表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/17

六日目・昼





キッカ「………………」









キッカ「………………シュベル。ヤシャ。そして…この手紙。何故か私の事を無条件で信じてくれていたイレーネさん。





…………ありがとう。私、頑張るね。……だからちょっとだけ、お別れだよ。」















※ ※ ※




















キッカ「………おはようございます。」



ドロシア「おはよ♪」



小世璃「今朝のアナウンス………」



ドロシア「もちろん聞いたわ。残念な結果に終わったみたいね。」



ラグス「今朝は共有者が襲撃されて死亡………か。」



キッカ「ということは狩人さんはもう居ないんですね……初日のあの人か、雛菊さんだったんでしょう……」



くおん「それなら昨日は五月雨さんじゃなくて、グレーの中から共有者に指定をしてもらった方がよかったのね…」



小世璃「………」



ラグス「くおん、昨日の事を悔やんでも仕方ないよ。」



くおん「………うん。ごめん。」



ラグス「今日でもう、ここには役職持ちが居なくなってしまった。………ここからはグレー5人で殴り合いになるね。」



キッカ「………………私は、ドロシアさんが人狼だと思っています。」



ドロシア「あら?どうしてそう思うの?」



キッカ「やっぱり四日目のあの議論で、ドロシアさんは猫又のヤシャを処刑しようって誘導してた感じがするんです。」



ドロシア「確かに誘導してたかもしれないけど、猫又はあの日に処刑するのが一番安全だったって話はしたはずよー?」



キッカ「確率を計算しました。あの日に猫又を処刑すれば安全だったと言っていますけど、それでもゲームが続く確率は僅か4.44%でした。そんな少ない確率のために猫又の………ヤシャの処刑を勧めたんですか?」



ドロシア「だってー、正直言ってあの日の時点では私、ヤシャルトを猫又として見てなかったのよ。あそこにいた大半がそうだったんじゃない?“ヤシャルトが猫又というのは可能性としてはあるけれど、その可能性は極めて低い”それが主流の考えだったはずよ。」



キッカ「でも結果としてヤシャは本当に猫又でした。」



ドロシア「そうね。道連れが発生したからそれは確定よ。ヤシャルトはこのゲームのキーパーソンだったわ。」



くおん「………進行の手順上、あの日は猫又のヤシャルトさんを処刑せざるを得なかったんじゃない?」



キッカ「何でそう思うんですか?」



くおん「だって、メイシアさんが真霊能には見えなかったし、偶数進行だったから。………それに、例えばドロシアさんが狼で猫又処刑を誘導してたとしても、あの日の時点では狼は猫又を無理に処刑させなくても良かった場面だと思うのよ。」



ラグス「それは確かにそうだね。………でも、実は俺もドロシアさんを村人目では見てない。」



ドロシア「うーん、それは残念ね♪」



ラグス「でも、キッカちゃんとドロシアさんは今日急いで処刑しなくても良いと思う。今朝のキッカちゃんの発言で、ここの二人が繋がってるようには見えなかったから。」



ドロシア「ふふ、まぁね♪」



くおん「………え?…ラグス………?」



キッカ「今日のところは信じてくれてありがとうございます。」



ラグス「うん。今日は小世璃さんとくおん、この二人の中から処刑を決めようか。」



くおん「……ど、どうして?ラグス!私を信じてくれないの?!」



ラグス「俺はくおんを信じてるよ。だから昨晩も言った通りだよ。俺の事をくおんがちゃんと“誠実に見てくれている限り”俺はくおんの味方だって。」



くおん「………」



ラグス「………」



小世璃「………僕は殴り合いで異論ないよ。…せやね。僕もくおんさんの事は人狼で見てたよ。何なら初日からね。」



くおん「………私も小世璃さんを人狼で見てるわ。…4日目に五月雨さんを疑ってたのは演技よね?周到すぎて嫌になるわ。」



小世璃「ちゃうで。あの日は五月雨ちゃんを処刑して次の日、メイシアさんからどんな霊能結果が見られるか見たかっただけや。」



くおん「霊能結果なんてそんなの、白が出るに決まってるじゃない!」



小世璃「せやろか?」



ドロシア「それは、そうかもしれないわね。」



くおん「あの日に、例えば一人や二人くらい五月雨さんを怪しんでる人がいてもヤシャルトさんが処刑されてたと思う。そしてヤシャルトさんが処刑されたら五月雨さんの狼が露呈するわ。………小世璃さんの動きはそこまで見越していた人狼の動きだと思うの。」



