11.質問
【じゃあ私達の世界について話そうか。でもただべらべらしゃべっていいても時間が勿体ないから君の質問に答える形で話していくよ】
【どんなことも答えるよ。さぁこい!】
手をひらひらして挑発をするポーズをするがノナさんの場合は可愛さが勝ってしまい全然ポーズがポーズとして仕事していない。
少し笑った後に真剣に考え、口を開いた。
「異世界はほんとにあるんですか?」
根本的なことを聞いた。本人が不思議な存在であることでもうわかったが一応聞いておく。
【もちろんだよ。この世界とは違って私達の世界は目には見えない魔力というものが満ちていてこれを駆使して魔法を使えるんだよ】
「魔法が使えるんですか!」
ガシッとノナさんの手をとる
【え、うん使えるけど...】
男の子ならばどんなやつでも小さなころに憧れた魔法。魔法が使えるなんて!急に異世界に行ってみたくなった。
【奏人、ち、近いよ...】
はっ、となった。急いで退く。心臓の鼓動が早い。だめだつい男の子心をくすぐられるとあつくなってしまう。てか、今のノナさんの凄く可愛かった。
コホンと、わざとらしく咳をこんで調子を戻す。少し冷静になって疑問をぶつける。
「この世界にも魔力はあるのでしょうか?」
【んーこの世界には極少の魔力しかないかな】
「じゃあなんでノナさんやミカンは魔法が使えるんですか?」
魔力がなければ魔法が使えないはずだ。だってもし魔力がなくても魔法が使えるならすでにこの世界にも魔法が存在するはずだ。
【少し説明の仕方が悪かったね。正しくは体内に魔力を取り込んでその体内に溜まった魔力を使って魔法を使うことができるんだよ】
【魔力がある場所にいると生物は自然と魔力を吸収していくんだ。そして魔力が溜まったまま魔力がない場所へ行っても魔法が使えるんだ】
そういうことか。だからミカンは魔法が使えていたのか。
自分のなかで納得が出来たので次の質問に行くことにする。
「異世界の行き来は出来るんですか?」
もし俺にも行るなら行ってみたい。
【行けることは出来るけどそこには強い意志が必要だよ】
意味がわからず首をかしげる
【生半可な気持ちじゃ行けないってこと。異世界へいくには異世界にいく理由と成したいものが必要なんだよ】
「そうですか...」
少し残念だ。俺はそんな理由も成したいこともない。
「じゃあ僕には行けませんね。僕にはそんな理由はないですから」
【わからないよ】
え?
【ある日突然異世界へいく理由を見つけるかもしれない】
【それはとても些細な切っ掛けで】
【けれどもそこには強い意志が存在して】
ノナさんはどこか遠くを見ているかのようだった。少し表情が歪んで見えたがそんな顔をすぐに可愛い元気な顔に戻る。
【さぁ他に質問はない?】
俺は1時間ほど異世界についてノナさんと話した。
ふう、投稿間に合った~
すみません




