一日目・昼
メイシア「おはようございます。」
キッカ「お…おはようございます…」
ヤシャルト「おはよう。」
グラシア「おはようございます。皆さんお早いですね?」
サイレス「……………」
雛菊「夜が明けた。とりあえず、全員居るかの確認だな。この円卓に座ればいいのか?」
小世璃「どこでもいいのん?」
五月雨「昨日のカードに席順が書いてあったはずだ。小世璃は、雛の隣だな。私は向こうだ。」
いのり「イレーネ、動きづらいからくっつかないで。てか、あんたの席は向こうでしょ。」
イレーネ「あーあ、いのりちゃんの隣がよかったなぁ…」
メイシア「イレーネの席はそこですよ。」
イレーネ「分かってますよ。」
ラグス「俺はここか。………うん。くおんの隣だな。」
くおん「………(ホッ)」
ドロシア「何だか私、ワクワクしてきたわ♪」
ベルタ「命かかってんのよ?まぁ、やるだけやるけどさ。」
リオン「よし。全員席についたな。居ねぇ奴は………」
モエギ「一人。」
リオン「あ?」
モエギ「俺の隣の席が、一つ空いてる。…やっぱり、今朝のアナウンスは………」
リオン「………………」
ヤシャルト「………………」
シュベル「おい。」
キッカ「シュベル…」
シュベル「俺は昨日も言ったが、お前らと殺し合うつもりはねぇからな。」
グラシア「ふふ、それは皆さん同じでしょう。しかしですね、私も昨日何とか外に出る方法はないかと、そこのサイレスと共にこの建物を調べて参りましたが、どうやらこの建物からは出ることは不可能みたいなんですよ。」
キッカ「どういう…ことですか?出口がないってこと…?」
グラシア「我が神よ。どういうわけですか?」
サイレス「…この建物には結界がいくつも張り巡らされているようなのだ。これは私の力と同種の術だろうとは思うのだが、結界を壊そうにもこの空間の中では私の力も全く無力化されていて使えないみたいなのだよ。他の者もそうなのではないか?」
メイシア「……どうやらそのようですね。」
リオン「…武器とかもねぇしな。」
イレーネ「カードで与えられた役職。それ以外に頼れる能力はないという事ですか?つまりここでは神も、人も、皆平等に死ぬ。殺せる。殺される。そういうことですよね?」
モエギ「頼れるのは………自分だけなのか…?」
小世璃「せやねぇ。僕も死ぬのは嫌やなぁ…でも、ゲームに勝つ以外に外に出る方法って無いんやろ?じゃあ…どうすんの?」
シュベル「………」
キッカ「………」
五月雨「……誰かを必ず処刑することは免れない。そうしないと誰も外には出られない。そうなんだな?」
雛菊「五月雨?」
グラシア「少なくとも私はそう思いますよ。この空間の中で何もせずに全滅するよりは、役職は役職の力を行使し、議論をして処刑を行い、一人でも多くの命が助かる方がいいでしょう。私も死にたくはありませんからね。」
五月雨「………」
小世璃「なぁ、五月雨ちゃんどうしたん?」
ラグス「もしかして、何か知ってるんですか?」
五月雨「ああ。だが、言っていいかは分からない。」
ドロシア「いいんじゃない?貴方、もしかして役職のカードを引いたの?それなら早く言うべきよ?」
五月雨「私が引いた役職カードは占い師だった。………いのり。」
いのり「え?」
五月雨「お前は人狼のカードを引いたんじゃないのか?」
グラシア「ほう?」
いのり「……あんたが占い師で私を占ったの?そして私が人狼だって言ってるの?」
五月雨「何かおかしいか?」
モエギ「…貴女は人狼のカードを?」
いのり「引いてないわよ。私が引いたカードは何の力もないただの村人だった。五月雨が嘘をついてる。何のつもりかは分からないけどね。」
キッカ「ど………どうしよう。」
シュベル「おいおい、どうすんだよ。」
メイシア「この局面だと他の役職は出てこないと思いますよ。本物かどうかは分かりませんが、いきなり占い師候補が人狼のカードを当てていますから。」
リオン「(どうすりゃいいんだよ、これ。)」
イレーネ「…五月雨さんの他に人狼のカードを引いているという人はいませんか?居るなら今出てくるべきだと思いますよ。」
ベルタ「………居なさそうだね。」
イレーネ「そうですか。それなら、今日はいのりちゃんを処刑するしかありませんね。」
くおん「処刑って、殺すの………?」
雛菊「お前、ずいぶんあっさりしてんだな。」
イレーネ「僕は結果しか見るつもりはないので。この状況、誰が見てもいのりちゃんは黒いでしょう?人狼ゲームのセオリーから言っても、ここはいのりちゃんを処刑する場面です。」
ドロシア「身内切りされてさえなければ、ね♪」
イレーネ「……ああ、身内切りの可能性は失念してました。」
ドロシア「ちょっと動揺してるんじゃない~?」
イレーネ「………………」
いのり「…やめて。私はただの村人で役職も何もないわ。今日は私を処刑して終わりなさい。下手に発言して他の役職持ちが透けるのはいただけないわ。」
ラグス「そんなに神経質にならなくても良いんじゃないかな。みんな命がかかってるんだ、俺は議論時間は有効に使いたいと思いますけど。」
ベルタ「うん。言えてる。私はいのりちゃんとグレーの絡みを見ておきたいかなー。明日の霊能結界が黒でも白でも良いように。」
グラシア「村人が村人らしくしてたら占い師が潜伏していても勝てると思いますよ。私も議論時間は有効に活用したいですね。」
メイシア「…いのりちゃんはどう思うんですか?雑感で構わないので意見を仰ぎたいですね。」
いのり「ラグス、グラシア。ここの二人は潜伏占い師が居る前提で話してるように見えたから、どちらかと言えば狼寄りに見える。狼からは五月雨が偽者だって見えてるからね。」
ドロシア「さすがにそこは拾うのね♪」
ラグス「え?俺もですか?一般的な意見を言っただけのつもりだったんだけど……だって、役職が透けるのを怖がって議論出来ないなんて一日を無駄にしてるだけじゃないですか。そもそも、今潜伏してるのは占い師だけじゃなくて霊能者も居るんですよ?」
くおん「……ごめんねラグス。私は怖いから一日くらいは議論を捨ててもいいと思ってた。ここに居る人たちはみんな頭が良さそうで、私、上手く喋れる自信がないから…」
ラグス「…くおんがそう言うのなら。そうだね…ごめん。」
五月雨「占い師の私としては議論を重ねて人外にボロを出してもらいたいところだな。」
サイレス「しかしだな、五月雨の真だけを見るわけにもいかないだろう。今日出来る議論など限られてる。」
リオン「…無理に議論する必要はねぇってことか。」
グラシア「私は皆さんがそう言うのならそれでもいいですよ。ふふ、何が何でも議論をしたいわけではありませんし。」
いのり「じゃあ、今日はこれ以上何も議論せずに私を処刑しなさい。明日の霊能結果で私の潔白は証明されると思うから。」
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