小世璃「五月雨ちゃんを処刑して、霊能結果次第ではヤシャルトさんを処刑しなくても済む可能性もあったんやないかな。」



くおん「ううん。それはないはず。村が安心してヤシャルトさんを真認定出来る展開なんて存在しなかったのよ。」



小世璃「………」



くおん「本当に村人なら、モエギさんは真占い師には見えない。モエギさんが偽物なら、狼でしょう。狼2騙りでグラシアさんが噛まれる?そんなはずはない。五月雨さんは真か狂人。こう考えるはずよ。」



小世璃「よう考えとるな。よくそこまででっち上げられるわ。」



ラグス「ねえ、くおん。キッカちゃんについてはどう思うんだ?同じようにヤシャルトさんの処刑を嫌がって五月雨さんを処刑しようとしてたけど。」



くおん「………キッカちゃんは、…これは推理なんかとは関係ないんだけど、純粋にヤシャルトさんを処刑したくなかっただけのように見えたのよ。根拠はないわ。」



キッカ「………!」



ドロシア「そういう見方もあるのね♪面白いわ。」



ラグス「………俺はね。ちょっと違う観点から小世璃さんの狼を考えてるんだ。」



キッカ「………え?違う観点から?どういうことですか?」



小世璃「えぇー?もしかして今って僕めちゃくちゃに疑われとるん?………ショックやな…何で?」



ラグス「それを説明する前に、小世璃さんに聞きたいことがあるんだ。」



小世璃「うん。何?」



ラグス「小世璃さんは二日目から、ずっとくおんが村に見えないって言ってたな?」



小世璃「うん。言ってたで。」



ラグス「それは、どうして?」



小世璃「誰かも言っとったけど、初日の議論の時にくおんさんは「1日くらい議論を捨ててもいい」みたいなこと言っとったやろ?あれからずっと怪しく見えてたんよ。役職持ちか、ボロ出したくない人外ちゃうんかなって。」



ドロシア「………何か露骨よね。人外だったらわざわざそんな事言うかしら?」



小世璃「そんな事言っても僕にはそう見えたんやもん。」



キッカ「………今は1日目と状況が違います。五月雨さんの狼が露呈した今でも、小世璃さんはくおんさんが人外に見えているんですか?」



小世璃「うん。………まぁ消去法やね。今日のところはキッカちゃん、ドロシアさん、ラグスさんの中に狼がいるようには見えへん。一番怪しく見えたのがくおんさんやから。」



ラグス「小世璃さん。」



小世璃「何?」



ラグス「小世璃さんは狩人じゃないんだな?」



小世璃「え………?」



ドロシア「あらら、何を言い出すの?」



小世璃「狩人ちゃうよ。狩人はもうおらんって話やったやん。ほんと、何言ってんの?」



ラグス「………ずっと気になってたんだ。2日目の「くおんが村に見えない」って発言が、どうして「くおんが囲われてる」に繋がるのか。その理由が。」



小世璃「………えっ?」



ラグス「あの発言から俺は小世璃さんを狩人だと思ってたんだ。だから役職持ち臭が人外臭に繋がったんだと。」



小世璃「え?えっ!?どういうこと!?」



キッカ「………なるほど。小世璃さんは、見えすぎていたんですね………」



小世璃「何で?あれってそんな不自然な発言やろか?」



ラグス「うん。不自然だよ。俺もあの日からずっと違和感を感じてたんだ。」



小世璃「は………?」



ラグス「でも、それは小世璃さんが狩人だったら消える程度の違和感だった。………でも狩人はもう居ない。小世璃さんは狩人じゃなかった。そうだよな?」



小世璃「狩人でもないけど人狼でもない!!」




ラグス「俺は小世璃さんを人狼で決め打とうと思う。………同時に、くおんを村人で決め打とうと思うんだ。」



くおん「ラグス………!」



小世璃「嫌や!なぁ何で?考え直してや?僕はそこまで考えてなかったん。ほんと、それだけなんやで………」














【投票時間になりました。投票を開始してください。】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