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三日目・昼







サイレス「………………」



ドロシア「おはよう♪今日も無事に朝を迎えられて嬉しいわ♪」



イレーネ「………」



キッカ「………お…………おはようございます。」



イレーネ「ええ。おはようございます。」



リオン「…おう。」



ヤシャルト「おはよう。」



くおん「ラグス!」



ラグス「良かった、くおんも居るね。」



リオン「居ねぇ奴は………」



サイレス「………グラシア様が居ない。」



キッカ「え……っ?」



ヤシャルト「………まさか。」



ベルタ「あのアナウンス通りみたいだね。今朝襲撃されたのはグラシアさん………か。」



イレーネ「これは少々驚きましたね。今朝死んでいるのは、てっきりメイシアだと思っていましたが。まさか占い師候補が噛まれるとは。」



メイシア「………」



ラグス「人狼は一体何がしたいんだ?」



小世璃「なぁ、真占い師がいきなり噛まれることってあるん!?」



サイレス「あるにはある事だろう。………だが、これは。」



五月雨「人狼の考えることは意味が分からないな。気でも触れたか。」



モエギ「どうして……?ここでグラシアさんが襲撃されるんだ?」



ドロシア「ふふ、面白くなってきたわ♪それを今日はみんなで話し合うのね?」



リオン「ああそうだ。全員で話し合って今日の処刑先を決める。」



イレーネ「ん?」



リオン「…あ?何だよ。何か文句あんのか?……イレーネ。」



イレーネ「…いいえ。では議論の進行はリオンくんに任せてもいいですか?僕は皆さんの発言を見させてもらいますよ。」



リオン「おう。分かった。任せろ。」



メイシア「では、議論開始ということなので霊能結果から。昨日のグレーから処刑したシュベルさんは白でしたよ。彼は人間だったみたいです。」



キッカ「………そっか。シュベル。今の結果でちょっと安心したよ…」



ヤシャルト「うん。そうだね。…よかったな、キッカ。」



五月雨「続いて占い結果だ。今朝、私は小世璃を見たぞ。結果は人間だ。まぁ当たり前だな。」



小世璃「僕は人間やけど、五月雨ちゃんを盲信は出来んで?よう分からん違和感は続いとる。」



五月雨「ははは、そうかそうか。」



モエギ「占い結果。ヤシャルトさんは人間だった。」



ヤシャルト「ああ、俺を占ったんだ?」



モエギ「うん。俺の初手の白が襲撃されてて、2個目の白は対抗のグラシアさんだったから、かなり厳しい立場だった。人狼陣営はこの状況を利用して五月雨さんの信用を上げてくると思ったんだ。だから、多少露骨だとは思ったけど………一番五月雨さんを真で見てたヤシャルトさんを占った。」



