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神々の箱庭  作者: 神無月 時雨
現代編
5/31

プロローグ後編

今回も短いけど やっとプロローグ終わり!

プロローグが完成したので、感想お待ちしております。

……

…………

…………………

もう朝なのかな、俺は体を揺さぶられるで次第に目が覚めていき

ぼんやりとしながら目を開けると、そこには、茉莉が居て

「おはよう、お兄ちゃん」と声を掛けてくるものだから

「あぁ……おはよう茉莉…もう、そんな時間なのか?」


茉莉が、俺を起こしに来る時=遅刻してしまう時という

いつもの習慣が身についているので

時間を聞いてみたのだが…


「ううん、もうすぐ朝ごはんできるよ」

「…わかった、着替えてくから先に行ってなよ」

「うん」


ぼんやりとした頭で、昨日の事を考える。


(昨日の事、やっぱり気にしてるみたいだな…

よし!頑張って友達でも作るか

友達といるところを見せれば、

茉莉の気のせいだからと言いくるめられるかもしれないしな)


リビングに降りると、母さんと茉莉が座っていて

俺を見ている…

どうやら待たせちゃったみたいだ。

「おはよう」

「おはよう」

母さんと挨拶を済ませて、席に座ってから茉莉の方を見ると

昨日よりは、大分ましにはなっているが

やっぱり若干伏し目がちな様子で俺を見ているようだ。


「「「いただきます」」」と食事をしていると、

「司、昨日の事は、出張中の父さんに言いましたからね。

 今日、電話が掛かってくるから、出るように」

最初は何の話??と思っていたんだけど

最後の方に、全くゲームの為に、学校を休みたいだなんて 

とか小さな声で母さんが言う所で、俺は思い出した!


(わ~す~れ~て~た~!!こっちも地雷踏んだのを!!

何とか誤魔化さな…もう遅いか、父さんに連絡いっちゃってるみたいだし

はぁぁぁぁ…ゲーム禁止とかならないといいな…)


項垂れる、俺を見て

クスリと茉莉が、笑うところを見ると

どうやら、昨日の話が本当なのだということがわかり

少し気が楽になったのかもしれない


(茉莉の気が楽になったのはいいことなんだけど

 こっちは……自業自得か…いろんな意味で気まずい…)

黙々と朝食を食べていく…


食事の途中 母さんと目が合ったりして

気まずくなっては、目をそらす。

そしたら、茉莉と目が合い

茉莉が苦笑いをしたりするところを見ると

(やっぱり母さんのおかげで、茉莉の気が少しまぎれたのかもな)


出来れば、部屋に戻ってゲームをしたいと言うのが

本音だが……

「茉莉、そろそろ学校いこうか」

「うん、カバン持ってくるね。」

これ以上怒られたくないので、素直に諦めた。


こうして、麻里と一緒に学校に向かって歩きだしたのだけど

(沈黙が辛い……こういう時って何て言って話しかければいいんだ)

掛ける言葉がわからずに、無言のまま歩く俺達


青信号に変わるのを待っていると

「やぁ、司くん おはよう」

「ん、、?おはよう」

(あ~誰だっけ、クラスで見たことあると思うんだけど)

「お友達?」と茉莉が、話しかけてきた。少年を興味深そうにみている


(あ…これチャンスか…?

こいつと仲良くしてる姿を見せれば、

 孤立しているっていうのが嘘だって思わせられるかもしれない)


「司くんは、神様がいるって信じるかい?」

「は??」

「僕は信じてなかった………でもね。昨日神様の声が聞こえたんだ」

(前言撤回 危ない人だ)

茉莉に、悪影響を及ぼす可能性が高いと判断し

「そ、そうか…良かったな。じゃあ学校にいくから」

と俺は話を打ち切ろうとした


「だから…」

少年がポケットからナイフを取り出し、

(え……)  そして、俺に突き刺した

(あれ、腹にナイフが刺さってる…)


「死んでくれないかな……?」

服は血で染まり、意識がだんだんと薄れていく

呆然と立ち尽くす茉莉の顔には涙が流れてて…

「お、お兄ちゃん?!お兄ちゃん!!」

(ば…かやろう…茉莉が泣いちまっ…たじゃねぇか…)


妹が泣く姿を見ながら、俺は意識を失った。


次回からは 掲載してた物を修正したものになります

大筋は同じですが 色々設定が変わったりしてます


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