追い出されるように部屋を出た。
アクセスのところを見ると投稿以外にも履歴があるんですが?
これってリピーターってやつなんでしょうかね?
もしそうだっだらリピーターの方々には感謝しかありません。
たまたま閲覧されたからも感謝です。
これからも宜しくお願いします。