ラグス「うーん……その占い方はどうだろう。」



モエギ「俺?」



ラグス「そうだよ。その言い方だとキミは人狼狙いでヤシャルトさんを占ったってことだよな?」



モエギ「そうだけど……」



ラグス「キミが今狙うべきなのって、人狼ではなくて狐なんじゃないのか?」



モエギ「どうして?もう俺の白は残ってないし、俺が噛まれると同時に狐を占って遺言呪殺になったら大変だろ。」



ラグス「…キミが噛まれるはずないだろ。」



モエギ「でも……グラシアさんは噛まれてる。」



ラグス「言い方が悪かったな。キミは昨日の時点で自分が噛まれると思ってたのか?」



モエギ「………ごめん。でも、五月雨さんの信用が高い以上狐を占うのは今じゃない気がしたんだ。」



ラグス「呪殺はすぐに出すべきだろ。もし今日、霊能が噛まれていた場合なら人狼が呪殺対応出来ない可能性もあったはず。」



くおん「ら………ラグス。」



メイシア「もう結構です。そこまでモエギくんを責める必要はないでしょう。」



リオン「だな。コイツはコイツなりに考えた結果だって俺は信じてる。」



ラグス「………そう。分かったよ。」



メイシア「それよりも、今日議論すべきなのは今朝の噛みについてと、今日の処刑先についてです。」



リオン「それだ!!今朝、グラシアが襲撃されてるって事についてお前らはどう思うんだ?」



キッカ「………確かに、おかしいですよね。信用が最も高い五月雨さんではなく、グラシアさんが襲撃されてるのは…」



ドロシア「私は三種類の可能性を思い付いたわ♪でもみんなの意見を聞きたいからちょっと待ってるわね。」



リオン「何で黙ってんだ?」



ドロシア「だーかーらっ、意見を聞きたいのよ♪」



五月雨「ドロシアは確定白ぶっているが、確定白ではないだろう?」



ドロシア「私は襲撃された占い師の白よ?当分は処刑されないんでしょう?ね?共有ちゃん?」



イレーネ「はい。そこにはまだ指定は入れられません。」



ドロシア「ね?むしろ私は噛まれる位置だから♪」



ベルタ「緊張感が全くないわね。」



リオン「じゃあドロシアは後でちゃんと意見言えよ?他の奴は?」



ヤシャルト「……五月雨が狂人でモエギ、くおん、いのりで狼とかってあり得るのかな?」



キッカ「え?」



ヤシャルト「昨日、五月雨からくおんの白が出たことでグラシアの真が透けて、それで噛みに行ったとか。」



小世璃「あれ?ヤシャルトさん、初日に狂人の特攻はないって言ってなかった?」



ヤシャルト「ちょっと今日で考えが変わったんだよ。」



小世璃「ふーん。僕はこの噛み、グラシアさんが狂人でキッカちゃんが噛んだんやないんかなーって思っとるよ。」



ヤシャルト「へぇ。………どういうことかな?」



キッカ「私…疑われてるの?」



小世璃「う………うん。そう。これどう考えても普通の噛み方やないし、五月雨ちゃんが狼なら特攻にしろ身内切りにしろ対抗は噛まないと思うんよ。」



五月雨「ふんふん。」



小世璃「でな、それよりはキッカちゃんが狼で、漂白噛みをしつつ占い師から護衛をぶれさせて、今夜五月雨ちゃんを噛みに来るんちゃうかなって。」



くおん「でも、それはちょっとあからさま過ぎない?もし明日五月雨さんが襲撃されたら、キッカちゃんは処刑されると思うよ。」



キッカ「ねぇ、私は人間だよ……」



ヤシャルト「そうだね。俺は信じるよ。」



サイレス「……メイシアが真霊能だとするなら、狼は全潜伏していて狐が占い師の中に居るかもしれない。キッカの中身はともかく、グラシア様が狂人というのはあり得る話だ。」



ドロシア「仮に五月雨が狼だとすると、グラシアを噛むメリットはあると思うのよね~」



リオン「あ?どういうことだ?」



ドロシア「真占い師を噛んで狐探しをしてるから霊能者が噛まれなくてもおかしくない。狼はそういう流れにして違和感を消してるって事よ♪」



メイシア「つまり私が偽物だと疑っているんですね?」



ドロシア「そうは言ってないわよ狐さん♪ただ、そういう可能性もあるよねって話♪」



小世璃「え?でもその場合って白が二つ残ってるグラシアさんより、モエギを噛むんやない?」



イレーネ「それはありませんね。モエギさんはグラシアさんに白を出していましたし、モエギさんを噛んだら五月雨さんを処刑してグラシアさんに護衛指示を出すつもりでした。そのくらい狼も想定内でしょう。」



小世璃「なるほどね。そう言われると納得やわ。」



リオン「また頭がこんがらがってきたぞ。」



ドロシア「この噛み方の可能性をまとめるわよ?

