18.合否
「はぁ、はぁ」
「おいどうした?まだ始まったばかりだかなぁ?」
あれから切り込んではナイフを弾かれるの繰り返しだ。正直言うと勝ち目はないと思う。だけどこれは認めてもらうための試験だ。
一矢報いる!その為に正面で来てもらわないと困る。どうにか調整しなければ。
(距離を離さないと)
「奏人よ、楽しませてくれよ!」
彼女はまた飛び地面をおもっいきり殴る。
(ここだ!)
殴った衝撃で粉塵が上がっていた。
アニメでよく見たシーンだな。この粉塵の中で息を潜め、強襲だ。
「ここだ!」
「ははは!2度も不意討ちは通じんぞ!」
彼女は上から襲いかかったナイフを弾いた。が
(奏人の姿がない!?)
(こっちか!)
俺は粉塵の中で止まっている彼女に向かって上からナイフが落ちてくる形で投げた。
バスケでやっていたことが役にたったな。
俺は彼女が頭上からのナイフに気を取られている間に移動して他方向から襲いかかった。
「くらえ!」
「ばれているぞ!」
彼女はほぼ真後ろにいた俺に反応して拳を振ってきた。だが、
(退くわけにはいかない!)
ここで引けば手元のカードは尽きる。つまり詰んでしまい、あとはジリジリと追い詰められるだけだろう。
俺の腹に向かってくる拳を直前に身体を右へずらすことで腹への攻撃を避けられたが、軌道修正してきた拳は左腕を的確にうってくる。
激痛が走った。恐らく骨は粉々だろう。だか俺は止まらず右手で彼女の顔をおもっ切り殴り抜く。
彼女は殴られる寸前に大きくめを見開いていた。驚いていた。俺にやられると思っていたのだろうか。
彼女は殴られた瞬間に俺から飛び退いた。俺はしてやったりと顔を歪めて笑った
俺は身体に蓄積された疲労に耐えきれずに倒れてしまった。立たなくてはと身体を動かそうとするが指先がピクピク動くだけで身体は起きそうにない。
きっと、端から見ればピクピク動いて気持ち悪いんだろうな。
「安心しろ。お前は合格だ」
その言葉に安心してしまったのか俺は気を失ってしまった。
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俺が目を覚ますと元いた部屋だった。
「起きたか」
確認するように手を開いたり閉じたりする。そこで気がついたが左腕が治っていた。それどころか倦怠感が一切ない。
「気づいたか?これが二つ目の私の魔法だ」
「ここは私が作った想像の中だ。その名も【空想】だ」
「この能力はいわゆる異次元という中に私が思ったことが時間は必要だが実現できる。だが私が想像ができるところまでだ。その空間にあったものの時間を戻すことが出来る。お前の腕が治っていることが証拠だ。」
バスケが云々のところは明らかにむりやりっすね




