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魔素とはただのエネルギーらしい  作者: くじらさめ
第一章 異世界へ
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4.この子をきゅーちゃんと呼ぼう

「ない。ただのキュール」


なんだか怒ってる雰囲気を感じるぞ。なぜだ?暗い過去をお持ちか?昔、親と揉めて1人で出てきたとか?それならばこんな森の中に1人でいる理由にもなるな。他の可能性として家族をなにか事故で失ったことも否定できない。あとの可能性は、


「あまり考えないで。そういうこと」


「ごめんなさい」


読心術?魔法か!?


「心を読む魔法?」


「お兄ちゃん、わかりやすい」


「ぐはあ」


またもや屈辱だ。こんなちんちくりんに手玉に取られている。許せない。反撃だ。きゅーちゃんと呼んでやる。


「なあ、きゅーちゃ」


「やめて」


喉元に手をかざすのはやめてください。あ、目が光ってさっきみたいに粒子を纏ってる。魔法を使っている時はこうなるのか?というか呼吸できない。死にそう。


「…!!」


「私の名前で遊ばないで」


「ぷはあ!…はあ…はあ…ごめんなさい」


「わかったならいい」


「あのさ、キュールさん」


「キュールでいい」


「じゃあキュール、君は何歳なの?」


「17」


「…」


同い年かよ。は?同い年?このなりで?こんなちんちくりんが?不思議なこともあるもんだ。


待ってくださいキュールさん。そんな目で見ながら手をかざさないで。さっきのは苦しいです。


「ごめんなさい」


「まったく」


怖いよこの女。暴力女だ。


「アラタ、その顔からして同い年なのね。ならお兄ちゃんとは呼ばないわ」


「ご自由に」


「アラタ、あなたが空から降ってきた理由、もっと詳しく聞かせてくれない?」

ほら!続いてるよ!まだ折れてない。

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