①五月雨とメイシアで2狼。②五月雨狂人でモエギ、いのり、くおんで3狼。③狼全潜伏。私は①の可能性がそこそこあると思ってるわ♪でも、もしメイシアが真霊能なら狼は確実に一人処刑できてるから、モエギの処刑は後回しでいいと思うのよ♪」



サイレス「それだと、メイシアが真の場合はモエギは狼ということになる。猫又を噛まれたら狐が怖くならないだろうか?」



メイシア「モエギくんに猫又を噛まれてしまったら危険ですが、今日ここでモエギくんを処刑し、他の人狼が猫又を噛むともっと危険です。かといって猫又を出して護衛をつけると明日、五月雨さんが噛まれかねない。………私は猫又を出してモエギくんを処刑することを推します。」



モエギ「露骨な誘導だな………。占い師を処刑させた上に猫又まで炙るなんて…」



メイシア「モエギくんも猫又を出してもらいたい場面なんじゃないんですか?」



モエギ「猫又は出さなくていいよ。………今日俺が処刑されるのなら、なおさら。」



リオン「………」



五月雨「…モエギは今日急いで処刑しなくてもいい。グレーはもう広くないしな。今日はグレーからの指定で狼がほぼ確実に処刑できるはずだ。モエギはキープで構わないと、私は思うが。そこは共有次第だな。」



ベルタ「占い師としては全うな意見だけど、狼のモエギくんを庇ってる狂人の発言にも聞こえてくるね。」



サイレス「指定は共有者に判断を任せよう。昨日一度指定という処刑指示をした者だ。もう、死の重さは分かっているだろう。軽率な指定は出せないはずだ。」



リオン「………………」



イレーネ「指定を決める前に、狩人に指示を出します。メイシアは護衛しないで下さい。そこを守るくらいなら五月雨さんを護衛してください。お願いしますね。」



メイシア「………そうですね。私が噛まれればいのりちゃんの狼が証明されます。その指示は助かりますよ。イレーネ」



イレーネ「嫌な言い方をしますね。」



リオン「………イレーネ。処刑はどうするんだ。」



イレーネ「今日はグレーから指定しようと思います。リオンくん、議論の進行ありがとうございました。指定指示は僕に任せて休んでいてください。」



リオン「………」



イレーネ「今日はベルタさんを処刑しようと思います。………ベルタさん、役職はありますか?」



ベルタ「ないよ。ただの村人。」



イレーネ「では、すいませんが今日は貴女を処刑しようと思います。皆さん、そのように投票をお願いします。」



ベルタ「………そっか。ねぇイレーネちゃん。」



イレーネ「はい。何でs」



ベルタ「えいっ(ぼふんっ)」



リオン「おお!?」



イレーネ「!!?!!!?ちょっと!!何すんですか!!!胸で窒息死するところでしたよ!?そんな死に方嫌すぎます!!!」



ベルタ「うん。何か肩に力が入りすぎてるような気がしたからつい、ね。ごめんごめん。処刑される前に遊んどきたかったんだよ。」



リオン「………おお…」



イレーネ「………おおじゃないですよ。」



リオン「………。」



ベルタ「じゃあ、最後に真面目な話をしようね。占い師の内訳は分からない。ごめん。ただ、ドロシアさんは敵だとしても味方だとしても警戒はした方がいいかもね。…正直この盤面、グラシアさんが真占い師であった方が嬉しい気がしてるよ。」



ヤシャルト「それはちょっと言い過ぎなんじゃない?真占い師は生きててくれた方がいいよ…」



小世璃「でも、気持ちはちょっと分かるなぁ。占い師を処刑してこのゲームが終わるんなら、そうしたいところやね。」



サイレス「この状況だと、まだ占い師の決めうちは出来ないな。」



くおん「明日の噛み先がポイントかな。もし、まだ占い師が生きてるのなら………そういう噛み方になるはず。」



リオン「……そういう噛み方?」



ラグス「共有者以外を噛んでくるって事だろ?」



くおん「うん……」










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