プロローグ後編
今回も短いけど やっとプロローグ終わり!
プロローグが完成したので、感想お待ちしております。
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もう朝なのかな、俺は体を揺さぶられるで次第に目が覚めていき
ぼんやりとしながら目を開けると、そこには、茉莉が居て
「おはよう、お兄ちゃん」と声を掛けてくるものだから
「あぁ……おはよう茉莉…もう、そんな時間なのか?」
茉莉が、俺を起こしに来る時=遅刻してしまう時という
いつもの習慣が身についているので
時間を聞いてみたのだが…
「ううん、もうすぐ朝ごはんできるよ」
「…わかった、着替えてくから先に行ってなよ」
「うん」
ぼんやりとした頭で、昨日の事を考える。
(昨日の事、やっぱり気にしてるみたいだな…
よし!頑張って友達でも作るか
友達といるところを見せれば、
茉莉の気のせいだからと言いくるめられるかもしれないしな)
リビングに降りると、母さんと茉莉が座っていて
俺を見ている…
どうやら待たせちゃったみたいだ。
「おはよう」
「おはよう」
母さんと挨拶を済ませて、席に座ってから茉莉の方を見ると
昨日よりは、大分ましにはなっているが
やっぱり若干伏し目がちな様子で俺を見ているようだ。
「「「いただきます」」」と食事をしていると、
「司、昨日の事は、出張中の父さんに言いましたからね。
今日、電話が掛かってくるから、出るように」
最初は何の話??と思っていたんだけど
最後の方に、全くゲームの為に、学校を休みたいだなんて
とか小さな声で母さんが言う所で、俺は思い出した!
(わ~す~れ~て~た~!!こっちも地雷踏んだのを!!
何とか誤魔化さな…もう遅いか、父さんに連絡いっちゃってるみたいだし
はぁぁぁぁ…ゲーム禁止とかならないといいな…)
項垂れる、俺を見て
クスリと茉莉が、笑うところを見ると
どうやら、昨日の話が本当なのだということがわかり
少し気が楽になったのかもしれない
(茉莉の気が楽になったのはいいことなんだけど
こっちは……自業自得か…いろんな意味で気まずい…)
黙々と朝食を食べていく…
食事の途中 母さんと目が合ったりして
気まずくなっては、目をそらす。
そしたら、茉莉と目が合い
茉莉が苦笑いをしたりするところを見ると
(やっぱり母さんのおかげで、茉莉の気が少しまぎれたのかもな)
出来れば、部屋に戻ってゲームをしたいと言うのが
本音だが……
「茉莉、そろそろ学校いこうか」
「うん、カバン持ってくるね。」
これ以上怒られたくないので、素直に諦めた。
こうして、麻里と一緒に学校に向かって歩きだしたのだけど
(沈黙が辛い……こういう時って何て言って話しかければいいんだ)
掛ける言葉がわからずに、無言のまま歩く俺達
青信号に変わるのを待っていると
「やぁ、司くん おはよう」
「ん、、?おはよう」
(あ~誰だっけ、クラスで見たことあると思うんだけど)
「お友達?」と茉莉が、話しかけてきた。少年を興味深そうにみている
(あ…これチャンスか…?
こいつと仲良くしてる姿を見せれば、
孤立しているっていうのが嘘だって思わせられるかもしれない)
「司くんは、神様がいるって信じるかい?」
「は??」
「僕は信じてなかった………でもね。昨日神様の声が聞こえたんだ」
(前言撤回 危ない人だ)
茉莉に、悪影響を及ぼす可能性が高いと判断し
「そ、そうか…良かったな。じゃあ学校にいくから」
と俺は話を打ち切ろうとした
「だから…」
少年がポケットからナイフを取り出し、
(え……) そして、俺に突き刺した
(あれ、腹にナイフが刺さってる…)
「死んでくれないかな……?」
服は血で染まり、意識がだんだんと薄れていく
呆然と立ち尽くす茉莉の顔には涙が流れてて…
「お、お兄ちゃん?!お兄ちゃん!!」
(ば…かやろう…茉莉が泣いちまっ…たじゃねぇか…)
妹が泣く姿を見ながら、俺は意識を失った。
次回からは 掲載してた物を修正したものになります
大筋は同じですが 色々設定が変わったりしてます