天使が地上に舞い降りる日
彼女が見たもの。
それは、まぎれもない天使だった。
そう信じることにした。
この世には、見えないものも確かに存在する。
真実と現実。
見えているものだけが総てではない。
『貴方は天使を見たことがある?』
そう聞かれたら、どうしますか?
僕は変わらず
"ない"と答えるだろう。
だけど。
"いるわけない"なんて否定はしない。
代名詞としての天使ではなく、本当の天使。
存在すると信じている。
どこにいるの?
そんなこと判らない。
でも、もしかしたら。
案外近くにいるかもしれない。
不思議な風が吹いたら、
空を見上げてみてごらん?
僕の天使は変わらず、横で笑っている。
あの綺麗な微笑みで。
月日は流れ━━━
今度、僕達は結婚する。
そして彼女が天使を見た
あの日と同じ日には
僕らの天使が地上に舞い降りる。
きっと、その日は晴天だろう。
そして。
この子の誕生日に、君は同じように天使の話しをするんだ。
僕に話しをした、あの公園のベンチで。
その日は
きっと。
同じように、晴天で。
きっと。
同じように、風が吹き抜ける。
そして問いかけるんだ。
『貴方は天使を見たことがある?』
この子は。
何て答えるんだろう?
──ママ、その天使
私だよ──
*************
『え?』
彼女の言葉に僕は尋ねた。
「どーした?」
彼女は、大きなお腹を擦りながら微笑んで。
『今ね…
声が聞こえた気がしたの』
愛しそうに、お腹を見つめながらクスクスと笑って彼女はポソッと呟いた。
『そんなわけないないのにね』
僕は、同じように彼女のお腹を擦った。
来月、彼女は
予定日を迎える。
最終話です。『貴方は、天使を見たことがある?』そう聞かれたら、どうしますか?私は、居ると信じています(*^-^*)というか、この話が書きたかったがために、このストーリーを書きました(笑)文章力が無いのは承知の上なので、評価はご遠慮頂きたいです(/_;)




